プリウスの鍵の電池交換(3代目)をしたことがありますか。
3代目プリウスは2009年に発売開始された、人気のハイブリッドカーです。
高度なイモビライザーシステムが標準装備され、ドアの施錠開錠はもちろん、ハイブリッドシステムの起動もスマートキーで行います。
ここでは、プリウスの鍵の電池交換(3代目)について調べてみました。
プリウスの鍵の電池交換(3代目)|スマートエントリーキー
3代目プリウスの鍵は、車両の盗難防止を担っているイモビライザーシステムに対応した「スマートエントリーキー」です。
車両本体のコンピューターと反応して作動します。
車両と対応した電子IDコードをもつ鍵をポケットに入れておけば、ドア、ボンネット、トランクなどが取手に触れるだけで開くことができます。
また、電子IDコードの一致する鍵を持っていなければ、ハイブリッドシステムそのものを起動することができません。
便利で心強いイモビライザーシステムですが、スマートエントリーキーの電池が弱ってしまうと、ドアの開け閉めやハイブリッドシステムの起動にも支障が出ます。
プリウスの鍵の電池交換(3代目)|電池交換費用
3代目プリウスの鍵は、3ボルトのボタン電池CR1632一つで作動しています。
スマートキーの電池交換費用は、ディーラーでも1000円弱程度、ホームセンターやカー用品店でも同じくらいの値段です。
ボタン電池自体が高くても1個300円程度ですので、工賃は500円前後でしょう。たいした工賃ではないともいえます。
しかし、電池が弱ってきたなと感じたときに、ちょうどディーラーや各種ショップにいくことができるとは限りません。
それほど難しい手順が必要なわけではありませんので、交換方法を覚えておけば、いざという時に費用だけではなく時間も節約できます。
プリウスの鍵の電池交換(3代目)|電池交換の準備
一般にスマートキーの電池寿命は2、3年程度といいます。
ドアの施錠や開錠の反応が鈍くなってきたり、車のスイッチを切った時にキーバッテリーの残りがわずかという表示がちょくちょく出るようになったりしたら、電池が弱ってきた証拠です。さっそく電池交換の準備をしておきましょう。
3代目プリウスの鍵の電池交換をする準備は、2代目プリウスよりも簡素化されて、精密ドライバーなどは不要になりました。ボタン電池CR1632を1つ準備するだけです。
プリウスの鍵の電池交換(3代目)|電池交換の手順
電池交換は以下の手順でできます。
1)スマートキーの横にあるボタンを押しながら、キー本体に刺さっているメカニカル・キーを抜く。
2)抜き取ったメカニカル・キーの先端を本体の窪みに差し込んで、左右に抉り、本体を開く。
3)基盤をそっと持ち上げるとボタン電池が現れるので新しい電池と交換する。
4)手順1)から3)を逆に辿って元の形に戻す。
おそらく、すべての手順を丁寧に行っても、所要時間は5分程度ではないかと思います。
安全性能に関わらないような愛車のケアは、できるだけ自分の手でやるようにすると愛着も一層湧きます。
プリウスの鍵の電池交換(3代目)|もしも電池が切れてしまったら
プリウスはスマートエントリーキーの電池が上がってしまっても、内蔵されているメカニカル・キーを使ってドアを開錠することができます。
また、ハイブリッドシステムも、以下の手順で起動することができます。
1)ブレーキペダルを踏む
2)そのままスマートエントリーキーのトヨタマークのある面でパワースイッチに触れる。
3)“ピーッ”というブザー音が鳴ることを確認。
4)ブザーから10秒以内に、もう一度パワースイッチを押す。
以上の操作でハイブリッドシステムを起動することができます。
一連の作業の間、ブレーキペダルを踏んだままの状態を保つようにしてください。
プリウスの鍵の電池交換(3代目)|まとめ
3代目プリウスのスマートエントリーキーの役割と電池交換の方法をまとめました。
スマートエントリーキーはドアなどの施錠解錠のほかにハイブリッドシステムを起動する大事な役割を担っています。
電池交換は5分か10分でできます。
電池が弱ってきた兆候を確認したら、迷わずできるだけ早く交換することをお勧めします。