NBOX ブレーキランプの交換方法を徹底解説!
ブレーキランプの交換は、誤った方法で行うと法律に抵触してしまう可能性があるため、正しい知識を持って行わなければなりません。
そこで今回は、NBOXのブレーキランプ交換方法や注意点などを中心に、具体的に解説していきます。
NBOX ブレーキランプの交換方法
必要な工具
- プラスドライバー
- 10mmのラチェット
- マスキングテープ
新型NBOXJF3/4型については、製造ロッドによってボルトの大きさが変更されている場合があります。
不明な場合には販売店などへ、お問い合わせください。
初期型JF1/2型
養生
まずはテールランプユニットを取り外す前に、ボディーのランプ周りをマスキングテープで養生していきます。
これは、ランプユニットを取り外す際にボディーを傷つけないための処置ですので、つなぎ目に沿って丁寧に養生を行って下さい。
ユニットを外す
テールゲートを開けると左右のランプユニットがでてきます。
ランプユニットとボディーを固定している上下のボルトを、ドライバーやラチェットを使用して外します。
ボルトを外し、ランプユニットを左右に動かしながら引っ張ると、ランプユニットを取り外せます。
交換
ブレーキランプ部分は、ランプユニットの一番下、ネジ止めされた部分にあります。
ネジを外しビニールテープで防水されているカプラー部分を外せば、ブレーキランプを交換できます。
新型JF3/4型
養生
初期型モデルと同様にまずはボディーのランプ周りをマスキングテープで丁寧に養生して下さい。
ユニットを外す
JF3/4型は、ブレーキランプユニットの内側上下2箇所にボルトがありますので、ドライバーやラチェットを使用してランプユニットを外していきます。
各電球と繋がる配線が非常に細いため、ランプユニットを取り外す際に、勢い余って配線を切断しないように十分注意して下さい。
交換
ユニットを取り外すと縦に3つ並ぶ形で、丸い接続カプラーが見えてきます。
一番下のカプラーがブレーキランプ部分となりますので、この部分のネジを外してブレーキランプを交換します。
旧型・新型共にどちらの型式も、ブレーキランプユニットとランプ部分のネジを取り外すだけで簡単にランプを交換をする事ができますが、交換部品は必ずメーカー純正品を使用しなくてはならない制限があるため注意が必要です。
NBOX ブレーキランプの交換方法|市販の電球は使えないの?
昨今では自動車業界でも省電力化やファッション性などが重視され、LED電球を装着する自動車が増えてきました。
これに伴い、多くの市販LED電球が販売されていますが、NBOXをはじめとしたLEDブレーキランプユニット装着車のほとんどは、市販品のLED電球を装着することはできません。
理由は様々ですが、最も代表的な要因として、LED電球を差し込むソケットがないことが挙げられます。
LED電球は、小さな発光体をいくつも集合させて1つのランプを作る構造となっているため、自由に大きさや光量を調節できる特徴があります。
LEDブレーキランプは、この特徴を生かしながら各車両の専用設計として作られるため、市販品のソケットへ規格を合わせる必要がないのです。
そのため、市販品など、メーカー純正部品以外のランプには交換できないという訳です。
NBOX ブレーキランプの交換方法|社外ブレーキランプユニットは?
NBOXのブレーキランプは、車種専用設計となっているためランプを交換する場合には必ず純正部品と交換しなければなりません。
しかし昨今では、オリジナリティーやファッション性から社外品のブレーキランプユニットに交換をする方も増えています。
この場合、実際には法律違反にならないのか、車検を通過できるのかという疑問が浮かび上がってくると思います。
結論としては、反射板の設置やボディーサイズをオーバーしない、各保安基準を満たしているランプユニットであれば、法律違反になったり、車検が通過できないといったことはありません。
大半の社外品ブレーキランプユニットは、純正品を再加工して販売されていますので、前述した方法でランプユニットを外し純正配線と繋げれば、簡単にドレスアップができます。
ただし、社外品はブレーキランプやウインカー部分の光量不足を指摘されることが多く、各検査を行う車検官によっては不適合と見なされる場合もあるため注意が必要です。
NBOX ブレーキランプの交換方法|テール部分だけではない?
NBOXのブレーキランプは、これまで紹介したもの以外にもあることをご存知でしょうか?
それは、ハイマウントブレーキランプ(ストップランプとも呼ぶ)というブレーキランプです。
これは、自動車後部の高い位置に設置された補助制動灯の事で、2006年以降に製造された自動車については全ての車両で設置が義務付けられています。
NBOXの登場は2011年ですので、全てのモデルでこのブレーキランプが設置されています。
この部分のランプもブレーキランプの一部として保安部品となっているため、電球切れなどを起こしている場合には交換しないと車検を通過させることができません。
ランプ交換方法は、初期モデルであるJF1/2型の場合には、テールゲートを開けガラス上部付近にあるミラーカバーを外してランプを交換します。
使用されている電球は白熱球ですがLEDタイプの物にも変更が可能です。
新型モデルであるJF3/4型の場合は初期モデルと同じ方法で交換する事ができますが、部品は純正部品を使用しなければなりません。
また、ハイマウントブレーキランプは色が赤でなければならないことや、LEDの場合、全ての発光体が点灯していなければならないなど、細かい保安基準が法律で定められているため、交換を行う際は全ての基準を満たすように注意してください。
NBOX ブレーキランプの交換方法|まとめ
今回は、NBOXのブレーキランプ交換方法やブレーキランプ類を交換する際の注意点などを中心に解説しましたが、ブレーキランプは市販品のLED電球に交換はできず、純正部品を使用しなければならないことが分かったと思います。
交換自体は初期モデル・新型モデル共にブレーキランプユニットとネジ止めされているランプを外せば簡単に行う事が可能となっています。
社外品ブレーキランプユニットを導入する場合も、基本的には純正ユニットと入れ替える形となりますので難しい作業はありませんが、光量不足などで車検を通過できない場合もありますので注意しましょう。