アクアの補機バッテリーの価格 解説

アクアの補機バッテリーの価格について解説します。

アクアは2011年にトヨタから発売されたハイブリッドコンパクトカーです。

世界トップクラスの低燃費を売りに発売されたアクアは、売り文句通りの非常に優れた燃費性能とハイブリッド車としては手ごろな購入価格などにより、現在まで販売数を伸ばし続けています。

長期間売れ続けている車なため、アクアに乗っているユーザーの中には経年劣化を起こした部品を交換する時期が来ているユーザーも少なくないでしょう。

本記事ではアクアの補機バッテリーの交換について解説します。

アクアの補機バッテリーの価格 解説|補機バッテリーについて

アクアには駆動用（走行用）バッテリーと補助バッテリーという2つのバッテリーが搭載されています。

駆動用バッテリーは車を走行させるモーターに電力を供給するハイブリッドシステムのコアともいえるバッテリーです。

この駆動用バッテリーは寿命が長く、走行距離10万km以上走っても壊れないことが多いため、交換を最後まで行わない事も珍しくありません。

補機バッテリーはガソリン車のバッテリーと同様にカーナビからパワースライドドアまで車内の様々な電力使用を賄っています。

この補機バッテリーの寿命はガソリン車のバッテリーの寿命よりは若干長いですが3～5年程度と言われており、バッテリーの劣化具合を見て交換する必要があります。

劣化してきているのに補機バッテリーを交換しなかった場合、補機バッテリーはバッテリー上がりを起こしてしまいます。

ハイブリッド車の補機バッテリーはハイブリッドシステムの立ち上げにも使われるため、バッテリーが上がってしまうとハイブリッドシステムが立ち上がらず、車が全く動かなくなってしまうため、そうなる前に補機バッテリーを交換した方が良いでしょう。

ガソリン車のバッテリーであればエンジンのかかり具合でバッテリーの劣化を判別できるのですが、アクアはハイブリッド車でエンジン点火のシステムが異なるため、エンジンのかかり具合からではバッテリーの劣化を判別できません。

アクアでもガソリン車と同様にヘッドライトの明るさなどは判断材料になるので、ヘッドライトの明るさが暗くなったように感じてきたら補機バッテリーの交換を検討しましょう。

アクアの補機バッテリーの価格 解説|アクアに適合する補機バッテリー

アクアの劣化した補機バッテリーを交換する場合、新しいアクアに適合する補機バッテリーが必要となります。

アクアに適合する補機バッテリーはアクアの年式によって異なり、2017年6月までに販売されたアクアは型番「S○○B20R」（○○には数字が入る）の補機バッテリー、2017年6月以降に販売されアクアだと型番の末尾に「LN0」が付く補機バッテリーが適合するバッテリーとなります。

ガソリン車のバッテリーとハイブリッド車用の補機バッテリーはバッテリーの仕組み自体はほとんど同じなのですが、バッテリーを格納する場所の違いからハイブリッド車用の補機バッテリーには排気用の仕組みなどが付いており、そのためガソリン車用のバッテリーより価格が若干高くなっています。

ガソリン車のバッテリーをアクアに接続してしまうと、排気が適切に行えずに車内に水素ガスが充満してしまい大変危険ですので、絶対に接続しないようにしましょう。

アクアの補機バッテリーの価格 解説|補機バッテリーの価格

アクアの補機バッテリーを安く買うのであればネットショップでの購入がお得です。

代表的なネットショップでの、バッテリーメーカーGSユアサのハイブリッド車用バッテリーENJ-340LN0の価格を比較してみましょう。

（2021年7月調べ）

1万円を超える製品なので、同じ商品でもショップの違いでそれなりに価格差が出ます。

セールなどで価格が変動するときもありますので、購入前にある程度主要なショップの価格を比較してから購入した方が良いでしょう。

アクアの補機バッテリーの価格 解説|補機バッテリーの交換

アクアの補機バッテリーを交換する方法には自分で交換する方法とカーショップなどに依頼して交換する方法があります。

ガソリン車のバッテリーを交換した経験があるのであれば、自分でアクアの補機バッテリーを交換することも十分可能です。

ただし、ガソリン車とはバッテリーの格納場所が異なりバッテリーが車内のリアシートの下に収納されている事と、バッテリー交換後に排気用のホースの接続が必要な事には注意が必要です。

カーショップに依頼して補機バッテリーを交換する場合、補機バッテリー交換の工賃は非常に安く1000円に満たない事もあります。

しかし、カーショップで販売されている補機バッテリーは価格が非常に割高で、ネットで購入する価格の倍近くすることも珍しくありません。

大半のカーショップは持ち込んだ補機バッテリーの交換作業も受け付けてくれるので、ネットショップなどで安く購入した補機バッテリーをカーショップに持ち込んで交換してもらうのが良いでしょう。

アクアの補機バッテリーの価格 解説|まとめ

ここまでアクアの補機バッテリーの交換について解説してきました。

アクアには駆動用バッテリーと補機バッテリーという2つのバッテリーが積まれています。

補機バッテリーの寿命は3～5年程度で、バッテリーが劣化してしまうとバッテリー上がりを起こしてしまい車が動かなくなってしまうため、そうなる前に交換が必要です。

アクアに適合する補機バッテリーは2017年6月までに販売されたアクアであれば型番「S○○B20R」、2017年6月以降に販売されアクアだと型番の末尾に「LN0」が付くバッテリーになります。

アクアの補機バッテリーの交換を安く済ませたいのであれば、ネットショップでバッテリーを安く購入して、自分で交換する、またはカーショップにバッテリーを持ち込んで交換してもらう方法が良いでしょう。