アルファードのマイナーチェンジでターボが搭載されるのではないかと噂されています。
噂の真偽のほどや、ターボエンジンとはどのようなものなのか、そしてなぜ今ターボが搭載されると言われているのかなど解説します。
アルファード マイナーチェンジでターボ搭載?
アルファード30系のマイナーチェンジではターボエンジンが搭載されるのではないかと噂されています。
現在のアルファードのV型6気筒3.5Lエンジンが、2.0L直列4気筒ターボエンジンになるのではないかと言うものです。
2.0Lのターボエンジンになると、3.5Lエンジンよりも燃費が向上します。
ターボになれば、10.0km/L程度は改善するのではないかと言われています。
ただ、ターボになることで排気量が小さくなることで2tあるアルファードの車体をレスポンスよく走られることができなくなるのではないかと言う心配はあります。
アルファード マイナーチェンジのターボエンジン候補
アルファードがマイナーチェンジされてターボエンジンになるとしたら、どのターボエンジンが採用されるのでしょうか。
候補として考えられているのは、クラウンアスリートやハリアーに搭載されている「8AR-FTS型」のターボエンジンです。
8AR-FTS型ターボエンジンとは
8AR-FTSは、ターボへ向かう4気筒の排気管を2つにまとめるシリンダーヘッド一体式の水冷4-2排気マニホールドと、タービンハウジングの流路を隔壁によって2つに分けたツインスクロールターボを採用することで、各気筒の排気ガス流の干渉を防ぎ、過給の効率を高めたエンジンです。
低回転から優れた応答性があり、全域に渡って高いトルクを実現しています。
吸排気バルブの開閉タイミングを最適化するDual VVT-iWシステムにより、燃費も向上しています。
排気量を小さくしつつも低速からの力強い加速ができ、燃費性能に優れたエンジンです。
エンジン比較表
エンジン | 性能 |
---|---|
2.0ターボ 8AR-FTS |
最高出力 : 238PS / 4,800~5,600rpm 最大トルク : 35.7kg-m / 1,650~4,000rpm |
3.5L 2GR-FE |
最高出力 : 280ps/6200rpm 最大トルク : 35.1kg.m / 4700rpm |
アルファード マイナーチェンジのターボってそもそも何?
アルファードのマイナーチェンジで搭載されると噂のターボエンジンとはそもそも何なのでしょうか。
「ターボ」とは、排気ガスの流れを使い、エンジンに空気を無理やり過給(押し込む)機構のことで、同じ排気量なら空気を過給した方がパワーを得ることができます。
そのため、排気量が小さいエンジンでも排気量の大きなエンジン並みのパワーを得ることができます。
ターボの機構
ターボエンジンの機構(ターボチャージャー)には、排気側と吸気側に羽車が付ついています。
排気ガスが出ると排気側の羽車が回り、一体化している吸気側の羽車も回転して空気が過給されます。
アルファード マイナーチェンジでなぜターボに?
アルファードのマイナーチェンジでターボが搭載されるとしたら、その理由はなぜなのでしょうか。
自動車税
一番大きな理由は「税金が安い」からでしょう。
以下は、2017年のエンジンの排気量と自動車税額の一覧です。
排気量 | 自動車税 |
---|---|
2L超2.5L以下 |
自家用:45,000円 営業用:13,800円 |
2.5L超3L以下 |
自家用:51,000円 営業用:15,700円 |
3L超3.5L以下 |
自家用:58,000円 営業用:17,900円 |
排気量が2Lと3.5Lでは、自家用車で13,000円、営業車で4,100円もの違いになります。
ターボエンジンが見直されている
1990年代に流行ったターボエンジンですが、レスポンスが悪かったりコストが高かったりといった弱点があり、2000年代には廃れていきました。
しかし、ターボエンジンに直接噴射エンジンが採用されたことで、ターボエンジンのレスポンスが悪いと言う弱点がカバーされ、また製造コストも抑えられるようになり、ターボエンジンが見直され始めています。
ターボエンジンは燃費も良いので、エコエンジンとしても注目されています。
その流れでアルファードのマイナーチェンジでもターボが搭載される可能性があるのです。