ハリアー 年式の違いを徹底解説します。
現行型で3代目となるハリアーですが、歴代モデルとの大きな違いはどういった部分で見られるのかを車両の大きさ・重量・駆動方式・変速機・ヘッドライトに着目して、具体的な数値を交えながら、説明をしていきます。
最後に、歴代モデルと比較した上で、現行型モデルの特徴をおおまかに表現した個人的見解を述べたいと思います。
ハリアー 年式の違い|現行型と初代との比較(大きさと重量)
現行型(3代目)と初代の車体サイズの比較から説明していきます。
初代の車体サイズは、全長×全幅×全高が4575mm×1815mm×1665mmであるのに対し、現行型では、4725mm×1835mm×1690mmとなっており、全てのスペックにおいてサイズアップしていることが分かります。
車両重量については、グレードによって異なってきますが、最も軽いモデルで、初代では1590kgなのに対し、現行型では1560kgと30kgも軽量化に成功しているのです。
車体サイズは大きくなっているにも関わらず、軽くなっているのは、技術の進歩が窺えるのではないでしょうか。
ハリアー 年式の違い|現行型と2代目との比較(大きさと重量)
現行型(3代目)と2代目の比較においては、2代目が4735mm×1845mm×1670mmであるのに対し、現行型では、4725mm×1835mm×1690mmといったように、全長と全幅が抑えられ、全高が少しサイズアップした変化になっています。
車両重量については、2代目が1600kgであるのに対し、現行型では、1560kgと40kgも軽量化に成功していることが分かります。
ハリアーの歴代モデルの中では、最も車体サイズと車両重量が大きい2代目ですが、その後、全長と全幅が小さくなる一方、高さが増したのは、よりいっそう運転しやすくなった証と言えるのではないでしょうか。
ハリアー 年式の違い|現行型と初代との比較(駆動方式と変速機)
初代の駆動方式は、現行型と同じくして、FFと4WDの2種類が用意されていました。
大きく異なっているのが、現行型では、ハイブリッド車がガソリン車に加えてラインナップされていることになります。
このハイブリッド車にFFは設定されておらず、4WDのみの設定になっているのです。
変速機においては、初代では4速ATが採用されていたのですが、現行型では、ターボ車が6速AT、ガソリン車がCVT、ハイブリッド車が電気式無段変速機を採用しています。
このことから、現行型ではより細かなギア変速の変化を感じ取ることができるようになってきたのではないでしょうか。
ハリアー 年式の違い|現行型と2代目との比較(駆動方式と変速機)
2代目の駆動方式も初代と現行型と同じで、FFと4WDの2種類用意されていました。
駆動方式については、2代目が4速ATと5速ATの2種類ラインナップされていたことから、現行型になって、ターボ車では6速ATといったように変速ギアが1段階増えていることが窺えます。
2代目の時代では、まだまだマニュアル車も現在に比べ多かったので、オートマチックトランスミッションの変速機能をそこまで重視して作られていなかったのかもしれません。
ですが、現行型の時代になると、マニュアル車は商用車や一部の車に限られてきて、ほとんど見かけないので、当時の操る楽しさをドライバーに思い返してもらうために、変速が増やされてきているのかもしれません。
ハリアー 年式の違い|初代~現行型(ヘッドライト)
ハリアーの装備面における年式の違いで、ヘッドライトが挙げられます。
初代と2代目においては、ハロゲンとキセノンを使用したグレードだったのに対し、現行型ではそれらに加え、LEDタイプが使用されるようになっています。
LEDタイプは、自転車のヘッドライトや懐中電灯にも使われることが多くなってきていて、青白く、遠くまで照らすことができる上に、寿命も長い等、良いことづくめの特徴を備えています。
しかも、現行型でグレードに関わらず、全車標準装備なので、街灯の暗い夜道でも安心して運転することができ、よりいっそう視界の確保がなされるとともに安全性が向上したと言えるのではないでしょうか。
ハリアー 年式の違い|まとめ
ここまで、ハリアーの年式による歴代モデルの違いを車体サイズと車両重量、駆動方式と変速機、装備面において、説明してきましたが、ザックリと経年変化の傾向を述べると、ダイエットに大幅に成功した上で、必要な筋肉をしっかりと付け、運動能力も格段に上がった車になってきていると言っても過言ではありません。
内面も外面もあか抜けてきている車=現行型ハリアーという表現が相応しいような気がしています。