アクアで使えるガソリンの種類について解説します。
トヨタアクアは2011年の販売開始以降、ハイブリッド車としては安価な価格設定や非常に優れた燃費性能などが評価されて現在至るまで息の長いヒットを続けています。
長期にわたって売れ続けているアクアは免許を取りたての人から選択される事も多く、アクアが初めての購入した車だったという人も少なくないでしょう。
本記事では車にあまり詳しくないという人向けにアクアで使えるガソリンの種類について解説します。
アクアで使えるガソリンの種類解説|ガソリンの種類
ガソリンには大きく分けてレギュラーガソリン(レギュラー)、ハイオクガソリン(ハイオク)、軽油の3種類があります。
これらはまず原油を蒸留して精製する際の沸点の差でガソリンと軽油に分離され、その後の精製過程を経て最終的にはガソリンの性質であるオクタン価によってレギュラーとハイオクに分かれます。
レギュラー、ハイオクのガソリンはガソリンエンジンを搭載したガソリン車で使われます。
ガソリン車は車種によってレギュラーとハイオクのどちらを使うかが指定されており、日本車はレギュラー指定車の割合が多いですが、輸入車や高出力エンジンを積んだ車などはハイオク指定車になる事が多いです。
一方、軽油はディーゼルエンジンを搭載したディーゼル車でのみ使われます。
価格は精製の過程でより多くの基材を必要とするハイオクが一番高くなります。
レギュラーと軽油の原価にほとんど差は無いのですが、レギュラーと原油では税金の額が異なり軽油の方が税金が安いため、結果として軽油がレギュラーより安くなっています。
アクアで使えるガソリンの種類解説|アクアで使えるガソリン
アクアはハイブリッド車ですがモーターとガソリンエンジンを併用しているため走行にはガソリンを使います。
アクアはレギュラー指定車なため基本的にはレギュラーガソリンを使います。
軽油を給油してしまうと車の故障に繋がりますので絶対に軽油を使ってはいけません。
ガソリンスタンドの店員が間違える事は無いでしょうが、最近はセルフ式のガソリンスタンドも増えていますので自分で給油を行う際は良く確認して給油を行うようにしましょう。
スポンサーリンクアクアで使えるガソリンの種類解説|アクアにハイオクを使う
先述の通り軽油をガソリン車に給油してしまうと車の故障に繋がります。
またハイオク指定車にレギュラーガソリンを使ってしまうと、これも故障に繋がります。
それらに対してレギュラー指定車にハイオクガソリンを給油する事は問題ないどころか車種によっては燃費や出力が向上したりハイオクに含まれるエンジン洗浄剤の効果でエンジン内部がクリーンになるなどプラスの効果をもたらす事があると言われています。
それではレギュラー指定車であるアクアにハイオクガソリンを給油するのはどうなのでしょうか。
諸説あるのですが体感できるような性能の向上はない、というのが多数派の結論のようです。
またエンジン内部の洗浄の効果に関しても汚れが落ちるのが目に見えるわけではないので理屈の上では多少は汚れが落ちるはず、といった気持ち程度の効果にとどまります。
アクアにハイオクガソリンを入れて故障したという話もありませんので、ある程度アクアの購入から年数がたっていて新車の頃に比べて調子が良くないと感じるようなら、試しに入れてみても良いのではないでしょうか。
アクアで使えるガソリンの種類解説|ガソリン添加剤
エンジン内部の洗浄を行いたいのであればガソリン添加剤を使うという方法があります。
ガソリン添加剤とは燃料タンクに入れてガソリンと混ぜて給油する事でエンジン内部の汚れを落とすことができる薬品で、ある程度走行距離が長い車に使用されます。
効果の方は車の状況などによってまちまちですが、レギュラー指定車にハイオクガソリンを給油する事に比べれば洗浄を目的として開発された商品ですのである程度の効果は期待できます。
ただしガソリン添加剤もエンジンオイルなどと同様に値段によって性能にハッキリ違いが出る類の商品なので、使うのであれば安すぎるものは避けてある程度値段が高くても評判の良いものを使うようにしましょう。
スポンサーリンクアクアで使えるガソリンの種類解説|まとめ
ここまでアクアで使えるガソリンの事を中心に解説してきました。
ガソリンにはレギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油の3種類があり、アクアは基本的にはレギュラーガソリンを使います。
アクアはレギュラー指定車であり、軽油は故障のもとになるため絶対に給油してはいけません。
アクアにハイオクガソリンを給油する事は故障などの原因にはなりませんが、性能向上の効果はあまり期待できません。