アルファード特別仕様車は値引きしにくいとも噂されていますが、実際の値引き状況はどんな感じなのでしょうか。
本記事ではアルファード特別仕様車の値引き相場と、ディーラーから上手く値引きを引き出すやり方について解説します。
アルファード 特別仕様車の値引き相場は?
アルファードの特別仕様車の値引き相場を確認しましょう。
以下は、アルファード30系の特別仕様車であるタイプブラックと、アルファード20系の特別仕様車であるタイプゴールドの値引き実例です。
購入時期 | グレード | 購入オプション | 値引き総額 |
---|---|---|---|
2017年4月~6月 | 2.5S Aパッケージ・タイプブラック 4WD | 52.8万円 | 45.6万円 |
2017年1月~3月 | 2.5S Aパッケージ・タイプブラック | 76.1万円 | 77.1万円 |
2017年1月~3月 | 2.5S Aパッケージ・タイプブラック | 71.5万円 | 58.4万円 |
2016年10月~12月 | S Aパッケージ・タイプブラック | 59.4万円 | 47.2万円 |
2016年10月~12月 | S Aパッケージ・タイプブラック | 94.3万円 | 75.5万円 |
2014年7月~9月 | 240S タイプゴールドⅡ | 60.5万円 | 53.5万円 |
2014年4月~6月 | 240S タイプゴールドⅡ | 60.3万円 | 54.8万円 |
2013年10月~12月 | 240S タイプゴールド | 87.3万円 | 61.1万円 |
2013年10月~12月 | 240S タイプゴールド | 74.7万円 | 59.5万円 |
全体を見るとオプションを50~90万円付けて、値引き総額は45~77万円です。
表を見て頂ければ分かる通り、値引き総額はほとんどの場合においてオプション価格を上回ることはありません。
アルファード 特別仕様車の値引き限界は?
アルファード特別仕様車の値引き限界はどの程度になるでしょうか。
前述の値引き実例を見ると、値引き最高額は77.1万円です。
この時に付けたオプションは76.1万円でした。
アルファード特別仕様車値引き実例の中で唯一オプション料よりも値引き額が上回っています。
よほど上手に交渉したものと考えられますが、取りあえずはアルファード特別仕様車の値引き限界は77.1万円と考えて良いでしょう。
ディーラーと交渉する際はこの金額近くまで引き出せたら満足すべきと考えます。
アルファード 特別仕様車の値引き目標は?
アルファード特別仕様車の値引き限界は77.1万円としましたが、実際にその値引きを実現できる人は非常に限られています。
と言うのも、本人の交渉力が必要なのも当然ですがディーラーによって値引きできる限界が異なるからです。
買う方はディーラーの値引き限界など知ることはできないで困ったものです。
そこで、値引き限界とは別に値引き目標を設定しましょう。
値引き割合
一般に、アルファード 特別仕様車を販売している都市部のディーラーにおいては、ディーラーオプションを50万円以上付けることで50~60万円の値引きを引き出すことが可能と言われています。
この50~60万円というのは本体車両からの値引き額とオプションからの値引き額を合わせた金額です。
オプションの値引きは20~30%程度は可能です。
値引き額は変動する
アルファード特別仕様車に限らず、車の値引き可能額は時期によって異なります。
一番値引きしてもらいにくいのは発売されたばかりの人気が集中する時です。
そして一番値引きしてもらいやすいのは次世代モデルが発売される直前です。
ディーラーは古いモデルは売れない在庫になってしまう前に売り切って新しいモデルを購入したいわけなので、値引き額も大きなものになりやすいです。
値引き目標は?
さて、本記事執筆時点(2017年6月)における値引き目標を考えましょう。
2018年初頭にはアルファードのマイナーチェンジが発表されると考えられているので、現行モデルに対する値引きは大きくなってきています。
最近のアルファード特別仕様車の値引き状況から考えると2017年6月においては以下が値引き目標と考えてよいでしょう。
値引き対象 | 値引き額 |
---|---|
本体車両 | 38万円 |
オプション(40万円分購入の場合) | 8万円 |
総額 | 46万円 |
表の通り、総額で46万円を値引きできたら上手く交渉できたと考えてよいです。
アルファード 特別仕様車の値引き交渉のやり方
アルファード 特別仕様車の値引きをディーラーから引き出すやり方をご紹介します。
それは
- 下取り車を活用
- 値引き交渉に適した時期に行く
- 競合車を設定する
- ディーラー回りをする
- 何度も価格をぶつける
です。
下取り車の活用
ディーラーは交渉が煮詰まってくると「これ以上は下取り車で調整します」と言ってくる場合があります。
そして下取り価格を5万、10万、15万と徐々に引き上げてお得感を強調してくるでしょう。
しかし、少し待って下さい。
そのディーラーでの下取り価格、本当に適正なでしょうか?
下取り車が高額なものであったり人気のある車種であれば、下取り価格の相場はディーラーの提示額よりもずっと高い可能性もあります。
場合によっては20万円以上も違いが出る場合もあるようです。
下取り車の適正価格は買取店で査定を受けることでおおよその相場を知ることができます。
1店舗でOKなので、必ず買取店で査定してもらうようにしましょう。
それでディーラーの査定額が適正価格かどうか判断できます。
ディーラーの査定額が不満なら、買取店に売ってしまいましょう。
値引き交渉に適した時期に行く
ディーラーにおいて値引き額が大きくなる時期があります。
先ほど新モデルが出る直前が値引きされやすいと書きましたが、それ以外の値引きされやすい時期が以下になります。
- 1~3月の年末決算期
- 6~7月のボーナス時期
- 8~9月の中間決算期
- 12月のボーナス・年末商戦
決算期、中間決算期については企業によって時期が異なりますから、決算期を公表している企業であれば事前に決算期を調べた上で交渉すると良いでしょう。
特に決算期はディーラーもキャンペーンを展開することが多いので、通常ではありえない値引きも期待できます。
競合車を設定する
ディーラーとの交渉で値引きを引き出すには競合車を設定すると良いです。
「アルファードの特別仕様車と日産のエルグランドで迷っている」
というような感じで言ってみると、ディーラーは相手よりも良い条件を提示しようと大きく値引きしてくれる可能性が高いです。
アルファード特別仕様車と競合する車をリストアップし、ディーラーに相談しにいくという姿勢で話してみましょう。
アルファード特別仕様車のディーラー同士でも競合させることができます。
トヨタ社は県が異なればディーラーを経営する法人も異なります。
異なる県のトヨペット店同士を競合させることでさらに割引を引き出せる可能性があります。
ディーラー回りをする
アルファード特別仕様車を取り扱っているディーラーを数多く回ることで、大きな割引きをしてくれるディーラーに出会える可能性があります。
トヨタのディーラーを可能な限りリストアップし、商談を繰り返しましょう。
そうすればノルマ達成が厳しく、なんとしても売りたいと考えているディーラーや営業マンに出会う確率が高まります。
何度も価格をぶつける
ある程度ディーラーごとの値引き額が出そろったら、条件の良いところに絞って他店の値引き額を何度もぶつけましょう。
なんとしても売りたいディーラーなら、相手よりもよい条件を提示してくれます。
これを繰り返して、ディーラーの限界を引き出します。