プリウスの冬の燃費対策について、ハイブリッド車の中でも、抜群の人気を誇るプリウス。
もう20年も続くトヨタの代表的な車と言えるでしょう。
低燃費を誇るプリウスなのですが、寒い冬の季節が到来すると、燃費が悪くなって仕方がないとの意見がたくさんあります。
せっかく家計に優しいはずのプリウスの燃費が悪化するのは何故でしょうか?
そして、改善対策を打てないのでしょうか?
プリウスの冬の燃費対策|寒い冬の時に燃費が悪化する原因
低燃費を誇るはずのプリウス。
しかし、冬の間は極端に燃費性能が悪くなってしまいます。
その一番の原因は、ヒーターにあります。
寒くなると、どうしてもエアコンによる暖房を利用したくなります。
この時に電力の消費が大きくなってくるために燃費が悪化してしまうのです。
しかし、寒冷地や雪国では、バッテリー本来の性能が満足に発揮できないために、車内の温度を意識的に上げていかなければならないこと出てきます。
そうしないと寒い外下では、寒さをしのぐことができません。
したがって、暖房を上手に利かせつつ燃費を下げないようにする方法を常に心掛ける必要があります。
プリウスの冬の燃費対策|始動の時の暖房に注意
プリウスは、普通に走るなら、動力バッテリーの充電量がある一定レベルに達していると、エンジンが自動的に停止してくれます。
しかし、寒い季節にエンジン始動した直後に暖房を気化していると、車内が暖かくなるまでエンジンが停ないのです。
そのために余計にガソリンを消費してしまい、燃費が落ちてしまうのです。
この時は、始動した時点では温度設定を高くし過ぎず、しばらく走行を続ける中で車が温まっていくようにします。
そうすることで燃費はかなり伸びてくるようになります。
また、寒冷地での始動は気温が低いと動力バッテリーが十分な性能を出せません。
したかって、ヒーターをフル稼働させる温度設定は避けるべきです。
プリウスの冬の燃費対策|走行中はエコモード
次に走っている時に燃費を伸ばす方法です。
プリウスでも、エアコンをオート設定にします。
併せて、走行モードも通常のモードからエコドライブモードに設定をかえていきます。
そうすることで、エアコンの動作は燃費を重視した走りをしてくれます。
これによって比較的に暖房の効き具合は押さえ気味になってしまいますが、燃費もある程度は伸びながら、バランスの良いエアコンの働きが実現できるわけです。
エコモードは、ガソリンの消費を抑えてくれる反面、出力性能も控え気味で、本当にロスの機会はとても低いはずです。
その分、燃費を良くなってくるのです。
プリウスの冬の燃費対策|それでも寒い時は
それでも、かなり寒さが厳しい時は、エアコンを強くしたくなってきます。
このような時は、プリウスのドライブモードの設定をエコモード以外の設定にすることです。
もう1つは、エアコンをオート設定からマニュアル操作に切り換えることです。
風量、温度設定を手動で行うようにすることで、自動調整が作動しないようするのです。
エアコンをマニュアルでコントロールすることで、外気から吸入/内気循環の切り替えの設定も、常に内気循環状態にしておいて下さい。
そうすることで、車内をより早く暖めることができます。
これが結果的に燃費向上にも繋がってきます。
プリウスの冬の燃費対策|冬の燃費対策は暖房とのせめぎ合い
冬にプリウスの燃費を伸ばそうとすることは、暖房とのせめぎ合いと言っても言い過ぎではありません。
エアコンの温度設定を高くし過ぎることで、エンジンの稼働は中々、停止してくれませんし、エアコンを全く使わないことも、寒くて運転どころではないでしょう。
まさに適度な温度調節を図りながら、も対策は行うことになってきます。
ただ、運転中の服装でも、かなり寒さ対策は行えますので、膝掛け、マフラー、手袋を車内に置いておき、暖かくなるのを待つことも、燃費を伸ばす間接的な方法かもしれません。
冬のハイブリッド車は燃費が悪くなってしまうことは仕方ないことですが、まさに暖房とのバランスを上手く取ることです。
プリウスの冬の燃費対策|ハイブリッド車の特性を理解して運転
冬の燃費対策は暖房対策との裏返しのような関係でしょう。
車内を暖め過ぎては、燃費が悪くなるし、伸ばそうと暖房を使わないと快適運転は不可能です。
このようなことから、始動時、走行中の暖房運用と燃費維持をどのようにすれば、両立できるかを自らの経験で判断していくことです。
普段からのアクセル、ブレーキワークでも、燃費を伸ばすことができますので、暖房設定と併せて対応していくことが必要です。