ハリアー60系の純正タイヤメーカーについてご紹介いたします。
ハリアーの様に車体が大きく重量の重い車は、装着されているタイヤの性能によって走行性能や快適性が大きく変わってきます。
また、ドライバーへの負担もタイヤの性能で大きく変わって来る事があります。
新車で購入した場合、納車までの間にどんなタイヤが装着されて来るのか気になる方も多いはずです。
今回は、新車で購入した60系ハリアーにはどのような純正タイヤが装着されているかを調べてみました。
ハリアー 純正タイヤメーカー|純正タイヤのメーカー指定はできない
新車購入時に装備されている純正タイヤは、必ずしも同じメーカーでは無い事をご存じでしょうか?
これはハリアーの場合、製造メーカーであるトヨタ自動車が特別な場合を除きタイヤメーカーへの公平性を保つ為で、いくら性能が良いタイヤを作っているからと言ってもそのタイヤメーカーの物だけを採用する事は出来ない協定となっている為です。
ハリアーの場合には、指定された純正ホイールのサイズに応じて各タイヤメーカーが装着出来る種類のタイヤを提案し、車の製造時期に合わせて純正タイヤのメーカーが変わって行きます。
例えば1~3月製造のハリアーにはA社のタイヤ、4~6月製造の車にはB社のタイヤと言った具合にタイヤの装着提案をしたメーカー全てが均等に採用される様になっています。
ですので新車の注文時に、好みのタイヤを別途購入し装着した上で納車をして貰う事は可能ですが、純正装着されているタイヤメーカーをA社のタイヤが好きだからA社を指定するといった事は出来ないのです。
ハリアー 純正タイヤメーカー|純正18インチタイヤの場合
60系ハリアーには、ターボ車・ガソリン車・ハイブリッド車の3つの設定がありグレードもそれぞれプログレス・プレミアム・エレガンスの3種類となっています。
このうち、ターボ車の全グレードとガソリン・ハイブリッド車のプログレス・プレミアムのグレードは、純正18インチタイヤが装着されています。
こちらの18インチタイヤは、製造時にメーカー指定が行われており全てブリヂストン製のタイヤ採用されています。
タイヤの種類としては、60系前期モデルが「ブリヂストン・DUELER H/T 687」、60系後期モデルは「ブリヂストン・Ecopia H/L 422Plus」と言うタイヤが装着してあり、サイズは共に235/55R18となっています。
ハリアー 純正タイヤメーカー|純正17インチタイヤの場合
60系ハリアーのガソリン・ハイブリッド車でグレードがエレガンスの場合は、17インチの純正タイヤが装着されています。
こちらの純正タイヤはメーカー指定が行われておらず、国内の大手タイヤメーカーを中心に様々なメーカーのタイヤを採用しています。
60系前期モデルでは「ダンロップ・GRAND TREK ST30」「ミシュラン・LATITUDE TOUR HP」「ヨコハマタイヤ・GEOLANDAR」、60系後期モデルには前期モデルのタイヤメーカーに加えて中国のタイヤメーカー「WINRUN(ウィンラン)・MAXCLAW H/T2」と言うメーカーのタイヤも純正タイヤとして採用されています。
タイヤサイズは全メーカー共通で225/65R17となっています。
ハリアー 純正タイヤメーカー|オプション品ホイールの純正タイヤ
オプション品のアルミホイールの中には、予めホイールの純正品としてタイヤが装着されている物が幾つかあります。
このうちスポーティーなデザインと豊富な種類で人気のある「トヨタモデリスタ」からは、純正アルミホイールよりもさらに大型な20インチと19インチの2種類のサイズが用意されており共にホイールサイズに合わせたタイヤが純正仕様として装着されています。
20インチホイールの場合「ブリヂストン・Playz PX-RV 245/40R20」、19インチの場合「ダンロップ・LE MANS LM5 245/45R19」と言う種類のタイヤが装着されており、標準仕様のタイヤと比べワンランク上の市販品タイヤが採用されています。
ハリアー 純正タイヤメーカー|GR SPORTの純正タイヤ
60系ハリアーには、プログレス・プレミアム・エレガンスの通常グレード3種類の他に内装や足回り、エアロパーツをスポーツ車仕様にカスタマイズしたGR SPORTと言うグレードがあります。
このGR SPORTは、エレガンスグレードをベースにカスタマイズされていますが装着されているアルミホイールは、エレガンスとは異なりGR SPORT専用の物となっています。
このハリアーGR SPORTに装着されているタイヤは「ブリヂストン・DUELER H/P SPORT 235/50R19」となっており、見た目や静粛性よりもスポーツ感の高いハイグリップなタイヤを採用しています。
ハリアー 純正タイヤメーカー|まとめ
採用されている純正タイヤを調べていくと、特定の場合を除き様々なメーカーのタイヤが採用されている事が分かりました。
メーカー指定タイヤに限っては老舗であるブリヂストンの採用が多い様に感じます。
純正タイヤというのは、基本的に市販モデルのタイヤから静粛性や転がり抵抗の質を落とした廉価版という位置にあり、各自動車メーカー専用の商品となっているため大半の場合、純正タイヤをカー用品店などで購入する事は出来ません。
タイヤメーカーのカタログを見ても純正タイヤの型番が載っていないのは、この事からです。
タイヤは各メーカーの特色が強く出るパーツでもありますので純正タイヤから交換する場合、静粛性やグリップ力、走行性能を考えたタイヤ選びをすると純正タイヤ装着時よりもハリアーの能力をさらに活かす事ができるでしょう。