NBOXターボのおすすめオイルの解説をします。
現在NBOXターボに乗っているのだけれどもエンジンオイルは、何がおすすめなのか?何が良いのか?と悩んでいる方も多いと思います。
ターボエンジン搭載車のエンジンオイルは自然吸気エンジンと比べて寿命が短いと言われていますがせっかくの愛車ですので、できる限りエンジンへの負担が少なくパフォーマンスを最大限に引き出せるエンジンオイルを選んであげたいところです。
NBOXターボのおすすめオイル|エンジンオイルの選び方
NBOXターボのエンジンに使用されているエンジンオイルは、0W-20または5W-30とメーカー指定がされており、納車時には必ずこのどちらかの粘度のオイルがエンジンへ注入されています。
この0W-20などの表記の意味はWが「Winter」、つまり冬期の事を示しており0は低温時の固まり難さを示しています。
具体的な温度は0がマイナス35℃、5はマイナス30℃まで対応できると言う意味を持っています。
後半の20や30と言う数字は、高温時に於けるオイルの粘度を意味しており、数字が大きくなるほど粘度が固くエンジンが高温状態になりやすい大排気量車やターボ車は数字の大きい物を選ぶ事が一般的ですが、粘度が固くなる分エンジンへの抵抗が大きくなるため、燃費は落ちる事になります。
NBOXターボはこの2種類のエンジンオイル粘度が指定されていますので、この数字の範囲内であればどの種類のオイルを選んでも問題はありませんが、エンジンや燃費の事を考えた場合、街乗りが多く高速走行をあまり行わない場合にはターボ車であっても0W-20、高速走行が多い場合にはエンジンへの負担を軽減すると言う観点から5W-20のエンジンオイルを選ぶのが最適な選択となります。
NBOXターボのおすすめオイル|オイル交換の頻度はどのくらい?
オイル交換の頻度は、様々な意見があり実際にはどの頻度で交換を行った方が良いのか悩む方も多いと思います。
NBOXターボをはじめとするターボエンジン搭載車の場合には、3000km~5000kmまたは6ヶ月での交換が推奨されており、どちらか先に来たほうが交換の目安となっています。
これは、ターボエンジンが高温状態になりやすくエンジンオイルの劣化が早いという事が要因となっており、劣化が進んだオイルや汚れの激しいオイルをそのまま使用し続けると、エンジン内部に焼き付きが起きてしまいエンジンの寿命を短くしてしまう可能性があるためです。
また、酸化したオイルはエンジン内部の洗浄や耐摩耗効果が著しく低下し、エンジンへの負担が増えパフォーマンスが最大限発揮できないことや燃費が低下するなど様々な悪影響が出てくるため、ターボ車の場合には特にエンジンオイルをこま目に交換する必要があります。
NBOXターボのおすすめオイル|フィルターの交換は?
エンジンオイルを交換する際に、対となって交換を勧められるのがオイルエレメントと呼ばれるフィルターですが、実際にはどの頻度で交換を行うと良いのでしょうか。
結論から先に言ってしまうと、フィルターの交換は納車後10000kmまではオイル交換ごと、その後はオイル交換の2回または3回に1回の頻度で交換することが望ましいと言われています。
なぜ10000kmまではオイル交換ごとにフィルターも交換した方が良いのかと言うと、汚れ以外の不純物が多い事が理由となります。
昨今ではエンジン部品など昔と比べて精密に製造されており、新品のエンジンを始動した際に部品と部品が擦れあって発生するスラッジと呼ばれる金属の粉の発生が少ないと言われていますが、全く発生しないと言う訳ではありません。
特に10000km程までは、このスラッジが多く発生しフィルターが詰まりやすくエンジンオイルの浄化性能が低下しやすいため、オイル交換ごとにフィルターも同時交換を行うのです。
NBOXターボはターボエンジン車と言うことで自然吸気エンジンよりもオイルが汚れやすいエンジンを搭載しているため、フィルターの交換回数も自然吸気エンジンと比べると多くなりますが、10000km以降はスラッジの量も減少するため通常通りの交換頻度でも問題はありません。
NBOXターボのおすすめオイル|短距離走行が多い車は早めに交換する
燃費の良さと使い勝手が良い事から、街乗りなどでも人気となっているNBOXターボですが、高速走行や長距離走行が少なく1回の走行距離が5km未満の短距離走行を行う機会が多い車両については、走行距離やオイル交換の年月に関わらず、エンジンオイルの劣化が早まるためさらに短い期間でエンジンオイルを交換しなければならない場合があります。
エンジンオイルの中には極微量の水分が含まれており、エンジンオイルとエンジン内部の温度が高温になることによってこの水分が蒸発し、オイルが酸化しづらい環境となっていますが短距離走行が多い場合この水分が蒸発しきる前にエンジンが停止してしまい、さらにオイルに含まれる水分の量が増えて酸化が早まると言う現象が起こるため、通常使用よりもオイルの劣化が早くなってしまうのです。
見た目には汚れなどが発生しないため、気付きにくい現象ですがオイルの酸化が早まることによって、エンジンへの負担が増え燃費が低下するなどの悪影響が出てくるため、オイルの寿命を延ばすためには週に1度でも10km以上の走行や高速走行を行うと良いでしょう。
NBOXターボにおすすめのエンジンオイル
エンジンオイルは種類が多く各メーカーごとに特徴が異なりますが、ここではNBOXターボにおすすめのオイルやユーザー評価の高いオイルを幾つか紹介していきます。
1つ目のNBOXターボにおすすめのエンジンオイルは「Honda 純正 ULTRA LEO・LTD」です。
こちらはホンダディーラー純正のエンジンオイルとなっており、ディーラーの他に大型カー用品店でも取り扱いが行われています。
純正オイルは各自動車メーカーとも癖が少なくメーカーが取り扱うオイルと言うことで安心感から選ぶユーザーが多いオイルでもあります。
また、ディーラーなどでオイル交換を行う場合、量り売り或いはボトルキープという形で購入出来るため、4L缶のオイルを購入し残りを廃油として捨てるなど無駄が少ない事が特徴です。
2つ目 のNBOXターボにおすすめのエンジンオイルは「カストロール マグナテック」シリーズです。
このオイルはモータースポーツ界においても有名なカストロール社から販売されているエンジンオイルで、省燃費性能である0W-20やターボ車向きの5W-30などNBOXターボにも対応した豊富な種類のエンジンオイルが発売されています。
全合成油という高品質オイルでありながら、カー用品店などでは比較的に安価な値段で販売されておりターボ車の様に短期間でオイルを交換する車種におすすめのエンジンオイルです。
3つ目のNBOXターボにおすすめのエンジンオイルは「スピードマスター コード700」シリーズです。
数々のモータースポーツイベントでエンジンオイルを提供している比較的に新しいメーカーですが、質の高いオイルを製造する事でも有名でエンジンオイルなどのケミカル系を専門にしているメーカーでもあります。
このコード700シリーズは、エンジンパフォーマンスと環境に配慮したハイグレードオイルとなっており、NBOXターボのエンジン性能を最大限活かすことのできるスポーツ走行向けのエンジンオイルとなっています。
NBOXターボのおすすめオイル|まとめ
今回は、NBOXターボとエンジンオイルについて、オイル交換の頻度やおすすめのエンジンオイルなどを中心に解説してきましたが、メーカー指定粘度のエンジンオイルを守っていれば基本的にはどのオイルを選んでも問題はありません。
ターボ車としてエンジンパフォーマンスをフルに発揮したい場合には5W-30の様な粘度の固いスポーツ車向けオイルを、ターボ車でありながらも燃費を重視し街乗りなどが多い場合には0W-20など低燃費を実現するエコカー向けオイルを選択すると良いでしょう。
オイルの交換頻度は走行距離や使用状況によって異なりますが、ターボ車と言うこともありオイルの劣化が早い事や汚れが発生しやすい環境にあるため、自然吸気エンジンよりもこまめなオイル交換をおすすめします。