ヴェルファイアの全高はどのくらいなのでしょうか?
国産ミニバンの中でも特に大きなボディを持つ「トヨタ・ヴェルファイア」。
このヴェルファイアの全高が実際どの程度なのか気になるところです。
ここではヴェルファイアの全高の数値、ライバルミニバンとの比較、また全高が高いことの理由やその影響などについて紹介していきます。
ヴェルファイアの全高が気になる方はぜひご覧ください。
ヴェルファイア 全高|ヴェルファイアの全高はどのくらい?
ヴェルファイアは現時点で初代(2008年~2015年)、2代目(2015年~)の2世代が存在します。
それぞれの全高としては次の通り。
- 初代ヴェルファイア
全高 最小1,850~最大1,915mm - 2代目ヴェルファイア
全高 最小1,880~最大1,950mm
同じヴェルファイアであってもモデルやグレードによって若干全高が異なってきますが、概ね「1900mm」前後が目安となります。
また、初代よりも2代目の方が30㎜程度全高は高く造られています。
なおヴェルファイアと姉妹車であるアルファートについては、ほぼ全高に差はありません。
モデルやグレードによってはヴェルファイアの方がアルファートより全高が高くなることもあります。
ヴェルファイア 全高|ヴェルファイアのモデル・グレード毎の全高の差は?
最新の2代目ヴェルファイアについてとなります。2代目ヴェルファイアは、モデル・グレード毎に全高に差があります。
ガソリン車モデル
ガソリン車モデルのヴェルファイアにおいては、全高は1880㎜が基本となっています。
ただし特別グレードとなる「エグゼクティブラウンジ」グレードでは1935㎜となっており、若干全高が高いです。
ハイブリッド車モデル
ハイブリッド車モデルのヴェルファイアにおいては、全高は1895㎜が基本となっています。
ただしこちらも特別グレードとなる「エグゼクティブラウンジ」グレードでは1950㎜となっており、若干高めです。
ポイントとしては、ガソリン車よりもハイブリッド車の方が全高が高い、「エグゼクティブラウンジ」グレードは他よりも全高が高いと覚えておくと分かりすいです。
ヴェルファイア 全高|ライバルミニバンと比較すると?
現在発売されている主要ミニバンの全高は次のようになります。
車種 | 全高 |
---|---|
ホンダ・フリード | 全高1715㎜ |
トヨタ・エスティマ | 全高1730㎜ |
ホンダ・ステップワゴン | 全高1815㎜ |
マツダ・ヴィアンテ | 全高1835㎜ |
日産・エルグランド | 全高1815㎜ |
トヨタ・ヴォクシー | 全高1850㎜ |
国産のライバルミニバンは高くても1850㎜台ですので、ヴェルファイアの全高は国産で最も高いクラスに該当してきます。
もちろんトヨタのミニバンの中でも、最も高い全高となります。
比較対象としては、海外の大型ミニバン「メルセデスベンツ Vクラス」などに匹敵する全高の長さを備えています。
ヴェルファイア 全高|なぜ高いのか?
SUVやクロカン車種であれば、オフロード走行を意図して全高を高めるケースがありますが、ヴェルファイアの場合は居住性を重視し全高を高めているようです。
全高の高いヴェルファイアですが、最低地上高は160㎜~165㎜となっておりそこまで高くはありません。
つまり車内スペースを高めとし、居住性を重視した造りとなっています。
逆に言えば、全高が高いからといっても最低地上高は一般的なためオフロード走行が得意という訳ではありません。
ヴェルファイアは車内スペースに全高を活かしていますので、車内スペースの高さや広さは国内最大級。
結果的に大柄な男性であっても頭上に大きなスペースが生まれます。
ヴェルファイア 全高|「立体駐車場」などで問題ないのか?
心配されるのが、これほど高い全高で「立体駐車場」などは問題ないのかということ。
都心などで見られる立体駐車場ですが、これには明確な基準がなく、場所によって制限高さはまばらです。
ただし一般的には2.1m~2.5mまで許容できる造りの立体駐車場が多いですので、ヴェルファイアであっても大抵の場合は問題はなさそうです。
とはいえ密集地などでは全高1.8m以上のクルマは駐車できない駐車場もありますので、その点は注意が必要となります。
また駐車場でなくとも、地方のトンネルなどでヴェルファイアでは通れない高さの場所もありますので、この点も頭に入れて置くことをおすすめします。
ヴェルファイア 全高|全高を下げたい場合は?
ヴェルファイアの全高がどうしてもネックになる場合は、”車高”を下げるという解決策もあります。
ヴェルファイアに限らず多くのクルマは、サスペンション(車高調)を後付けで購入し車高を意図的に下げることができます。
車高調整は、走行性の調整やドレスアップのために行うのが一般的ですが、実用面で車高を下げるというのももちろん間違いではありません。
ただし、ノーマル市販状態よりも車高を下げると別の所でデメリットが生まれていくこともありますのでその点は注意が必要です。(地面の段差が乗り越えられなくなる など)
また法定基準より車高を下げてしまうと「違法車両」として罰せられることもありますので、下げ過ぎにも注意が必要です。(ただし、改造車申請を出せば問題ありません。)
ヴェルファイア 全高|ヴェルファイアは全高が高いクルマである
以上の通り、ヴェルファイアの全高は高いです。
国産ミニバンの中でも最大級の高さであり頭一つ出ています。
全高が高いと、居住性に優れる・大きな荷物も詰める・運転席からの見晴らしがよい・見た目的な威厳を与えられるなど様々なメリットが生まれてきます。
ただし同時に、駐車場が制限される場合がある・死角が生まれやすく運転が難しくなる・風の影響を受けやすく走行時に不安定になることがあるなどのデメリットが生じることもあります。
車高の高さにはメリット・デメリット両面がありますので、特に車高の高いヴェルファイアの場合はその部分をよく理解した上で購入を判断することが大切です。