プリウスのタイヤを交換する方法について詳しく御存知でしょうか?
車を持っていてもトラブルに対する対処法までは詳しく知らないという方は少なくありません。
タイヤがパンクした場合においても、一般的にはJAFに助けを求めることになると思われますが、自分でも対処できるように準備しておくことも大切です。
これは、最新の技術を取り入れているプリウスであっても同じことです。
プリウスのタイヤ交換方法|タイヤ交換が必要なケース
タイヤの交換が必要なケースとは、どんなときでしょうか?
定期的なタイヤ交換としては、冬にノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに履き替えるときでしょう。
自分で交換する人もいれば、ガソリンスタンドやディーラーに交換を依頼する人もいます。
しかし、スタッドレスタイヤをあまり必要としない地域では、タイヤを交換する機会が多くはありません。
交換する機会と言えば、タイヤがパンクしたときくらいしかないので、いざタイヤ交換をしようと思っても、戸惑ってしまうことでしょう。
そのためにタイヤの交換方法をマスターしておくことが大切なのです。
プリウスのタイヤ交換方法|プリウスのスペアタイヤ
通常の車であれば、スペアのタイヤは標準装備としてトランクの床下に収納されています。
しかし、プリウスの場合はスペアタイヤはオプション扱いとなるため、スペアタイヤか修理キットを選択することになります。
また、タイヤを交換するときには、ジャッキ、レンチ、ジャッキハンドルなどの工具が必要となります。
これらは全てスペアタイヤと一緒に床下に収納されています。
プリウスのタイヤ交換方法|タイヤ交換の方法①
具体的な交換方法について解説いたします。
まず、ジャッキアップをする前に、締まったナットをホイールナットレンチで左に回し、緩めてます。
その次に緩めるナットは対角線上のものなので注意しましょう。(レンチに体重をかけて緩めるとスムーズに緩みます。)
初心者の人は、なかなかナットが緩まないと嘆いてしまう人がいるのですが、ゆっくりと体重をかけるようにすると苦労することはありません。
ちなみにスペアタイヤと交換する場合、この後にジャッキアップをおこないますが、スタッドレスタイヤと履き替えるときは、ジャッキアップする前に4本とも緩めます。
プリウスのタイヤ交換方法|タイヤ交換の方法②
続いてジャッキアップをおこないます。
プリウスの下側にジャッキを付け、ナットレンチとジャッキハンドルを使って左回りにジャッキを回します。
そのまま、ジャッキセット位置まで車を上げていくのですが、このときに気をつけなければならないのが、ジャッキをどの部分に付けるかということです。
正しい手順としては、車体の下側のジャッキアップポイントにジャッキを噛ませて、少しずつ上げていくのですが、間違ったジャッキアップポイントに噛ませてしまうと、ジャッキがずれて車体が急に下がってしまう恐れがあります。
事故を防ぐためにも、正しいジャッキアップポイントを理解することが重要です。
プリウスのタイヤ交換方法|タイヤ交換の方法③
ジャッキアップの後は、緩めたナットを完全に外し、タイヤの交換を行います。
タイヤの交換後は、ナットをレンチで締めますが、この段階では仮締めとなります。
そして、ジャッキを下ろした後にナットの増し締めを行います。
この時には、右回りにナットを回していくのですが、レンチに体重をかけて締めると効果的です。(対角線上にナットを締めていきます)
タイヤ交換の作業で面倒なのは、ジャッキアップの時にナットレンチとジャッキハンドルを組み合わせて車を上げていくところです。
この作業は面倒な方は、油圧ジャッキを用意しておくことで、もっとスピーディーに交換することができるでしょう。
プリウスのタイヤ交換方法|タイヤ交換の練習をする
タイヤの交換は慣れてしまうと、そんなに難しいことはありません。
コツさえ掴めれば、10分足らずで交換することもできます。
したがって、タイヤがバーストした時に、スムーズにスペアタイヤと交換することができるように、普段から練習しておくことが大切です。
スタッドレスタイヤが必要な地域では、高齢の女性の人でも一人で交換できるのですから、結局は慣れが一番ということでしょう。