ハリアーの車検の法定費用とは?
ハリアーを車検に出す際、1番高くついてしまう項目は法定費用です。
車検と言いつつ、メインは税金の支払いみたいなものです。
車検代金は整備業者を比較すれば、最安値を見つけることも可能ですが、当然ながら法定費用は固定です。
今回はハリアーの車検で高い法定費用をいかにカバーして、全体的にかかる費用を抑えるか?調査したいと思います。
ハリアー 車検 法定費用|車検と法定費用の必要性
まず車検とはなんなのか?
国が定めた安全基準に従い正しく自動車を整備し、危険な交通事故を減らすために作られた検査です。
戦後から日本にもジワジワと一般人でも自動車を所持するようになってきました。
現在と比べ、当時の法律は緩く完全なものではなかったため、タイヤやブレーキパッドのすり減りなど基本的な自動車の整備が行われていない状況が普通でした。
軽自動車などは存在せず、ハリアー級のサイズでも整備無しで運転してOKなどと極めて危険な法律でした。
また自賠責保険の仕組みも当時はありませんでした。
なので、加害者の経済力が乏しければ、大怪我を負った被害者に医療費を支払えず非常に困った状態が続いたため、現在の体制が出来上がっているのです。
このことから、法定費用は必要な税金だと言えます。
ハリアー 車検 法定費用|車検で支払う法定費用~重量税~
ハリアーの重さは、車種によって多少の差はありますが「1,600㎏前後」です。
重量税の仕組みは0.5トン増加するごとに4,100円ずつ加算されていきますが、ハリアーはエコカー減税が適用されるので、0.5トンあたり2500円になります。
さらにハイブリッド車はエコカー減税が100%適用されるので30,000円の減税、ガソリン車は25%適用で75,00円の減税となります。
EV仕様か否かというだけで、車検時に支払う法定費用に大きな差が生れてきます。
まとめると、ハリアーの車検で支払う法定費用の重量税は、ガソリン車なら30,000円前後、EVなら1万円前後を想定しておくと良いでしょう。
ハリアー 車検 法定費用|車検で支払う法定費用~自賠責保険と印紙代~
法定費用の1つ、自賠責保険はハリアーを車検に通す時点で2年分支払います。
料金はEVやガソリン車に関係なく27,840円です。
原付や250㏄未満のバイクであれば、車検を通す必要が無いので、自賠責保険をつけ忘れるなんて事態もないこともないですが。
普通自家用自動車であるハリアーは車検と同時に強制加入なので、絶対に忘れることのない法定費用です。
印紙代についてですが、検査を最終段階まで完結可能な設備を設けている「指定工場」であれば1,100円です。
検査を完結できず、最終検査を陸運局に依頼する工場「認証工場」の場合は1,800円になります。
ハリアー 車検 法定費用|車検の法定費用の総額
ハリアーを車検に通すときに生じる法定費用は、高く見積もったとしても
- 重量税 平均(車種によって異なる)30,000円
- 自賠責保険 27,840円
- 印紙代 1,800円
ハリアーの法定費用の合計59,640円という結果になりました。
EV車でエコカー減税が100%適用されるのであれば、法定費用は40,000円前後になると予測できます。
これに加えてメインとなる車検整備代金と検査代行料に消費税が加算された総額がハリアーの車検代になります。
法定費用だけで6万円近くしますので、安く抑えるためには簡易的な整備を希望して整備代金を抑える必要がありますね。
ハリアー 車検 法定費用|法定費用は固定!車検代おさえるならディーラー以外がおすすめ
法定費用はハリアーを購入した時点で固定した金額が定まります。
車検代金の総額を抑えるなら、法定費用以外の基本料金(整備代金)が安く設定されている全国チェーン店などが狙い目です。
ハリアーをディーラーで車検に通した場合は、法定費用も含めた総額は20万円以上もかかってしまうこともあります。
対して、正規トヨタディーラーよりも精度やサービスの質は劣るかもしれませんが、アップルやイエローハットなどの民間業者では最安で車検総額費用6万円代で申し込むことが可能です。
新車で購入して初回車検なら、目立った劣化も少ないので、ディーラーで車検をしても高額な請求にはならないでしょう。
走行距離10万キロを越えるようなハリアーなら、ディーラーで高額な車検を受けるのは勿体ないです。
民間の格安車検を選ぶか、下取りして新型ハリアーの購入費用にまわした方が賢明でしょう。
ハリアー 車検 法定費用|車検代は割り引くけど、法定費用は安くならない
法定費用は国が定めた固定費です。
軽自動車に比べるとハリアーの車検は割高に感じるでしょう。
しかしハイブリッド車の減税はあなどれません。
車検とは違いますが、毎年支払う自動車税も今まで安いと思われていた軽自動でさえ、平成13年以降の古い車と、新型ハイブリッドエコカー(普通車)では大きな差は無くなっています。
ハリアーもまた、エコカー減税の対象車なので、法定費用については他の車よりもしろ条件が良い場合もあります。
車検代金を安くするには法定費用は気にせず、基本料金(整備代金)を比較して評判の良い整備工場で行いましょう。