NBOX 自転車の乗せ方は?
NBOXのカタログなどでは、大人用自転車を積み込める説明がありますが、実際にどのサイズの自転車を何台積めるのか、分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、NBOXへ積載可能な自転車のサイズや台数、固定方法などを中心に解説します。
NBOX 自転車の乗せ方|何台積める?
ここでは、大人用・子供用自転車が何台積めるのかを詳しく解説します。
大人用自転車
結論から先に言ってしまうと、一般的な大人用26~27インチサイズの自転車は、最大で2台まで積むことが可能です。
ただし、このサイズの自転車は、後部座席を倒すシートアレンジを利用したり積載方法を工夫する必要があります。
電動アシスト付自転車はタイヤサイズこそ小さいですが、フレームの大きさが26インチサイズとほぼ同じ規格に設計されていることや、カゴのサイズが大きいことから、積み込める台数は、26~27インチサイズと同様になります。
子供用自転車
12~22インチ自転車の場合には、シートアレンジなどを利用することで、3台をそのまま積むことが可能です。
24インチ以降のサイズについては、大人用自転車と同じく最大で2台までの積載となります。
これは、タイヤやフレームサイズが小さくなっても、ハンドルバーやペダル部分などの幅は大人用と変わりないことが要因となっています。
また、補助輪等を装着した自転車の場合には、さらに積み込める台数が少なくなる場合もありますので注意して下さい。
折りたたみ式自転車
折りたたみ式自転車の場合、明確なインチ数が明示されていることが少ないため一概には言えませんが、折りたたみ時の平均サイズを全長850mm・全幅500mmとした場合、3~4台分の積載が可能となります。
上記はあくまで計算上の台数となり、車種によってサイズが大幅に異なること、カゴ等のオプション品を加味していないことなどから、あくまでも大まかな目安と考えてください。
NBOX 自転車の乗せ方|積み込み方
ここからは、具体的な積み込み方法を説明します。
まず、24~27インチ自転車の平均的な全長は以下の通りです。
- 24インチ:1,600~1,700mm
- 26インチ:1,770mm
- 27インチ:1,850mm
この数字を見ても分かるように、タイヤサイズが大きくなるにつれて全長が長くなり、このままでは、荷室長サイズが約1,440mmのNBOXには積載できません。
そこで、シートアレンジを行い後部座席を倒す必要がありますが、この際倒したシートと前部座席との間に必ず200mm程度のスペースが生まれる設計となっています。
このスペースに、自転車の前輪を横向きに格納することで、荷室長のサイズを超えた自転車でも積み込むことができるのです。
そのため、自転車を積載する場合には、必ずハンドルの方から積み込まなければなりません。
NBOX 自転車の乗せ方|固定方法
自転車を積み込んだら、運搬途中に倒れないよう必ず固定しましょう。
最も簡単な方法は、荷室にあるフックと後部座席のアシストグリップを使った固定法です。
まずは荷室のフックにベルトを装着し、積み込んだ自転車のサドル部分に巻き付けて反対側のフックへ、ベルトを固定します。
次に、アシストグリップにベルトを装着し、同じ要領でハンドルの支柱部分にベルトを巻き付け、反対側のアシストグリップへ固定を行えば完了です。
前後の動きが気になる場合は、ハンドルからヘッドレストの支柱部分に向かって固定箇所を増やせばより安定します。
固定用のベルトはホームセンターやサイクリングショップなどでも購入できるほか、「タイダウンベルト」という名称でディーラーオプションとして購入することも可能です。
NBOX 自転車の乗せ方|注意点
NBOXは、大人用自転車を最大で2台積むことが可能ですが、積み込みを行う際に注意しておきたい点があります。
シート汚れ
まず1つ目は、シートが汚れやすくなっている点です。
大人用自転車などを積載する場合には必ず後部座席を倒すシートアレンジを行い、倒した席と前席のスペースに自転車のタイヤ部分を格納します。
この際、自転車のタイヤやホイール部分が、倒したシートの表面に接触し汚れてしまう可能性があります。
NBOXのシートは、アイボリー系の明るい色で汚れが目立ちやすいため、自転車を積載する場合には、バスタオルや毛布などでシートを保護する工夫をしましょう。
バンパー部分の傷
2つ目は、バンパー部分に傷が付きやすい点です。
NBOXは、燃料タンクのレイアウトを車体中心部へと移動した低床設計となっているため、バンパー位置が低く、簡単に自転車を積み込むことができます。
その反面、ペダル部分とバンパーが接触しやすい構造ともなっているため注意が必要です。
こちらの場合には、毛布を敷くことやディーラーオプションである「カーゴライナー」などを使用して保護できるため、必要に応じて導入を検討してください。
NBOX 自転車の乗せ方|まとめ
今回は、NBOXに自転車を何台積めるのか、固定方法などを中心に解説してきました。
大人用自転車は最大で2台、子供用自転車は3台ほどを積み込むことが可能な計算ですが、車種などにより若干のサイズ差があるため、あくまでも目安として覚えておくとよいでしょう。
積載後は、自転車が倒れてガラスが割れてしまう事故を防ぐ意味でも、丈夫なベルト等を使用し確実に固定してください。
また、毛布やシートを利用して、自転車と車体を保護することもおすすめします。