プリウスの10万キロ走行時メンテナンスが必要かどうかを解説していきます。
車は定期的なメンテナンスをすることで、かなり長持ちしてきます。
乗る前の事前の点検だけでなく、半年点検、1年点検と法定点検、これらの定期的点検を行い、キチンとメンテナンスを行うことで、車の性能を維持します。
これは、ハイブリッド車の代表格でもあるプリウスでも同じことです。
とくにガソリン車と比べて、異なるメカニズムしているので、メンテナンスは気になる所です。
プリウス10万キロ走行のメンテナンス:10万kmが目安?
今の車は性能が良くなっているので、10万kmはおろか、20万kmでも、しっかりと走ってくれます。
しかし、10万kmを越えると色々な部分が劣化したり磨耗等も発生します。
これはプリウスでも同じことです。
ブレーキ等を含めた機械的な部分のパーツ交換や補修も必要になってくることがありますので、10万kmを越えた時点で一度カーディーラーにメンテナンスの相談をした方がいいでしょう。
その中でも、特に気になる箇所は、やはりバッテリー関係ではないでしょうか?。
ハイブリッド車のバッテリーは、エンジン始動用の補機バッテリーの他に、動力バッテリーがあるので、定期的な交換の必要性を考えてしまうことでしょう。
プリウス10万キロ走行のメンテナンス:バッテリーメーカーの保証
プリウスで使われている動力バッテリーのメーカー保証は、「5年間か10万km達するか」どちらか早い方が目安となってきます。
この保証内で交換することも意識しておくと、メンテナンスにかかる費用の節約になります。
この期間内で交換をするプリウスのオーナーは少ないようです。
20万kmを越えてもなお、交換せずに平気で走れるプリウスが多いので、品質の高さに驚かされてしまいます。
これは、バッテリーの充電特性に大きな理由がありそうです。
一般的なニッケル水素は充電回数500回程度でバッテリーの寿命が終わってしまうも言われているのですが、プリウスはどうなのでしょうか?
プリウス10万キロ走行のメンテナンス:プリウスのバッテリー
前項で触れたニッケル水素の500回という充電寿命は、完全に放電して満充電した時の前提です。
これと比べて、プリウスに使われている動力バッテリーは、40%~80%の範囲内でしか運用しないように設定されているので、かなりの長寿命対応化が図られているのです。
また、バッテリーへの過充電や過放電をしないようにコンピューター制御で調節していることも長寿命化に貢献しています。
このようなことから、バッテリーの寿命をできるだけ伸ばそうとするために運転の仕方に気をかけるドライバーもいますが、その必要性はありません。
プリウス10万キロ走行のメンテナンス:インバーターも気にしておこう
プリウスで、10万kmを越えた時点で気にしておきたい箇所がもう1つあります。
それはインバーター。
インバーターは、バッテリーに電気を送る役目をしています。
他の電気製品でも、よく使われる部品ですが、年数や使用回数で、確実に劣化していきます。
経年的な劣化もあるくらいです。
普段、インバータは滅多に壊れることはあまりないのですが、突然におとなしくなってしまい、いきなり故障してしまうケースもあります。
修理や交換の費用となると、10万円程度必要になってきますので、10万km~15万kmのスパンで交換した方が安心と言われています。
プリウス10万キロ走行のメンテナンス:基本的なパーツ交換はするべき
冒頭でも述べたように、やはりパーツの交換をすべき箇所はキチンと手当てしておくことです。
足回りの部分は、ブレーキパットやサスペンション関係も交換を考慮しておくことです。
また、ハイブリッド車なので、どうしてもバッテリー関係を中心に考えてしまうでしょうが、カゾリンエンジンも積んでいるので、エンジンオイルの交換やオイルフィルター等も交換しておくことです。
ブレーキフルード、冷却水の補充・交換も車の寿命を伸ばすので、日頃からこの点も意識しておきたい点です。
これらの部分は10万km走行前でも普通に交換すべき箇所でもあります。
トヨタの定期点検メニューを活用
プリウス10万キロ走行のメンテナンス:まとめ
10万km時点でメンテナンスはやっておくべきでしょう。
また、トヨタのディーラーでは、定期点検の2年、3年等のパックメニューを用意していますので、これを契約すると、格安のメンテナンスが受けられます。
この中で、10万km点検と掛け合わせて見てもらうこともおすすめです。
何れにしても、このタイミングでのメンテナンス実施は、後々の寿命にも、大きな影響があるはずです。