プリウスがガス欠になったとき、どのような対処をすればよいか御存知でしょうか?
ハイブリッド車であるプリウスはガソリンだけで走るわけではありませんが、バッテリーを使いきってしまえば、ガソリン車がガス欠したときと同じように走行できなくなってしまいます。
ここでは、プリウスがガス欠に陥ってしまったときの対処方法について、具体的に紹介していきます。
プリウスのガス欠時の対処法①|給油警告灯が点灯しても焦らない
プリウスなどのハイブリッド車の場合、仮にガソリンが切れたとしても、バッテリーの電力である程度は走れます。
ただし、バッテリー容量としては小さいため、渋滞時や坂道などでは安心できません。
もし給油警告灯が点灯した場合、まずは一度停車し、スマホなどを使って、移動可能なエリアにガソリンスタンドがないか確認してみましょう。
やみくもに探し、道の真ん中で完全に走行が停止してしまうと、二次災害を起こしてしまう危険もあるため、焦らず冷静な判断が重要となります。
また、高速道路などでは可能な限りサービスエリアに入るようにし、不可能な場合は高速道路から降りて、救援を待つようにしましょう。
プリウスのガス欠時の対処法②|無理な運転はしない
ガス欠に陥ったときは、カーブや坂道で車両が傾いたときに、ポンプが燃料を扱うことができなくなってしまうため、エンジンの回転数も頭打ちになってしまいます。
そのため、車自体に不具合が発生してしまう恐れがあるため、近くにガソリンスタンドがある場合は直ぐに入るようにしましょう。
もし、近くにガソリンスタンドがない場合は、それ以上の無理な運転を避け、対向車や後方車の邪魔にならない場所に車を停車させましょう。
エンジンが止まってしまうと、ブレーキのブースターが機能を果たさなくなり、ブレーキの踏みこみに力が必要となり、パワステも効かなくなってしまうので危険です。
むやみに車を走らせようとせず、車に余計な負荷を与えないことが重要となります。
プリウスのガス欠時の対処法③|JAFや保険のロードサービスも検討する
ガス欠で車が完全に止まってしまったとき、歩ける距離にガソリンスタンドがあれば、携行缶を借りて給油することができます。
ただし、最近では携行缶が用意されていないセルフ式のガソリンスタンドが増えているので、給油できない場合もあります。
さらに、自分で携行缶を持っている場合でも、セルフ式のガソリンスタンドで携行缶に自分でガソリンを給油するのは法律で禁止となっているので注意が必要です。
ガソリンスタンドがなく、給油できない状況に追い込まれた場合は、JAFや保険のロードサービスを呼ぶようにしましょう。
プリウスのガス欠時の対処法④|日頃の点検を忘れないこと
ガス欠に陥ったときでも、近くにガソリンスタンドがあれば、なんとか対処できますが、最近では全国的に高速道路でのガソリンスタンド閉鎖が増えています。
これはハイブリッド車といったエコカーや低燃費車が増えてきたことや燃料費が高騰し、車の使用自体を控える方が増えてきたことが背景にあると考えられています。
高速道路においても、区間によってはガソリンスタンドが100km以上ないケースもあるため注意が必要です。
このような場所でガス欠になってしまうと大変危険なので、日頃から実燃費をトリップメーターと給油量で計測しておくようにしましょう。
プリウスのガス欠時の対処法⑤|けん引を検討する
救援が来られない場合は、「けん引」をしてもらうことも対処方法の一つです。
しかし、けん引してもらうときは、けん引される車(プリウス)よりも、大きくて重量のある車に依頼するのが一般的で、これが逆の場合は、ボディなどに深刻なダメージが及んでしまうこともあるので注意しましょう。
また、けん引を行なうときは、非けん引車とけん引車、そしてけん引ロープの長さを合わせた全長は25m以内にすることが法律で定められているので、こうした点も注意が必要です。
さらに、けん引時はギアをニュートラルに入れますが、パワステはきかず、ブレーキも通常の踏力では効かないので気をつけましょう。
プリウスのガス欠時の対処法⑥|その場に合った対処をとる
ここまで、プリウスのガス欠時の対処法がお分かりいただけたでしょうか。
ガス欠といっても、どのようなシチュエーションで起こってしまったかによって対処方法も変わってきます。
冷静に、その場に合った対処をとるようにしたいですが、それ以上にガス欠が起こらないよう、日頃から点検を欠かさないことが重要です。
メンテナンスに気をつけて、快適なドライブを楽しむようにしましょう。