NBOXのシガーソケットの電圧について、NBOXにはシガーソケットが全車で標準装備されていますが、実際の電圧はどのくらいなのか分からない方も多いのではないでしょうか。
昨今ではUSBジャックやトランスミッターなどでシガーソケットを使用する機会が増えていますが、正しく使用を行わないと接続機器や自動車そのものにダメージを与えてしまうため注意する必要があります。
そこで今回は、シガーソケットの役割やシガーソケットを使用する際の注意点、シガーソケットを利用するおすすめのグッズなどNBOXのシガーソケットの電圧について中心に解説していきます。
NBOXのシガーソケットの電圧|シガーソケットとは?
年配の方やタバコを吸う方であればシガーソケットの本来の役割をご存じかと思いますが、若年層や非喫煙者の方は本来の役割を知らない方も多いと思います。
シガーソケットとは、元々タバコへ火を付けることのできるライターの役割を持っており、シガーソケットにシガーライターを差し込むとライター側に通電し、熱を発することでタバコに火を付けられると言う仕組みになっています。
2000年代前半まではシガーソケットとシガーライターがセットになり標準装備されている車種が殆どでしたが、喫煙者の減少やコストカットなどの影響から徐々にライター部分の標準装備化が見送られるようになり、2000年代後半からはシガーソケットのみを標準装備する車が殆どとなりました。
現在では、特殊な加工を行わなくても簡単に電源が取り出せると言う事で、ドライブレコーダーやUSBジャックなどを接続するアクセサリーコンセントとしての使用が増えています。
NBOXのシガーソケットの電圧|NBOXのシガーソケットはどんな仕様?
シガーソケットは、特殊な加工を行わなくても簡単に電源が取り出せると言うことで現在ではアクセサリーコンセントとしての利用が増えていますが、NBOXのシガーソケットはどの様な仕様なのでしょうか。
NBOXを含めた一般的な軽自動車や普通自動車には電圧が12Vのカーバッテリーが搭載されているため、電気の出口であるシガーソケットから出る電圧もカーバッテリーと同じく12Vとなっています。
バッテリーの電圧は、世界的に12Vで規格化されているため大型トラックやクラシックカーなどを除くほぼ全ての自動車で12Vのバッテリーが使用されており、NBOXの場合には2011年に発売された初代モデルと2017年にフルモデルチェンジを行った新型モデルで、バッテリーの電圧が異なるという事は無く両モデルともシガーソケットから出る電気は12Vで固定されています。
ちなみに、シガーソケットの位置ですが両モデルともシフトノブの下部にある「POWER OUTLET 12V」と表記されたカバー部分にシガーソケットが配置されています。
NBOXのシガーソケットの電圧|シガーソケットを利用する際の注意点
シガーソケットは電源を簡単に取り出すことができ、どの車種でも電圧は12Vに固定されていますが、ここではシガーソケットを利用する際の注意点について説明していきます。
これはNBOXを含めた全ての車種に該当することですが、シガーソケットに機器を接続して利用する場合には、エンジンが作動している状態で利用することが望ましいと言う事です。
ACCモードなどエンジンが停止している状態での利用ももちろん可能ですが、エンジンが停止している場合にはカーバッテリーを充電することができず、シガーソケットに接続された機器に続々と電気が供給され続ける状態となります。
この状態が長時間続くと、カーバッテリーの電気が底をつきバッテリーが上がってしまうのです。
例えるならば、エンジン停止後ヘッドライトを消し忘れてしまい、バッテリーが上がってしまうのと同じ現象が起こると言う事です。
NBOXの様に2000年代以降に製造された車は、ACCモードを除くエンジンオフ状態ではシガーソケットへの電源供給が自動的に遮断されるため、機器を接続したままでも特に問題はありませんが、ACCモードでは電源供給が続けられるため注意が必要です。
NBOXのシガーソケットの電圧|シガーソケットを利用したおすすめのグッズ その1
ここからはシガーソケットを利用したおすすめのグッズを紹介していきます。
1つ目のシガーソケットを利用したおすすめのグッズは「車載AC・DCインバーター」です。
このグッズはシガーソケットから流れるDC12Vの電圧を家庭用AC100Vに変換するためのグッズです。
シガーソケットはDC電源となっているため、通常は家庭用電気機器を利用することはできませんが、このAC・DCインバーターを使う事でDC12Vの電圧を家庭用AC100Vに変換することができ、通常の家庭用コンセントを使用している機器が車でも使用できる様になるという大変便利なグッズとなります。
通常はAC100V・定格300Wまでの物が殆どですが中には1000Wまで対応している物もあり、携帯機器の充電から家庭用掃除機の利用まで様々なシーンで活躍するグッズとなっています。
また、災害時の停電などでも電源を確保することができるため、防災グッズとしてもおすすめです。
NBOXのシガーソケットの電圧|シガーソケットを利用したおすすめのグッズ その2
2つ目のシガーソケットを利用したおすすめのグッズは「ドライブレコーダー」です。
昨今、事故時の正当な証明や当て逃げなど防犯面からドライブレコーダーを設置する方が増えていますが、ヒューズボックスやカーナビゲーションなどから電気を分岐し、電源を取り出すのが面倒と言う方も多いと思います。
実は、現在販売が行われているドライブレコーダーの大半の機種はシガーソケットからも直接電源を確保することが可能となっており、シガーソケットに電源プラグを挿入するだけで、簡単にドライブレコーダーを使用する事ができるのです。
エンジンオフと同時にシガーソケットへの電源供給も遮断されるため、バッテリーが上がる心配もありません。
難点としては、ドライブレコーダーからシガーソケットまでの配線がむき出しになってしまうため、配線を隠すのに少々苦労すると言う点ですが常時監視やカーナビゲーションとの連動は特に気にせず、ドライブレコーダーを単独で使用するには最も簡単な接続方法となります。
NBOXのシガーソケットの電圧|まとめ
今回は、シガーソケットの役割やシガーソケットを使用する際の注意点、シガーソケットを利用するおすすめのグッズなどを中心に、NBOXに於けるシガーソケットの電圧について解説してきましたが、NBOXなど一般的な乗用車は電圧が12Vのカーバッテリーを搭載しているためシガーソケットの電圧も同じく12Vとなります。
シガーソケットに機器を接続して使用する場合には、バッテリー上がりを防ぐという観点からエンジンが作動している状態での使用が望ましいですが、長時間の使用でなければ大きな影響はありません。
また、シガーソケットを利用した様々な便利グッズが販売されていますが、大型トラックなどに用いられている電圧が24Vの製品を使用してしまうと、接続した機器や自動車に不具合が発生してしまうため、NBOXのシガーソケットを利用して機器を接続する場合には必ず電圧が12Vの製品を使用するよう注意をして下さい。