アクア Sスタイルブラックの違いを解説

アクアのSスタイルブラックと通常モデルとの違いについて解説します。

2011年にトヨタから発売されたアクアは非常に優れた燃費性能やハイブリッドカーとしては手ごろな購入価格などがユーザーから支持され、現在に至るまでのロングセラーを記録しています。

更に2021年には初のフルモデルチェンジが行われ、今後も日本を代表するハイブリットカーの1つとして販売数を伸ばし続けていくでしょう。

発売から10年以上に渡って売れ続けているアクアには多くのモデルが存在しています。

本記事ではそんなアクアのモデルの1つである特別仕様車Sスタイルブラックについて解説します。

アクア Sスタイルブラックの違いを解説|Sスタイルブラックとは

Sスタイルブラック（S”Style Black”）はアクアのSグレードをベースにした特別仕様車で、2016年に発売され、その後2017年と2020年に再発売されています。

名前の通りインテリアがブラックを基調としたカラーで統一されており、それと同時にデザイン、質感の高級化が行われています。

特にアクアで弱いと言われる内装の品質向上に力が入っているモデルです。

このSスタイルブラックは2度にわたって再発売が行われている事が示す通り、ユーザーからの評価が非常に高いモデルです。

一般的に特別仕様車の評価は通常モデルと比べてどれだけお買い得かによって決まることが多く、Sスタイルブラックもこのお買い得度が高いことがユーザーからの支持につながったと思われます。

Sスタイルブラックの通常モデルとの装備の違いを見てみましょう。

外装で特徴的なのはドアハンドルなどのガーニッシュにメッキ加工が施されていることで、ぱっと見でも分かり易い高級感があります。

内装ではインパネなど車内全般にブラックカラーのパネルを採用し、通常モデルの安っぽい感触のあった内装から大きく質感が向上しています。

またSスタイルブラックでは通常モデルではオプション扱いのトヨタセーフティセンスやスマートエントリーパッケージといった人気の高い装備が標準装備となっています。

Sスタイルブラックと通常モデルとの価格差が、これらの標準装備として無料で追加される装備の価格分だけでほぼ相殺できてしまうため内装外装の追加分は実質無料と言えます。

この辺りのコスパの良さがSスタイルブラックの人気の理由の1つと言えるでしょう。

Sスタイルブラックで選択できるカラーはダークブルーマイカ、ホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、ブラックマイカ、スーパーレッドVの5色です。

得に注目度が高いのはSスタイルブラック専用カラーであるダークブルーマイカでしょう。

ダークブルーマイカっていう特別設定色のアクア見た瞬間一目惚れしたから即決した https://t.co/eoqtdrtRsU
— 101TEA (@uhks_101tea_410) March 4, 2017

ダークブルーマイカは目を惹きつける濃紺の非常に美しいカラーで、このカラーに惹かれてSスタイルブラックを購入したというユーザーもいるほどです。

ただし、美しいカラーな反面、傷や汚れが目立ちやすいカラーなため、手入れには手間がかかるかも知れません。

車を購入後、ある程度乗ったら下取りに出して、新しい車を買うというサイクルで車に乗っているユーザーもいるでしょう。

Sスタイルブラックのリセールバリューは通常モデルと比べてどうなのでしょうか。

アクアの1番の売れ筋である通常モデルのSグレードは中古の流通台数が多い事もあり、比較的値段が安くなりがちです。

それと比べるとSスタイルブラックは通常モデルとの価格差以上にリセールの際は高く売れることが多いです。

一方で他のアクアの特別仕様車クロスオーバーやGRスポーツと比べるとSスタイルブラックはリセールバリューが低い傾向があり、2度の再発売で中古の流通量が多いためか、プレミア的な価格はあまりついていないようです。

ここまでアクアの特別仕様車Sスタイルブラックについて解説してきました。

SスタイルブラックはアクアのSグレードをベースにした特別仕様車で、特に内装においてブラックパネルの採用などで通常モデルと比べて質感を大きく向上させています。

また、通常モデルではオプション扱いのトヨタセーフティセンスなどの人気の高い装備が標準装備として無料で追加されるため、通常モデルとの価格差を考えてもコスパの高いモデルと言えます。

Sスタイルブラックで選べるカラーは全5色ですが、Sスタイルブラックでは専用色であるダークブルーマイカを選ぶことができます。