ヴェルファイアで車中泊をする場合の寝床はどう作ればいいのでしょうか?
車で寝泊まりをする車中泊は一時期のブームを過ぎて、一つの旅行の形として定着しつつあります。
高級ミニバンにあたるヴェルファイアは、ゆったりとした広さの車内空間を持っているため比較的車中泊に向いてる車と言えるでしょう。
車中泊にとって最も重要なキモともいえる問題は、いかにして車中で快適な睡眠を取れる寝床を作るかです。
本記事ではヴェルファイアでの車中泊について、快適な睡眠環境の構築を中心に解説していきます。
ヴェルファイアで車中泊 寝床について解説|ヴェルファイアが車中泊に向いてる点
ヴェルファイアでの車中泊における強みはやはり車内空間の広さにあります。
ヴェルファイアは最大サイズのミニバンの1つであり、競合する多くのミニバンと比べても1周り大きい車内空間を持っており、車中泊での快適性が高いです。
また8人乗りのヴェルファイアであればシートアレンジで比較的簡単にフルフラットが実現できることもポイントです。
ヴェルファイアで車中泊 寝床について解説|簡単にフルフラットに
8人乗りのヴェルファイアであれば2列目3列目のシートを倒すことでほぼフルフラットにできるので、残った凹凸に毛布などを詰めればそれだけで睡眠を取れる寝床が完成します。
ただ睡眠に関しては個人差が大きいので、フルフラットにして作ったシートでもどうしても残ってしまう凹凸が気になってよく眠れないという方も少なくないと思います。
そういった方の場合は、大型のマットを使ってより完璧にフラットな寝床を作った方が良いでしょう。
十分な睡眠が取れなければせっかく観光に来ても楽しめません、快適な睡眠を取るための多少の手間やコストは惜しむべきではありません。
また7人乗りのヴェルファイアの場合、2列目の肘掛けがどうしてもフラットな寝床を作る邪魔になってしまう事もあり、車中泊を行うのであればこういったマットの使用は必須と言えます。
ヴェルファイアで車中泊 寝床について解説|マットの使用
ヴェルファイアでより快適な寝床を作るために使うマットはどのようなものが良いのでしょうか。
車中泊のためのマットとして評価が高いのは『ONLY STYLE 車中泊専用マット』です。
名前の通り車中泊のために開発されたマットであり、展開時の厚さは10cmにもなり車中の凹凸を感じない完全にフラットな寝床を作ることができます。
またエアマットなため収納時にはそれほどスペースを取らず、快適性と収納性の両立に成功しています。
一方でその分値段が結構してしまうため、もう少し安く済ませたいのであれば車中泊専用のマットでなくても市販の汎用のマットを敷く事で寝床を作る事も可能です。
ただ薄いマットだと車中の凹凸を吸収しきれないためマットの厚さは10cm前後はあった方が良く、10cmものマットの収納をどうするのかという問題が付いて回ります。
ヴェルファイアで車中泊 寝床について解説|車中泊に必要な物
寝床を作るための道具以外での車中泊に必要な道具を簡単に紹介します。
カーテン、シェード
車中泊を行うのであれば遮光、防犯のためにもカーテン、シェードが必要となります。
吸盤などで窓に簡単に付けはずしができるシェードタイプのものが比較的安価に売られており、おすすめです。
ライト、ランタン
車のルームランプはバッテリー上がりの危険があり出来る限り使わない方が良いため、別に夜間に使う明かりを用意する必要があります。
天井に吊り下げ、張り付けができるタイプのLEDランタンがおすすめです。
暑さ、寒さ対策
暖房やエアコンのためにエンジンを付けたままにして寝る事はマナーの問題もありますが、なにより最悪の場合一酸化炭素中毒による事故死の可能性もありますので絶対にやめましょう。
車による暖房やエアコンが使えない分、暑さ寒さへの対策が必要となります。
寒さに対しては毛布などを多めに重ねる事である程度対応できますが、暑さに対しては対策手段が限定的なものしかありません。
電池式や充電式の携帯できる扇風機やファンなどもあるのですが効果は限定的であり、基本的に夜間でも暑さが厳しいような時期、場所は車中泊には不向きと言えるかもしれません。
ヴェルファイアで車中泊 寝床について解説|まとめ
ヴェルファイアでの車中泊について解説してきました。
ヴェルファイアはゆったりとした車内の広さがあるため比較的車中泊に向いてる車です。
8人乗りのヴェルファイアであればリアシートをフルフラットモードにするだけで簡単に寝床を作ることができます。
フルフラットにしても残る凹凸が気になる方や肘掛けが邪魔になる7人乗りのヴェルファイアの場合などはマットを使用して寝床を作りましょう。
車中でも快適な寝床で十分な睡眠を取り、楽しく旅行を満喫しましょう。