ハリアー プレミアム lパッケージの違いをご存知でしょうか。
ハリアーのプレミアム(グレード名)には、「PREMIUM “Metal and Leather Package”」と呼ばれるオプションも用意されており、ガソリン車・ハイブリッド車・ターボ車の3つにおいても、装備内容が若干異なってきます。
そこで、その違いを5つ厳選して紹介するとともに、最後には、紹介した装備内容についての個人的な見解を述べたいと思います。
ハリアー プレミアム |パッケージの違い|アイドリングストップ機能
アイドリングストップ機能は、交差点の赤信号等で停止した際に、一定の条件下で自動的にエンジンが停止し、信号待ち中の燃料消費を抑えることで、燃費を良くしたり、できるだけ排気ガスを出さなくする働きのことです。
こちらは、ターボ車のみに採用されています。
ガソリン車やハイブリッド車のように使用燃料がレギュラーではなく、ハイオクであるため、どうしてもターボ車の場合、燃費が悪い傾向があります。
ターボならではのスポーティーな走りを楽しめることは魅力ポイントなのですが、地球温暖化が深刻化している中で、環境のことも考慮するために、ターボ車には採用されているのかもしれません。
ハリアー プレミアム |パッケージの違い|パフォーマンスダンパー(フロント・リア)
パフォーマンスダンパー(フロント・リア)は、車体の前方および後方に装着する部品で、走行中に発生する車体のたわみや微振動を軽減して、乗り心地の改善や安全性の確保を目的に装着されます。
こちらは、ターボ車のみに採用されています。
ガソリン車やハイブリッド車に比べて、ターボによる力強い走りが楽しめるために、ターボ車は人気がありますが、最低地上高が低めに設定してあったりして、ダイレクトに路面の凹凸の衝撃を受けることになります。
そんな特徴を持っているからこそ、少しでも快適な乗り心地と高速走行時の安全性を考慮して、ターボ車には採用されているのかもしれません。
ハリアー プレミアム |パッケージの違い|マフラーカッター
マフラーカッターは、車の排気音を低減し、スチール製で作られていることが多いマフラー(消音機)の錆を防ぐことにも役立っています。
長年使用していると、雨や風の影響でマフラーも過酷な状況にさらされ、錆びやすくなってしまうため、見た目的にも茶色く、くすんだような色合いがかっこ悪さを助長させ、せっかくのハリアーも台無しに見えてしまいます。
こちらもターボ車のみに採用されていますが、エンジン音がガソリン車やハイブリッド車に比べてはるかに大きいため、早朝や深夜における少しの発進でも近隣のお宅に迷惑がかかることのないよう、ターボ車には用意されているのかもしれません。
ハリアー プレミアム |パッケージの違い|車両接近通報装置
車両接近通報装置は、歩行者や自転車等に低速走行時の車両が近づいていることを車両接近通報音によって知らせるものとなります。
こちらは、ハイブリッド車のみに採用されています。
ハイブリッド車は、高速走行時はガソリンも使用しているため問題ないのですが、低速になると、電気モーターの力だけで走行しようとするため、どうしても車の走行音が小さく、歩行者や自転車にとっては分かりづらくなってしまいます。
特に、後ろから接近してくる場合や目の不自由な方の場合、ハイブリッド車と人との接触事故が起こる可能性は高いので、そうした事故を防ぐために、ハイブリッド車には採用されているのかもしれません。
ハリアー プレミアム |パッケージの違い|左右独立温度コントロール フルオートエアコン+前席集中モード付
左右独立温度コントロール フルオートエアコン+前席集中モード付は、ハイブリッド車のみに装備されています。
アイドリングストップ中に冷気を車内に送る蓄冷エバポレーターやクリーンエアフィルター(花粉除去付)が一体となった空調装備であり、前席集中モード付がハイブリッド車のみに用意されているのは、後席のエアコン吹き出し口を閉じることで、エアコンの全稼働状態をなくし、エンジンの負担を和らげることで、燃費を良くするためであります。
もちろん、ドライーバーの操作次第でON/OFFは自由に選択できますが、少しでも燃費を良くしたい際には、重宝する機能なのかもしれません。
ハリアー プレミアム |パッケージの違い|まとめ
ここまで、ハリアーのプレミアム(グレード名)におけるパッケージ内容の違いを説明してきましたが、ターボ車やハイブリッド車は通常のガソリン車と比べて、ユニークな特徴を持っているため、独自の機能が装備されているものと思われます。
ドライバーだけでなく、周りの人のことも考慮された装備内容が多いので、メリットは多々あるのではないでしょうか。