NBOX econを解除したい！

アイドリング

2019.01.172019.12.16

NBOX econ解除する方法を詳しくご紹介します！

econは環境に配慮した機能のひとつですが、具体的な役割を知らない方や解除しても問題ないのか疑問に思っている方も少なくないはず。

そこで今回は、NBOXのeconの説明や、解除方法などを中心に解説していきます。

NBOX econの解除｜econとは？

econとは、ホンダ車に搭載される「環境に配慮した運転を行うプログラム」のことで、NBOXをはじめとした軽自動車のNシリーズには、全車で標準装備となっています。

この機能の主な目的として、停車中のアイドリングストップを行い、急加速などを抑えて、排出される二酸化炭素を減らすことが挙げられます。

このeconを使用（解除）することで、それぞれメリットとデメリットがありますので、次の項目で詳しく解説しましょう。

econは設置されたボタンやインフォメーションパネルから簡単に解除を行うことができますが、解除すると次のような影響が発生します。

econを解除するとアイドリングストップや急加速などの制御が行われなくなるため、上記の様なメリット・デメリットが発生しますが、機能を解除する事によってエンジンや他の部品に悪影響が出ることはありません。

そのため、快適に運転を行いたい場合には必ずしもeconをONにする必要はないといえます。

econはNBOXの使用用途に応じて簡単に解除でき、快適に運転を行うことができますが、ここで注意をしておきたいのは「エンジンを始動する度に強制ON状態になる」という点です。

元々econは、常にON状態であることが基本プログラムに組み込まれているため、手動で解除を行っても、再度エンジンを始動すると再びON状態に戻ってしまうのです。

最初のうちは乗車する度に解除作業を行っていたが次第に面倒になり、最終的にはeconの解除を諦めたという声が多く、NBOXをはじめとしたNシリーズ所有者の大きな悩みのひとつとなっています。

では、econ機能を常に「解除状態」にする方法はないのでしょうか？

econはプログラムの都合から、エンジンを始動する度に強制ON状態へ戻ってしまいますが、この解除作業を毎回行わなくても済む方法が存在します。

それは社外品キットを導入する方法です。

一般的には、アイドリングストップキャンセラーと呼ばれる小型の装置で、NBOX以外にも様々な車種で後付け品として販売されています。

NBOXの場合には、このアイドリングストップキャンセラーを取り付ける事で、エンジン始動後、自動的にecon機能が解除されるので、面倒な作業を繰り返すことがなくなります。

また、econをON状態に戻したいときには、ボタンやインフォメーションパネルで簡単にできますので、使い勝手も悪くありません。

設置にあたっては、ヒューズから電源を確保したり少々の配線加工が必要で、若干の手間がかかりますが価格も3,000円程度からと比較的導入しやすく、econの解除に悩んでいる方におすすめのキットです。

econは、走り出し時の急発進を抑える効果や、エアコンの動作を最小限にとどめガソリンの消費量と排出ガスを減らす、環境に配慮した機能ですが、それならば最初から機能の解除を行えないようにしたら良いではないかと考える方も多いと思います。

しかし、わざわざ解除を行えるようになっているのには理由があります。

econの機能のひとつにアイドリングストップがありますが、これはエンジンの始動や停止を頻繁に繰り返すため、バッテリーに大きな負担がかかる機能でもあります。

通常はバッテリーが劣化し電圧が低下すると、自動的にeconが解除されるようにプログラムされていますが、極微量の電圧変化ではプログラムが異常を認識する事ができず、突如バッテリー上がりを起こすことがあります。

バッテリーが上がってしまうと、スターターを起動させられないため、エンジンの始動を行えなくなってしまうのです。

econはこれら緊急時の応急処置として解除が行えるようになっており、econを日頃から活用しているユーザーでも、時には解除を行わなければならない場合もあると覚えておきましょう。

今回は、NBOXのeconについての説明や、解除した場合の影響などを中心に解説してきましたが、加速のスムーズさに欠ける点やエアコンの効きが悪くなると言う理由から、econの解除を行うユーザーが多い様です。

解除自体は手動で簡単に行う事が可能ですが、エンジンを再始動してしまうと機能がON状態に戻ってしまうため、乗車ごとの作業が面倒という方は、アイドリングストップキャンセラーなどの社外品キットを導入するとよいでしょう。