NBOXカスタムのスモークフィルムを貼るにはどうしたらよいのでしょうか。
NBOXカスタムの外観にこだわりを持っている方の中には、スモークフィルムを貼ってみようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしDIYで貼るのは難しそうだし、業者に依頼を行うとどれだけの工賃が掛かるか分からないと言う理由から、導入に対して悩んでいる方も少なく無いはずです。
そこで今回は、NBOXカスタムへDIYでスモークフィルムを貼る方法や専門業者に施工を依頼した場合の費用などを中心に、NBOXカスタムとスモークフィルムついて解説していきます。
NBOX カスタム スモーク フィルム:スモークフィルムとは?
スモークフィルムという言葉は聞いたことがあるけれども、具体的にはどんな物なのか分からないと言う方もいらっしゃると思いますので、まずはスモークフィルムについて説明をしていきます。
スモークフィルムとは、自動車のガラス面に貼り付けるフィルムの事を指します。
カーフィルムと呼ばれる事もありますが、機能や商品自体はスモークフィルムと同じ物となっているため、両者で特別な違いはありません。
スモークフィルムをガラス面に貼り付けると、ガラスの透過率が下がり外部から車内が見えづらくなる効果や日光を遮る効果があるため、断熱や色褪せ防止の効果も期待することができます。
また、ガラスに重厚感が生まれ外観のドレスアップ効果を期待できる事や、フィルムを貼り付けることによってガラスが割れづらくなり防犯効果も期待できる事から、多くのユーザーが導入を行っています。
NBOX カスタム スモーク フィルム:DIYでも貼り付ける事ができる?
スモークフィルムを貼り付けると車内で快適に過ごすことができる他、ドレスアップ効果や防犯効果が期待できるなど様々なメリットがありますが、DIYで貼り付ける事はできるのかと言う疑問が浮かぶと思います。
一般的な汎用カーフィルムは、1枚のフィルムを筒状にして販売されているためフィルムをサイズ通りにカットしなければならない工程がある事から、ボディーへワックスを塗るような簡単な作業ではありませんが、道具と多少の知識が有ればDIYでも貼り付ける事が可能です。
またNBOXカスタムの場合には、カット済みの車種専用フィルムも販売されているため、こちらを購入すれば初心者の方でもDIYで簡単に貼り付ける事ができます。
フィルムを貼り付ける際に特別な専用器具は必要ありませんが、基本的には以下の道具が必要となります。
- 霧吹きスプレーボトル
- 中性洗剤
- フィルム貼り付けヘラ
- 水
- エタノールなどの無水アルコール
- カッターやハサミなどの裁断器具(車種専用品の場合には不要)
これらの道具があれば、DIYでカーフィルムを取り付ける事が可能です。
自主施工を行う場合には、貼り付け前に下地を作るなどの準備作業が必要となり貼り方にも少々のコツがあるため、次の項目ではこれらについて解説をしていきます。
NBOX カスタム スモーク フィルム:フィルムの貼り方やコツ
スモークフィルムは、道具と多少の知識が有ればDIYでも貼り付ける事ができますが、ここでは施工方法などについて解説していきます。
カーフィルムの基本的な施工方法は以下の通りです。
- ガラス面に沿ってフィルムの型取りと裁断を行う(車種専用品の場合には不要)
- ガラス面を水拭きし無水アルコールなどで脱脂作業を行う
- スプレーボトルに水を400ml~500ml程入れたら、中性洗剤を4滴~5滴入れ洗剤希釈液を作る
- ガラス面に洗剤希釈液をスプレーする
- フィルムに付いている透明なシートを剥がしこちらにも洗剤希釈液をスプレーする
- ガラス面にフィルムを貼り、位置を調整した後にヘラなどで水分と気泡を抜けば施工完了
この一連の作業を、スモークフィルムを貼り付けたいガラス面の全てに行っていきます。
この時ポイントとなる点は、1度に全ての箇所のフィルムを施工するのではなくガラス1枚1枚を部分的に施工するという点です。
時間短縮のため、1度に全てのフィルムの貼り付け準備を行ってしまうと作業までの間にゴミなどが付着してしまい、貼り付けた際に気泡などが発生してしまう原因となる事から必ずガラス1枚に対して1工程で作業を行う事がコツとなります。
また、風の強い日に施工を行ってしまうと車内で埃などが舞ってしまいフィルムをキレイに貼ることができない場合がありますので、極力風の弱い日に施工することをおすすめします。
NBOX カスタム スモーク フィルム:スモークフィルムを貼る際の注意点
スモークフィルムの施工は、ドレスアップ効果や防犯効果が期待できるなどのメリットがありますが、施工に関しては幾つかの注意点が存在します。
その中でも代表的なのが、フロントドアガラスの場合には殆どのフィルムが施工できないという点です。
フロントドアガラスは道路運送車両法と言う法律で、可視光線透過率が70%以上を確保しなければならないと定められています。
通常、自動車を購入した際に標準で装備されているフロントドアガラスは、ほとんど色味を感じる事はありませんが実際にはUV(紫外線)カットなどが既に施工された状態となっており、この時点で可視光線透過率は80%前後になっています。
このガラスにスモークフィルムなどを貼り付けてしまうと、ほとんどの場合で透過率が70%を下回ってしまう事からフィルムの施工を行えないと言う訳です。
その他のリヤドアガラスなどには可視光線透過率の規定はありませんが、貼り付けるフィルムの種類によっては側面や後方の確認が行いづらくなってしまう商品もあるため、フィルムを施工する際はこれらの点に注意する必要があります。
NBOX カスタム スモーク フィルム:業者などに依頼をすると幾らぐらい掛かる?
スモークフィルムの施工は、DIYでも行う事が可能ですが中には自主施工に対しての自信がなく専門業者への依頼を検討しているけれども、具体的な料金が分からないと言う方もいらっしゃると思います。
スモークフィルムの施工料金は、車の大きさや車種によって料金が異なり依頼する業者によっても価格のバラツキが大きいため一概には言えませんが、NBOXカスタムの様なハイルーフ系軽自動車の一般的なスモークフィルム施工料金は、リヤドアガラスなど3面分で10,000円~15,000円程度が工賃の相場となっています。
この料金に貼り付けるスモークフィルム代が加算されますので、トータル的な金額は20,000円~50,000円程度となる場合が多いようです。
また、専門業者で取り扱うスモークフィルムはUVやIRなど特殊な加工がされている物が多く、薄さも市販品と比べて厚く丈夫なフィルムが使用されているためフィルム代は市販品の物よりも高価になる傾向にあります。
NBOX カスタム スモーク フィルム:まとめ
今回は、NBOXカスタムへDIYでスモークフィルムを貼る方法や専門業者に施工を依頼した場合の費用などを中心に、NBOXカスタムとスモークフィルムついて解説してきましたがあらかじめカッティングなどが行われている車種専用フィルムとスプレーやヘラなどの道具があれば、初心者でも簡単にDIYでフィルムを貼り付けられる事が分かったと思います。
専門業者に依頼をする場合にはフィルム代プラス施工工賃が10,000円~15,000円程度となっていますので、自主施工の自信が無い方や市販品には無い高性能フィルムを貼り付けたいと考えている方は、依頼を行うと良いでしょう。
ただし、フロントガラスには透過率の規定が法律で定められているため、ほとんどのスモークフィルムを貼り付ける事ができませんので注意をして下さい。