プリウスの代表的な警告灯の一覧を紹介をします。
プリウスの警告灯には、多くの種類の警告灯がありますが、その中でも、全グレードに表示機能として存在するもの、命に関わってくる重要度の高いブレーキ関連のもの、ハイブリッド車ならではのもの、温度異常に関連したものをピックアップして説明していきます。
最後に、警告灯に関して、普段からどういった心構えが必要なのかという見解を述べたいと思います。
プリウスの警告灯の一覧|全車標準の警告灯
全部合わせると、10以上もの種類の警告灯がありますが、まず最初に、グレードやオプション装備に関わらず、全車に標準化されている警告灯の紹介をします。
プリウスの場合、半ドア警告灯・燃料残量警告灯・シートベルト非着用警告灯の3種類があります。
半ドア警告灯とシートベルト非着用警告灯については、ドライバーとしてだけでなく、同乗者として車に乗る際にも経験された方が多いのではないでしょうか。
いわゆる、うっかりミスが原因となるもので、自分では気付いていないことが多いと思われます。
ですが、その後、しっかりドアを閉めたり、シートベルトを締め直すことで、警告灯は表示されなくなります。
また、燃料残量警告灯についても、規定の量以上に燃料を補給してやれば、表示されなくなります。
プリウスの警告灯の一覧|ブレーキ警告灯
ブレーキ警告灯は、警告ブザーとも呼ばれ、ブレーキ液が不足していたり、何らかの原因でブレーキ系統の異常がある場合に表示されます。
ブレーキペダルを踏んでも、減速しにくいような感じを受けたら表示されることが多いです。
アクセルペダルの故障も良くないことですが、それ以上に停止してくれなくなることは、最悪の場合、大事故につながりかねないので、ブレーキペダルの故障は何としてでも避けなければなりません。
また、名前の通り、表示だけでなく、ブザーが鳴り、音でも知らせてくれるのは、大変助かります。
命に関わってくることなので、ブレーキ警告灯は、警告灯の中でも軽視できないものなのではないでしょうか。
プリウスの警告灯の一覧|電子制御ブレーキ警告灯
電子制御ブレーキ警告灯は、回生ブレーキや電子制御ブレーキが上手く作動しなくなると表示される警告灯です。
いわゆる、エンジンブレーキの効きが悪くなった際に発せられるもので、勾配の大きい高速道路や山道の下り坂を走行する際に、AT車のシフトポジションをD(ドライブ)→B(ブレーキ)or S(セカンド・スポーツモード)or M(マニュアルモード)に入れても、どんどん加速の勢いが止まらず、アクセルペダルを踏んでいないのに、スピードが上がってしまうと表示されることが多いです。
もちろん、市街地等の平坦な道では、エンジンブレーキを使用する機会は稀ですが、高速道路や山道では、使用する場面も出てくるかと思いますので、電子制御ブレーキ警告灯も疎かにはできません。
プリウスの警告灯の一覧|エンジンやバッテリー関係の警告灯
エンジンやバッテリーの異常で発せられる警告灯には、充電警告灯や油圧警告灯、エンジン警告灯があります。
プリウスの良さは何と言っても、ハイブリッド車であり、燃費がかなり良いことだと思います。
燃費が良いとガソリンを何度も補給しに行く必要がなくなり、経済的にも優しくなります。
それを実現させているハイブリッドシステムに何らかの異常が起こってしまうと、表示される警告灯のことで、運転していても、思うように燃費が良くないなと感じることが何度も続けば、発せられることも多くなってきます。
大事故につながるような危険サインではありませんが、せっかくのハイブリッド車が宝の持ち腐れ状態になっている証拠なので、発せられた際には、すぐに点検をしてもらうのが良いのではないでしょうか。
プリウスの警告灯の一覧|温度異常を知らせる警告灯
温度異常を知らせる警告灯には、PCS警告灯と高水温警告灯があります。
PCS警告灯は、真夏における炎天下や真冬における極寒のもとに車が長時間さらされていたりすることで、各種作動が鈍くなった際に発せられることが多いです。
高水温警告灯は、エンジン冷却水が高温になっていることを知らせるもので、真夏の炎天下に車を止めておいた際に、表示されることもあります。
いずれにしても、極端な温度変化が原因で発せられるサインと言えます。
私たちの体もそうですが、車にとっても、暑い・寒いといった環境は苦手なので、駐車場や道路脇に車を駐車する時は、なるべく日陰を選んだりする等の工夫をして、これらの警告灯を表示させないことが大切なのではないでしょうか。
プリウスの警告灯の一覧|まとめ
プリウスの警告灯には、実に様々な要因から発せられるものが数多く存在していることが分かります。
信号機の赤や黄と同じで、車に対して、何らかの危機サインをメッセージとして表してくれていることには違いありません。
車は大変便利な乗り物ですが、その反面、大事故を引き起こす可能性も秘めた乗り物とも言えるので、日頃から、取扱説明書の警告灯の意味をしっかりと把握しておくことが大切になってくるのではないでしょうか。