アクアはチャイルドシートを乗せると狭いでしょうか?
トヨタアクアは2011年に登場し、ハイブリッドによる優れた燃費性能や手ごろな購入価格などが評価されて大ヒット、その後も複数回のマイナーチェンジで改良を重ねながら現在に至るまで息の長いロングセラーを続けています。
燃費が優れているだけでなく車体が小柄で取り回しがよく運転がしやすいのもアクアの長所ですが、一方で車体が小柄で車内がやや手狭なため、小さな子供がいる家庭などではチャイルドシートを乗せるのに十分な広さなのかが気になる人もいるのではないでしょうか。
本記事ではアクアへのチャイルドシートの積載についてを中心に解説します。
アクアはチャイルドシートを乗せると狭い?|チャイルドシートについて
チャイルドシートには大きく分けて3つの種類があります。
生後1年未満の新生児、乳幼児向けのベビーシート、1~4歳前後の幼児用のチャイルドシート、4~10歳前後の児童用のジュニアシートの3つがあり、必然的に対象年齢の高いシートほどサイズが大きくなります。
また上記の年齢ごとの種類分け以外にも年齢ごとの種類をある程度兼用できるタイプや、ISOFIXと呼ばれるコネクタで取り付けができるタイプ、回転式のタイプなど多くのタイプが存在します。
法律でチャイルドシートの着用が義務付けられているのは6歳未満の子供であり6歳以上の子供には着用は義務付けられてはいませんが、シートベルトは法律のために付けるのではなく子供の安全の為に付けるという事を忘れてはいけません。
シートベルトが適切に着用できるのは身長140cm以上からと言われており、法律では義務付けられていなくても子供の身長が140cmを超える10歳くらいまでは安全のためにもチャイルドシートを着用した方が良いでしょう。
アクアはチャイルドシートを乗せると狭い?|アクアの車内は狭い?
そもそもチャイルドシートを乗せる以前にアクアの車内、特に後部座席は狭いと言われる事が少なくありません。
アクアはコンパクトカーの中でも全高がひときわ低く、それが車内の天井の低さに繋がってしまっており、特に後部座席に成人男性が座る場合は若干の窮屈さを感じる人が少なくありません。
また後部座席のドアに関しても開口部がやや小さく、ルーフが後ろ下がりなため、乗降性や積み下ろしが優れているとは言い難く、チャイルドシートを着けっぱなしにできるのであれば良いのですが複数の車両で使うためなどの理由で頻繁に付けはずしが必要な場合は負担になる可能性があります。
スポンサーリンクアクアはチャイルドシートを乗せると狭い?|チャイルドシートと定員
アクアは元々車内が広くないのですからチャイルドシートを乗せるとより狭い感じがしてしまう事は避けられません。
後部座席にチャイルドシートを付けた場合、後部座席に更に2人成人が乗るのはかなり窮屈な感じになってしまい、短時間ならともかく長時間のドライブは避けた方が良いでしょう。
また後部座席に左右で2台チャイルドシートを付けた場合、空いた中央に人が乗るのは少し難しいため、後部座席はチャイルドシートに占有されると考えた方が良いです。
チャイルドシートの中でも回転式のタイプのものは底の厚さが高くなる分、天井とのスペースがかなり狭くなってしまい子供の乗せ降ろしが難しくなってしまうケースが多いため、回転式は出来れば避けた方が良いでしょう。
アクアはチャイルドシートを乗せると狭い?|チャイルドシート装着の注意点
アクアへのチャイルドシート装着の際に気を付ける事として、アクアの後部座席はリクライニングができないという事があります。
座席側では背もたれの角度を調節できないため、チャイルドシートの背もたれの角度が合わないと装着できない可能性があります。
チャイルドシート購入の際はアクアに装着できることを確認してから購入した方が良いでしょう。
アクアは後部座席の左右にISOFIXのチャイルドシートを接続する事が可能です。
後部座席の左右のシートの背もたれの下部の左右にISOFIXのタグが付けられており、ぱっと見解りづらいですが、そのすぐ側のシートに穴が空いており接続のための金具を差し込めるようになっています。
スポンサーリンクアクアはチャイルドシートを乗せると狭い?|まとめ
ここまでアクアへのチャイルドシートの積載についてを中心に解説してきました。
アクアは車体が小さい事もあり、基本的に車内はどうしても手狭になってしまいます。
後部座席にチャイルドシートを積む場合、1台積むだけで追加で成人男性が2人乗るのは少し苦しく、後部座席に2台チャイルドシートを積む場合、それ以上後部座席に人が乗るのは難しいです。
また回転式のチャイルドシートは高さの面から子供の乗せ降ろしが難しくなることが多く、お勧めできません。