ハリアーの純正ナビとリアモニターはどんなものがあるのでしょうか?
現代の自動車のオプション品で是非付けておきたいと言う物は数多く存在しますが、その中でも1・2位を争うオプション品がリアモニターです。
インテリアパネルに設置されたカーナビゲーションのモニターを覗き込む事無く映像を視聴できる為、人気のあるアイテムとなっています。
また、乗車時に子供がぐずってしまった場合にも役立つアイテムとして子育て世代にも人気があります。
今回は、ハリアーに装備される純正ナビとリアモニターの関係やリアモニターの種類などを調べてみました。
ハリアー 純正ナビ リアモニター|純正MOPナビの場合
ハリアーには純正カーナビゲーションの種類が2つあり、DOPと呼ばれる販売店オプションナビとMOPと呼ばれるメーカーオプションナビがあります。
このMOPナビですが新車注文時のみの組み付けの為、自動車購入後の販売は行っていません。
ハリアーの場合このMOPナビを装着している場合、リアモニターへの映像出力は行えない仕様となっています。
これは、ナビ本体の構造やAACS(アドバンスド・アクセス・コントロールシステム)の規定によりリアモニターなどへの外部出力が制限されている為で、リアモニターの装着自体はできるもののナビからリアモニターまでの配線ができない事から視聴が不可になっています。
リアモニター自体には入力端子が備わっていますので、別途でDVDプレイヤーなどを用意し直接モニターとつなぐ事で映像を映し出す事は可能です。
ハリアー 純正ナビ リアモニター|純正DOPナビの場合
DOPナビの場合、MOPナビとは異なり純正ナビゲーションからリアモニターへの出力端子が備わっている為、そのまま映像をリアモニターに映す事が可能です。
リアモニターへの映像出力はRCAと呼ばれるアナログ端子を使っての出力となり、HDMIなどのデジタル出力と比べると、画質は少々低下してしまいますが小さなサイズのリアモニターでは、特に問題が起きる程の画像低下は感じられないのが一般的です。
このRCA端子というのは、今では見かける事が殆ど無くなったビデオデッキに搭載されていた出力端子で、当時はビデオデッキの画像をテレビに送り出す物として使われていました。
赤・白・黄色のケーブルです。
現在では、バックカメラの映像をナビゲーションに送る為にも使われています。
ハリアー 純正ナビ リアモニター|リアモニター選び 純正品
DOP(ディーラーオプション)ナビは一部を除いてアルファードやノアなど他車種にも装備可能な共通のナビゲーションとなっています。
その為、アルファードやノアなどでDOPとして販売されている純正リアモニターを取り付ける事も可能です。
トヨタは主にパナソニック製や富士通テン製のナビゲーションをDOPとして用意していますので、リアモニターに関してもこの2社のどちらかのモニターが装着される事になっています。
ですが、60系ハリアーの場合には元々DOPとして純正リアモニターの設定がされていない為、モニター自体の発注は可能でもディーラーでの取り付けは断られる場合が多く、大半の場合でDIYやカー用品店による取り付けや専門業者に依頼をして取り付けてもらうと言う事になります。
ハリアー 純正ナビ リアモニター|リアモニター選び 社外品・天井設置タイプ
純正DOPナビはRCA端子から映像を出力している為、受け手となるリアモニターにRCA端子が搭載されていれば、どのメーカーのリアモニターでも映像を映し出す事が可能です。
リアモニターには幾つかの異なった形態のタイプの物がありますが、車検など安全適合の観点から現在では天井設置タイプ(フリップダウン式)と前席のヘッドレストやシート背面部に取り付けるヘッドレストタイプの物が主流となっています。
この天井設置タイプですが、天井の内張りを剥がしたり穴開け加工をする必要があり、作業も大がかりになる事が多い事が難点です。
画面サイズも大きな物が設置できると言ったメリットもありますが、その反面ルームミラーから後方が見づらくなるなどのデメリットもある為、設置を検討している方は、注意が必要です。
特にハリアーの様に、天井の高さがミニバン車と比べて低くなっている車種への取り付けはあまりおすすめできないタイプのリアモニターです。
ハリアー 純正ナビ リアモニター|リアモニター選び 社外品・ヘッドレストタイプ
天井設置タイプともう一つ主流となっているのが、前席のヘッドレスト周辺にリアモニター取り付けるヘッドレストタイプです。
メーカーによっては、プライベートリアモニターなどと呼ばれる事があります。
こちらのタイプは天井設置タイプと比べて内張りを剥がす事や加工の必要が少ない為、取り付けの手間が少なくなっているリアモニターです。
また天井設置タイプのデメリットでもあった後方視界の問題もクリアしているメリットもあります。
デメリットとしては各シート毎にモニターを設置する為、モニターの台数が増えコストが掛かる場合がある事と、取り付け位置によってはチャイルドシートに座った子供が足で蹴ってしまう事があるという点です。
取り付けを検討している場合は、ヘッドレストの背面にモニターが配置できる物を選ぶと良いでしょう。
ハリアー 純正ナビ リアモニター|まとめ
運転者は絶対に見る事のできないリアモニターですが、せっかくハリアーを購入したのならさらに高級感を上げたいなどの理由から、取り付ける方が多い事に驚きました。
社外ナビと比べエンターテイメント性が低いとも言われる純正ナビですが、ハリアーの様な2列シートの車には前後のモニターで別の物を視聴するセパレート機能などは必要ない為、十分な機能と言えます。
子供の居るご家庭では、ぐずってしまった子をあやすのにも役立つリアモニターですが、人によっては乗り物酔いを起こす事もありますので注意が必要です。
また、ハリアーには室内空間の観点から天井設置タイプ以外のリアモニターを検討する事をおすすめいたします。