冬のプリウスの運転での燃費対策はご存知でしょうか?今、世間で走っている車の半分程度が、ハイブリット車でしょうか。
ハイブリッド車とは、従来のガソリンエンジンと電気のモーターの力を利用した車であることは、多くの人が知る所です。
この車の一番大きなメリットと言えば、やはり燃費の良さです。
この長所をいち早く世の中に知らしめたのが、トヨタのプリウスではないでしょうか。
そこでプリウスの燃費や燃費を下げない方法や維持をする方法を紹介をしています。
プリウスの冬の運転での燃費対策|ハイブリット車プリウスの燃費
プリウスは、1997年に発売開始されてから、すでに4世代目に入っています。
その間、多くの技術が取り込まれて、快適で、安心・安全な走行を実現しています。
しかし、 プリウスは燃費の良さが最大の売り。
その燃費性能は、1リッター当たり、35km~37kmにもなります。
ガソリン車で言えば、軽自動車並か、それ以上の性能です。
環境と家計に優しい車と言えます。
しかし、この燃費の良さも、環境によって、一気にダウンしてしまいます。
それは寒い時期です。
冬季になると、プリウス燃費がとても悪くなるのです。
おおよそ10%~20%も落ちてしまうのです。
プリウスの冬の運転での燃費対策|ガソリン車は燃費があまり落ちないが
エアコンを使っていると、燃費が落ちることは、よく知られています。
エアコンを使用するためには、ベルトで駆動するコンプレッサーやコンデンサと風を送り出すモーターなどを動かすためにかなり大きな電力を使用するからです。
しかし、冬の時期はあまり電気を使用しません。
暖かい空気を生み出すには、クーラーのような仕組みではなく、エンジンから放出される熱を利用するからです。
そのおかげで、夏のエアコンのように多くの電気を必要としないために、燃費が大幅に落ちることはないのです。
それがプリウスになると、ガクンと落ちてしまうのです。
プリウスの冬の運転での燃費対策|どうしてる落ちるプリウスの燃費
プリウスの場合、2世代目以降のモデルから、冷媒用の電動コンプレッサーのおかけで、エンジンが止まっていても、エアコンを動いています。
電力はハイブリッドバッテリーから供給されるために、燃費の低下は最小限に留められています。
しかし、冬の寒い環境では、エンジンの熱から暖気を作り出すようなっています。
そのために、常にエンジンは動きっぱなしになります。
これが原因で、ガソリンを消費し続けることから、燃費が低下してしまうのです。
特に東北や北海道の寒いエリアでは、寒い時期が長いので、極端に燃費が低下してしまうと言われています。
プリウスの冬の運転での燃費対策|燃費を下げないために
冬の間の燃費低下を防ぐためには、エンジンをかけていきなりヒーターを使うのではなく、しばらくエンジンが暖まってから、ヒーターを利用するしかありません。
エンジンが始動したばかりにヒーターを利用するのフル稼働させてしまうと、それだけで大きな負荷がエンジンにかかってしまい、余計に燃料を消費させてしまいます。
また、短い距離の乗り降りを連続的にしていると、これもエンジンが暖まることがないので、暖気運転のために、エンジン始動が頻繁に行われてしまい、燃費が悪化してしまいます。
寒冷地では、この欠点をカバーするために、PTCヒーターという補助ヒーターが設置されていますが、それでエンジンの連続的なオン/オフはとても効率が悪くなってきます。
プリウスの冬の運転での燃費対策|普段からの運用でも大きく変わる燃費
燃費を良くさせるためには、運転の仕方でもかなり変わってきます。
アクセルの踏み方、スピードの出し過ぎ、急ブレーキ操作も燃費を悪化させてしまいます。
特にアクセルを一気に踏み込むことは、モーターだけのパワーでだけでなく、エンジンの始動にも繋がってきます。
そのために、ガソリンを余計に消費してしまうことになるのです。
また、ECOモードにしておくことも燃費維持の方法です。
このモードの時は、モーターからエンジンへの切り替え頻度が抑えられるために、余計にエンジンの稼働を少なくしてくれます。
日頃からの運転でも同じなのですが、これらのことをこまめに行っていることで、燃料の節約になります。
プリウスの冬の運転での燃費対策|ハイブリッド車の特徴を知って燃費維持
ハイブリッド車は、とても燃費がいいのですが、車内を暖めることは、仕組みの上では、あまり得意な方ではありません。
この特性を知らない人は、寒い時期になって、燃費が悪くなることで、クレームをメーカーに入れてしまう程です。
しかし、せっかくのエコカーなのですから、ハイブリッド車の特性を理解して上手にコントロールすることで、燃費を維持させることに努めたいものです。