「プリウスPHV GR」納車時に抑えておきたい5つのポイントを解説していきます。
2017年2月にフルモデルチェンジを行い日本国内では2代目となった「プリウス PHV」ですが、同年9月には待望のスポーツチューンモデルとなる「プリウス PHV GR」の販売が開始されました。
このプリウス PHV GRには、専用のエアロバンパーやスピードメーター、アルミホイールが標準で装備され内装の質感もノーマルのプリウスPHVと比べて上質な作りとなっており、同じモデルの間でも差別化がされています。
人気車と言う事で納期もそれなりに掛かる様ですが、今回はそんなプリウス PHV GRの納車までの期間についてや納車の前後に行っておきたい事などを中心に調べてみました。
「プリウスPHV GR」納車時のポイント①:期間
2017年9月、現行のプリウスPHVをベースにサスペンションなどの足回りに専用のチューニングを施したプリウス PHV GRの販売が開始されました。
ノーマルのプリウスPHVは、2017年2月に販売が開始されており現在でも販売の好調を維持しています。
このプリウスPHVの納車までの期間は現在の所、約2ヶ月半程掛かる様でルーフにソーラーパネルを装着した仕様のものは、さらに半月~1ヶ月程納期にが伸びる状態となっています。
一方のプリウス PHV GRの納期までの期間ですがプリウスPHVとの平行製造の為、プリウスPHVの納期に加えてチューニング作業や特別架装物を装備する為に、さらに時間を要する事になります。
また、全ての装備品を装着した状態で陸運支局に車を持っていきナンバープレートの交付をしてもらう「持ち込み登録車」となる為、発注から納車までの期間は約3~4ヶ月となっています。
「プリウスPHV GR」納車時のポイント②:準備【戸建て編】
プリウスPHV GRは電気とガソリンの両方を燃料として走行する事ができるハイブリッド車で、最大の特徴は走行をしていなくても家庭用コンセントからメインバッテリーへ直接充電が行えると言う点です。
せっかくプリウス PHV GRを購入したのなら、自宅で手軽に充電をしてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこでプリウス PHV GRの正式な契約を結んだら、納車までの間に自宅で充電が行える設備の導入を検討してみましょう。
設備の導入と言っても、各家庭用の配電盤から外へと電気を分配し、充電する為のコンセントジャックや充電機器を収納する箱を設置するだけなので、自宅の地面を掘り返したり家の中に大きな機器を設置するなどの大がかりな作業はありません。
価格も約10万円からの工事となり、場合によっては補助金が出る場合もあり5万円台からの設置も可能な様です。
時間やスペースに問題が無ければ、納車までに工事を完了させておきたい所です。
「プリウスPHV GR」納車時のポイント③:準備【集合住宅編】
前述した通り家庭用電源から直接メインバッテリーへ充電が行えるプリウス PHV GRですが、ここで1つの疑問が浮上してくると思います。
それは、マンションやアパートなどにお住まいの方はどうやって充電を行えばよいのか?と言う問題です。
駐車場に充電スペースのあるマンションやアパートであれば特に問題はありませんが、設置されていないケースの方が大半を占めてしまう事でしょう。
この場合、マンションやアパートの管理組合と相談し、充電設備の設置や既に設置してある外部電源の使用許可などについて話し合いを行ってみて下さい。
複数の要望があれば、使用の許可が許される場合があります。
残念ながら、使用や設置の許可が下りなかった場合には、近所の充電ステーションを探す事になります。
プリウス PHV GRは通常のハイブリッド車と同様にガソリン走行でメインバッテリーへ充電が行えるので、家庭で充電が行えないからと言って電気自動車の様に走行不能になる事はありません。
ですが、その分ガソリンを使って走行と発電を行う為に燃費は落ちる事になってしまいます。
燃費を伸ばす為にも、充電ステーションを1箇所は確保しておく事をおすすめします。
「プリウスPHV GR」納車時のポイント④:納車後
3ヶ月~4ヶ月と言う、契約から長い期間を経てようやく納車が行われるプリウス PHV GRですが、納車後もやるべき事はたくさん存在します。
まずは、慣らし運転です。
この慣らし運転は特にプリウス PHV GRにおいては大切な作業となります。
なぜならば、このプリウス PHV GRには今回のモデルから新たに搭載された機能や電装系装備が多く、不具合の確認を行うと言う観点からも慣らし運転を行います。
また、プリウス PHV GRはノーマルのプリウスPHVと比べて生産台数が少ない為、GR特有の不具合情報が入手し辛く、ユーザー自ら発見しなくてはならない事も多い車です。
専用スピードメーターや専用サスペンション、ホイールバランスなどに不具合や、異音などが発生していないかしっかりと確認を行って下さい。
納車から早い段階で一度、高速走行も行うと良いでしょう。
「プリウスPHV GR」納車時のポイント⑤:納車を早める方法
早くても納車までの時間が3ヶ月~4ヶ月あまり掛かってしまうプリウス PHV GRですが、若干ではありますが納車までの時間を短縮できるかも知れないと言われています。
それは「どの販売店で契約するか」と言う点です。
トヨタ自動車には、4つの販売チャンネルと言われる販売店が存在します。
- トヨタディーラーの大元でクラウンなどを販売する【トヨタ店】
- アルファードやエスクァイアを取り扱う【トヨペット店】
- エスティマやノアなどを取り扱う【カローラ店】
- ヴェルファイアやヴォクシーなどを取り扱う【ネッツ店】
と、4つに分かれておりプリウス PHV GRはこの4つ全ての販売店で取り扱いが行われています。
中でもトヨペット店は、他の販売店よりも売り上げ台数が多く新車の発注を多めに受ける事でも有名です。
つまり、他の販売店では月に5台のプリウス PHV GRの発注が行えますが、トヨペット店では10~15台の発注が可能と言う事になります。
このため、発注の回転が早くなり納車が早まると言う事です。
全ての店舗においてこの法則が適用される訳ではありませんが、他の販売店と納期を比べた上で購入するディーラーを選んでも良いかも知れません。
「プリウスPHV GR」納車時のポイント:まとめ
今回はプリウス PHV GRの納車に関わる事を中心に調べて来ましたが、充電に関する問題は意外と納車されて初めて気付く方も多い問題なのではないかと感じました。
マンションやアパートにお住まいの方は、納車前に駐車場の環境や周辺の充電設備について情報を集めておく事をおすすめします。
スポーツチューンが施されたプリウス PHV GRですが、専用のTRD製エアロパーツなどのオプションも設定されています。
せっかくなので装備したい所ですが、オプションを選択すると専用の取り付け工場へ車を輸送しての取り付けになる為、納車までの時間がさらに延びてしまいますので注意が必要です。