新型ハリアーの売れ筋グレードを調査してみました。
トヨタ社が誇るプレミアムSUVのハリアーです。
爆発的な人気を注目を集めた初代の登場と北米での大ヒットを皮切りに、その後に続く2代目も圧倒的な支持を集めていたのは記憶に新しいのではないでしょうか。
一方で、レクサス「RX」の登場によって日本での役目を終えた感があり、一度は消滅を余儀なくされたクルマでもあります。
しかし、世間は見捨てはしていませんでした。
再販を求める声が多く、2013年に見事復活を果たし、その売れ行きは好調ぶりをみせています。
そこで今回は、そんな人気の新型ハリアーの売れ筋グレードについて徹底検証したいと思います。
新型ハリアーの売れ筋グレードは中間グレード
どの車種にもいえる事が、バランスの取れた中間グレードが売れ筋という事です。
新型ハリアーも同じく、中間グレードのプレミアムが最も人気で売れ筋グレードとなっています。
実際にシェア率を見てみますと、半数にあたる50%と圧倒的に多い事がわかります。
そして残りは50%に関しては、エントリーモデルのエレガンスと最上級グレードのプログレスがちょうど半々ずつといった感じとなっています。
なお、ベースとなるグレードはエレガンスとなるのですが、他のグレード全てに標準で装備されているものの多くが除かれていますので、後から付け足すのであれば、やはり中間グレードのプレミアムがお買い得感がありおすすめとなります。
新型ハリアーの売れ筋グレード|プレミアムとエレガンスの違い
新型ハリアーの中でも売れ筋グレードのプレミアム。
エントリーモデルのエレガンスよりワンランク上の装備を備えた上級グレードになります。
主な装備としては、木目調のステアリングであったり、高級感のあるファブリックと合成皮革組み合わせたシートを採用するなど、インテリアの豪華さが増しています。
また、タイヤ・ホイールサイズも、17インチからビックサイズの18インチと迫力感があります。
さらには、LEDシーケンシャルターンランプなどのLEDランプ類や、バックドアには開閉楽々のパワーバックドアの標準装備、フロントドアグリーンガラスにはスーパーUVカット&IRが採用、Toyota Safety Sense P(衝突回避支援パッケージ)でも次世代タイプのハイビームシステムAHS(上記画像)が搭載されているなど、充実した装備が備わっています。
ちなみに価格差でいえば約30万円程度となっています。
新型ハリアーの売れ筋グレード|プレミアムとプログレスの違い
それでは最上級グレードのプログレスとの違いは何でしょうか。
最大の違いはナビゲーション&オーディオシステムと運転支援システムの有無です。
プログレスには、最高級ナビゲーションシステムの「JBLプレミアムサウンドシステム(8chオーディオアンプ、11スピーカー)」が標準で搭載されています。
プレミアムにもオプションで装着可能ですが、価格は43万2千円と高額です。
また、車庫入れや安全確認が容易なパノラミックビューモニター(左右確認サポート+シースルービュー機能付)も搭載されおり、より安全に配慮された仕様となっています。
その他にもプレミアムとプログレスには、インテリアをより豪華にしたプレミアムナッパ本革シートの「Metal and LeatherPackage」モデルが用意されているのもこのグレードの特徴でもあります。
なお、プレミアムとプログレスの価格差は約53万円となるのですが、装備差としては意外と少ないものです。
新型ハリアーの売れ筋グレード|エンジンの種類について
続いて、新型ハリアーの売れ筋グレードにおけるエンジンについての確認です。
ハリアーには従来の2.0Lガソリンタイプをはじめ、人気の2.5Lプラスモータのハイブリッドタイプ、そして新たに追加された2.0Lターボエンジンタイプの3種類が用意されています。
この中でも、圧倒的な売れ筋といえばやはり2.0Lガソリンエンジンが人気となり、シェア率は約60%と圧倒的です。
残りは半々ずつでハイブリッドタイプもしくはターボエンジンといった感じになっています。
どのエンジンタイプでもそれぞれに特徴がありますので何ともいえませんが、個人的なおすすめとしては2.0Lターボエンジンタイプが軽快な走りを堪能できますのでおすすめです。
新型ハリアーの売れ筋グレード|気になる価格について
価格帯はエレガンスの2.0Lガソリンエンジンの約300万円から、プログレスハイブリッド「Metal and LeatherPackage」の約500万円と、実に200万円もの価格差があります。
新型ハリアーの売れ筋グレードでもあるプレミアムでは、2.0Lガソリンエンジンで約330万円から、2.0Lターボエンジンで約350万円からハイブリッドタイプで約400万円からとなっています。
先にも述べた様に、エントリーモデルのエレガンスと比べれば、装備の充実からも、やはりどのパワートレインを選ぶにしても、プレミアムの方がコストパフォーマンス的にも十分満足できるグレードだと思います。
新型ハリアーの売れ筋グレードはプレミアムで決まり
中間グレードのプレミアムは、販売価格からいっても国内の高級SUV車においても、装備面も含めて非常にコストパフォーマンスに優れた車種といえます。
また、最上級モデルのプログレスとの違いはナビシステムが多くを占めていますので、エントリーモデルのナビや社外製のナビを検討しているのであれば、プレミアムでも充分満足できると思います。