アクアのエンジンチューンアップ解説

アクアのエンジンのチューンアップとはどのようなものであり、どのような効果があるのでしょうか。

2011年のデビュー以降、ハイブリッドによる非常に優れた燃費性能や手ごろな購入価格が支持されて息の長いロングセラーを続けているトヨタアクア。

売れている車なだけあってアクアは燃費に優れているだけでなく走行性能の面でも街乗りでは不便を感じないだけの性能があるのですが、それでもさすがに高速道路ではパワー不足が気になるという人は少なくないようです。

チューンアップでアクアの走行性能を向上させることは可能なのでしょうか。

本記事ではアクアの主にエンジン周りチューンアップについて解説します。

アクアのエンジンチューンアップ解説|一般的なチューンアップ

一般的に車のエンジンのチューンアップとはどのような事をするのでしょうか。

エンジン周りのチューンアップの代表的なものと言えば、まずマフラー、エアクリーナーの交換があります。

純正マフラーからスポーツマフラーに交換する事で排気効率の向上され、トルクの確保やエンジンの吹き上がりの改善などが可能となります。

エアクリーナーも純正品から高い性能のものに交換する事で吸気が改善され、エンジン効率の向上が図れます。

基本的に吸気と排気は一体であるため、マフラーとエアクリーナーの片方だけを高効率のものに変えるより両方を変える事でより高い効果を得ることができます。

またエンジン周りのチューンアップで人気なものにコンピュータチューンがあります。

これはECU（エンジンコントロールユニット）というエンジンを制御するコンピュータのプログラムを書き換える事により性能アップを図る事で、直接ECUのROMを書き換えたりサブコンなどと呼ばれるECUに割り込ませて作動するパーツを取り付けたりする方法などがあります。

一般的な車の場合と異なり、アクアのエンジンのチューンアップの場合、アクアがハイブリッドカーであるため事情が変わってきます。

ハイブリッドカーはモーターとエンジンを併用するため通常のガソリン車とは吸排気のシステムが異なるため、マフラー交換などでのエンジン性能の向上はあまり期待できません。

またエンジン制御が極めて複雑なためECUを書き換える事も困難であり、エンジン周りのチューンアップの方法はかなり限られたものになります。

限られた方法の中で効果があると言われているアクアのエンジンのチューンアップがMINICONというサブコンの使用です。

MINICONは主に空気と燃料比の調整によってエンジン出力の向上を図っており、スタート時の加速感の向上や燃費性能の向上などが認められています。

効果の大きさに関しては劇的な効果とまではいかなく、まぁまぁ効果があるといった程度の体感に留まる事が多いようです。

取り付けに関しては専門的な知識は不要で、DIYが苦手な方でも説明書を見ながらやれば簡単に取り付けられるでしょう。

基本的にハイブリッドカーであるアクアのエンジンのチューンアップは難しいと考えるべきです。

走行性能を向上させたいと考えるのであればエンジンのチューンアップ以外にも方法はあります。

エンジンのチューンアップ以外での代表的なチューンは足回りのチューンで、ホイールの軽量化は解りやすく走行性能を向上させますし、車高調の装着などでのローダウンによる低重心化も走行性能に影響を与えます。

またドレスアップ目的で装着されることも多いエアロパーツですが、適切なものであれば走行性能の向上に繋がります。

もっともエアロパーツによる走行性能への影響は街乗りでは体感できるケースは少なく、効果が見込めるのは高速道路での走行時などに限られるでしょう。

ここまでアクアの主にエンジン周りチューンアップについて解説してきました。

一般的に車のエンジン周りのチューンアップと言えば吸排気のパーツ交換やコンピュータチューンなどがあります。

しかしアクアはハイブリッドカーであり一般的なエンジン周りのチューンアップの大半は効果が薄いです。

そんな中で比較的効果があると言われているのがMINICONというサブコンの装着です。

基本的にはアクアのエンジン周りのチューンアップは難しいので、アクアの走行性能の向上を図るのであればエンジン以外の部分、足回りなどからの見直しをお勧めします。