プリウスのエンジン異常音の原因について解説していきます。
普段のっている車からエンジン音の異常を感じると不安になってしまいますよね。
何しろエンジン部分なだけに、車が止まってしまう、最悪爆発するのではと思ってしまう人もいるでしょう。
プリウスのエンジン音の異常には様々な原因があり、対処法もそれぞれです。
ブログや口コミ掲示板から、プリウスのエンジン音の異常のケースを紹介します。
プリウスのエンジン音異常の原因1:EGRバルブ
プリウスのエンジン音の異常でネット上でも多く摂り上げられているのが「EGRバルブ」の不具合です。
EGRとは、プリウスに搭載されている機能で、排気ガスの一部を再燃焼させるシステムのことで、燃費を向上させたり窒素酸化物などを減少させてエコに貢献します。
しかし2018年10月~2012年8月の期間に生産されたプリウスは、エンジンを十分に温めずに数分ずつの走行をくりかえしていると、排気ガス中の汚れがバルブに付着してしまい、エンジンに不具合が発生するケースが報告されています。
エンジン音の異常や振動が起こるのですが、EGRバルブの修理は業者に依頼するしかありません。
プリウスのエンジン音異常の原因2:オイル不良
エンジンは多くの金属部品で造られていて、摩擦音や振動などが響く部位です。
その為に、エンジンオイルにより油膜でコーティングをすることで、摩擦を軽くしたり焼きつくのを防いでいるのです。
プリウスのエンジン音で異常がする場合には、オイルの量が不足していたり、劣化していることも考えられます。
多くは「カラカラ音」がするというものですが、異音が発生した時には既に鉄粉や汚れが詰まってドロドロになっている可能性が高いのです。
慌ててエンジンオイルを足しても既に遅く、オーバーホールが必要になることもあります。
プリウスのエンジン音異常の原因3:エンジンルーム内の共振音
プリウスのエンジン音が異常な場合には、シンプルな原因の場合もあります。
走行時にモーターからエンジンに切り替わり、低速走行をした時に、エンジンから「ブーン」という異音がすることがあります。
低速走行をしていることもあり音が響いてしまうのですが、これはプリウス30系の前期モデルの多くに見られる現象と言われています。
原因はパーツ同士が共振して異音を発生させているものです。
パーツの間をクッションで固定して共振しない様にすればおさまります。
プリウス30系で走行距離が長く、この現象が起きる時にはディーラーに相談してみると、意外とあっさりと修理できます。
プリウスのエンジン音異常の原因4:異物が入り込んだ
プリウスのエンジン音の異常は様々なケースがありますが、音が大きいとそれだけ周囲の目を引くし不安も大きくなります。
とにかく大きな「バリバリ音」や「バタバタ音」が数秒間しておさまるというものです。
この様な場合、エンジン内に小動物が入り込んだ可能性もありますので、一度確認しておきましょう。
もしも何も異物がなくても、無理をして乗り続けずに、ディーラーに連絡をした方が良いでしょう。
システムの不具合であるか、カムシャフト等パーツの不具合によるかで対処法が変わってきます。
異音がした時に振動がしたかなども重要なポイントになりますので、慌てずにチェックしておきましょう。
プリウスのエンジン音異常:放置すると…
プリウスでエンジン音の異常があったけれども、しばらくしたら治まったのでそのまま乗り続けてしまう人もいます。
しかし異音を放置して次に焦げ臭いニオイがする時には、一刻も早く安全な場所に車を止めて、JAFなどに連絡を入れた方が良いでしょう。
ニオイがするということは、エンジンが焼き付いていたり、パーツが不具合を起こしている証拠です。
放置しておくと、車両火災など大きなトラブルに発展する可能性があり大変危険です。
異音が発生したらそのまま放置せずに、車からのSOSサインだと思って速やかに対処することが大切です。
プリウスのエンジン音異常:まとめ
プリウスでハイブリッドの場合、静かな車内にエンジン音の異常があると驚いてしまうでしょう。
異音の原因は非常に数多くあるので、素人が勝手に判断することはできません。
中にはEGRの不具合など、リコール対象になっているものもあります。
保証期間内ならば費用もかかりませんので、こまめに車の状態を確認して早目に修理に出す様にしましょう。