アクアのブレーキは効かないという口コミについて解説します。
トヨタアクアは2011年の発売以降、快進撃を続けて現在まで売り上げを伸ばし続けている国民的なハイブリッドカーです。
ハイブリッドによる優れた燃費性能や、ハイブリッドカーとしては手ごろな購入価格などが人気の理由と言われています。
しかし、一方でアクアはブレーキが効きづらいという声も上がっているようです。
本記事ではアクアやハイブリッド車のブレーキについて解説します。
アクアのブレーキは効かない?|ハイブリッド車のブレーキ
アクアに限らず、これまでガソリン車に乗っていて初めてハイブリッド車に乗ったという方の中にはブレーキに違和感を感じる方が少なくありません。
それはアクアを含むハイブリッド車のブレーキはガソリン車とは異なり、回生ブレーキという仕組みが使われているからです。
回生ブレーキとは車が止まる力を利用してモーターを逆に回す事で発電して、バッテリーに充電する技術です。
この技術によってハイブリッド車は優れた燃費を実現しているのです。
アクアのブレーキは効かない?|ハイブリッド車のブレーキ2
ハイブリッド車は回生ブレーキによってブレーキで充電を行っていますが、回生ブレーキだけだと十分なブレーキにならないので、ハイブリッド車は回生ブレーキと通常の油圧式ブレーキを協調させて、ブレーキ力とバッテリーへの充電を両立させています。
この協調によるブレーキのシステムを回生協調ブレーキといいます。
具体的にはコンピューターが車の速度とブレーキペダルの踏み具合から必要とされるブレーキ力を算出し、最も効率的に充電できるよう回生ブレーキと油圧式ブレーキのバランスを決めています。
この回生ブレーキと油圧式ブレーキのバランスのセッティングは車種ごとに異なるため、ハイブリッド車はガソリン車と比べて車種によるブレーキの違いが大きいです。
この様にハイブリッド車では複雑な仕組みによってブレーキがかかるため、ガソリン車の単純な油圧式ブレーキと比べてハイブリッド車のブレーキはフィーリングが異なってしまうため、アクアを含むハイブリッド車のブレーキは効きづらいと感じてしまう人もいるようです。
スポンサーリンクアクアのブレーキは効かない?|アクアのブレーキの評判
ハイブリッド車であるアクアは回生ブレーキと油圧式ブレーキの協調によってブレーキをかけているのですが、アクアのブレーキのバランスのセッティングはあまり評判が良くありません。
アクアのブレーキは軽くブレーキを踏むとあまり効かないが、ブレーキを少しづつ踏みこんでいくと、あるラインを超えると急に強くブレーキが利く、という声が多いです。
そのためアクアはいわゆるカックンブレーキが起きやすいと言われています。
ブレーキが効かないというよりは癖が強いという感じですが、対処法としては運転を繰り返してアクアのブレーキに慣れる以外にはないでしょう。
また、アクアは下り坂のブレーキが利きづらいという声があります。
回生ブレーキによる充電を重視するDレンジでは、急だったり距離があったりする下り坂の場合、ブレーキが十分に効かないことも多いので、強めのブレーキが必要な下り坂では必ずBレンジでブレーキをかけるようにしましょう。
アクアのブレーキは効かない?|プリウスのリコール
アクアの上位車種ともいわれるプリウスはブレーキの不具合で複数回のリコールを起こしています。
一番最近のリコールは、2019年4月から6月にかけて生産されたプリウスを含む数車種の車で油圧ブレーキのブレーキブースタポンプに不具合があり、場合によってはブレーキの制動距離が延びる可能性があるというものです。
リコールの対象車種にアクアは含まれていないのですが、アクアに近い車種のブレーキでリコールが起きたのであれば、アクアのブレーキにも悪いイメージを持ってしまう人も少なくないでしょう。
スポンサーリンクアクアのブレーキは効かない?|まとめ
ここまでアクアやハイブリッド車のブレーキについて解説してきました。
アクアを含むハイブリッド車のブレーキは回生ブレーキという仕組みでブレーキと同時に充電を行っており、そのためガソリン車のブレーキとはブレーキのフィーリングが異なる事があります。
アクアのブレーキには癖があり、カックンブレーキが起きやすいです。
アクアで急な下り坂や距離のある下り坂を降りる場合、Dレンジではブレーキの効きが不十分な場合があるのでBレンジに入れるようにしましょう。