今回はプリウスPHVーGRのタコメーターについて解説します。
従来のG SPORTS(G’s)に代わるモデルとして、「GR」シリーズが立ち上がりましたが、当初のG’sは硬めの足とローダウンが特徴でした。
GAZOO Racingがカンパニー制になり「自動車メーカーが作るスポーティとは」というコンセプトでリスタートした感があるのがGRシリーズです。
プリウスPHV-GRのタコメーターの前にどんな車なのか?
現行プリウスから本格的に始まったTNGA(Toyota New Global Architecture)ですが、クルマの骨格を作るプラットフォームは「軽量」「低重心」「高剛性」を実現しており、快適な乗り心地と優れたハンドリングを実現しています。
プリウスPHVは現行プリウスをベースにしつつ、重量物の電池を後部に搭載して重量配分の改善と静粛性を向上させています。
まさにハイブリッドとは別のクルマに仕上がっている感じですが、快適性だけでなくハンドリングの面でも格段に向上しています。
トヨタのGRモデルに共通したデザインの特徴である大きな開口部のフロントマスクとリアバンパーは、コンベンショナルなPHVとは大きく変わった印象を与えます。
全長は40mm長くなって4,685mmであり、サスペンションや大径タイヤも大きなイメージチェンジと言えます。
標準タイヤの195/65 R15から225/40 R18のダンロップ「SP SPORT 2050」を履き、エッジの効いたホイールデザインと、格段に精悍さが増しています。
プリウスPHV-GRロゴ入りの専用タコメーターがかっこいい
プリウス PHV GR SPORTのインテリアの特徴として、GRシリーズ各モデル共通で専用のGRロゴ入りのスポーティシートと、スタートスイッチ(ハイブリッド車はパワースイッチ)を標準装備している点が挙げられます。
また、GRロゴ入り専用タコメーター、スモークブラック加飾のシフトノブ、アルミペダル、小径ステアリングホイールを装備しています。
この中でもGRロゴ入りの専用タコメーターはマニア垂涎の一品です。
モニターにGRロゴマークが表示され、ビジュアルでもプリウスPHVよりはるかにグレードアップしているので、運転の爽快感が高まります。
プリウスPHV-GRのタコメーターとは
一般的にタコメーターで2,000回転までが高効率であることは広く知られた事実です。
高くても3,000程度に抑えたエコドライブを目指したいと考えるのが一般的なドライバーでしょう。
そもそも低燃費を極めたプリウスにタコメーターは必要なのでしょうか。
しかもPHVのGRというマニアックな設定でのアナログタコメーター装備だというところに、製作者側の意図を感じます。
これは、ドライバーの気持ちの高揚感をタコメーターによって上げようという強い意志の現われです。
まさに、タコメーターの針の動きによって、車を操っているという感覚をドライバーに持たせる演出だと言えます。
プリウスPHV-GRタコメーターを活用する
エンジンの性能を表すときに「トルク」と「馬力」という言葉が使われますが、このトルクと馬力をどのくらいの回転数で引き出せているかが、車の良しあしを評価する一つの基準になります。
回転数をエコ範囲に抑えつつ、最高出力に近い状態に持っていくよう心掛ける運転こそ、プリウス乗りの醍醐味です。
そのためにタコメーターは重要な情報を与えてくれるパーツです。
ちなみにプリウスPHVGRの最高出力は98ps/5200rpm、最大トルクは14.5kgfm/3600rpmです。
プリウスPHV-GRタコメーター|通勤も、買い物もほとんどEVモードでOK
プリウスPHVGRはPHV同様、満充電からのEV走行距離が従来モデルから2倍以上も延長したので、普段の運転のほとんどをEVモードで楽しめます。
しかも、アクセルを強めに踏み込んだり、暖房を使ったりしても、エンジンがかかりにくいよう設計されています。
プリウスPHV-GRタコメーター|低燃費のまま最高の走りを得られる
PHV車の特徴の一つとして、アイドリング時の回転数が少し上がります。
これは、充電しているからで、300程度回転数が上がります。
足回りをビシッと決めたプリウスPHVGRは、運転の楽しさを極めた車です。