プリウスの暖房が効かない時の対処法について、プリウスはハイブリッド車で、燃費が良く環境に優しいことで人気の車です。
しかしプリウスは夏場に比べて、冬場の暖房が効かないという評判が多くなっています。
プリウスを買ったけれども冬になってあまりにも寒いので後悔したという人が多く、「プリウス=寒い」というイメージが出来上がっているのです。
プリウスのハイブリッドで、暖房が効かない理由と対処法について紹介します。
プリウスの暖房が効かない理由|ハイブリッドだから
プリウスの暖房が効かない理由としては、ハイブリッドならではの仕様にあります。
車を温める為のヒーターは、通常エンジンの排熱を利用しているのです。
プリウスのハイブリッドは、エコモードだとなるべくモーターで走る様に設定されています。
モーター走行をしている時にはエンジンは回転していないので、排熱が発生しません。
つまり、ヒーターが作動せず、暖房が効かないということになっています。
暖房を効かそうとすると、排熱を発生させる為にエンジンを動かす必要があります。
暖房の為に、本来必要のないエンジンを動かすのですから、それだけ燃費も悪くなってしまうのです。
プリウスの暖房が効かない理由|故障している
プリウスの暖房が効かない理由として、ヒーターが故障している可能性もあります。
車のヒーターは、冷却水をエンジンで温めて循環させることで暖房効果を発揮するのですが、この時サーモスタットが閉じている必要があります。
何らかの原因でサーモスタットが故障して開きっぱなしになってしまい、冷却水が流れてしまって温まらないということも多いのです。
また、故障していなくてもそもそも冷却水が減少していると、暖房が効かない場合もあります。
冷却水を注入したら直ってしまったということもありますので、まずは本体に故障がないことを確認しておきましょう。
プリウスの暖房が効かない時の対処法|シートヒーター
プリウスで暖房が効かない場合でも、暖房を使用せずに温める「シートヒーター」という装備があります。
シートヒーターはシートに電熱線を埋め込むことで、通電して温めるシステムです。
背中から温まるので体感温度が高くなるし、もちろん安全性は保証されています。
但し、プリウスではAプレミアと、各グレードの「ツーリングセクション」にのみ装備されています。
どうしても寒さに弱く、暖房対策をしたいという人は、少し予算がかかってもシートヒーターがあった方が便利です。
最近では後付けのシートヒーターも販売されていますので、寒さ対策をしたい人は探してみると良いでしょう。
プリウスの暖房が効かない時の対処法|外付けヒーター
プリウスで暖房が効かないけれども、どうしても寒くて仕方がないという時には「車専用のファンヒーター」を使用するという方法もあります。
このヒーターはシガーライターを電源としていて、温風を発生させてくれます。
意外なことに車のエアコンよりも温風がしっかりとしていて、パワーの強いドライヤーの様になります。
ヒーターが効きが悪いと思った時だけ使用すれば、効率よく暖房効果を発揮してくれます。
一般的なカー用品店で購入できて、取り付けも手間がかからないので、寒い冬にドライブする機会が多い人は一台持っていると便利です。
プリウスの暖房が効かない時の対処法|グリル塞ぎ
プリウスの暖房が効かない場合には、より温める為にはガソリン運転にすることです。
しかしそれでは燃費が悪くなってしまいます。
プリウスに乗っている人ならば知っている裏ワザとして「グリル塞ぎ」があります。
モーター走行をしていると、エンジンを使わないのでそれだけエンジンの熱の発生も弱くなります。
冬になるとエンジンが冷え切ってしまうので、それを防止する為にグリルを塞いでしまい、燃費を良くしてより暖房効果を上げるという方法です。
但し素人が行うとオーバーヒートしたり、温かくなったら速やかに外さないと思わぬ故障を起こすリスクがあるので、注意が必要です。
プリウスの暖房が効かない時|防寒対策をしっかりと
プリウスは燃費が良い分、暖房の効きも緩めになります。
プリウスの暖房の効きが悪いと思ったら、洋服を一枚多く持つ、毛布など防寒対策をするなど、工夫が大切です。
寒さで体調を崩してしまうよりは、あまり燃費ばかりを気にせずに、エンジン運転も考慮した方が良いでしょう。
どうしても寒さに弱い人は、ハイブリッドではなくガソリン車を選ぶのがおすすめです。