ハリアーのスタッドレスをインチダウンさせるとどういった変化があるのでしょうか?
SUVの中でも、際立ったスタイリッシュボディで高い人気を誇っているハリアーは、オールシーズンを通して、どんなシチュエーションでも、疾風のごとく走らせたくなる車です。
ただ、こんな格好いいハリアーでも注意したいのは、冬の走りです。
どんなに安全性能を高めているハリアーでも、足元をしっかりと固めて走ることを考えなければなりません。
ハリアー スタッドレスでインチダウン|冬の走りに必要なスタッドレスタイヤ
雪道を走る時に必要な装備と言えば、スタッドレスタイヤです。
雪道専用のタイヤとして開発されたタイヤですが、ノーマルと比べて凍った道路でのグリップ力が格段に違います。
スパイクタイヤによる粉塵問題対策から生まれたタイヤでもありますが、この数年でやっと全国的に広がってきた感じがあります。
今では雪道の走行では、滑り止め対策が必要になるので、チェーンかスタッドレスが必須となってきます。
今ではスタッドレスタイヤが雪道走行の主流となっています。
チェーンを装着・脱着の煩わしさ無く運用することができる上に、急な天気の変化にとも気にせず走らせることができるので、冬シーズンの必須アイテムです。
ハリアー スタッドレスでインチダウン|対策
冬走行に強さを発揮するスタッドレスタイヤなのですが、車の標準インチに対して小さくするインチダウンがよく議論されます。
ハリアーの場合は、19・18インチのホイールなので、インチダウンすることは、17インチにすることになります。
タイヤの外径は変わらずインチのサイズを変えるので、扁平率が変わり、タイヤの厚みが厚くなっていくのです。
ちょっと、見た目が悪くなると感じる人もいるのですが、これは冬走行ではかなり多くのメリットがあり、多くのカーオーナーがおこなっていることです。
ハリアーファンの中には、ドレスアップを楽しむ人も多いのですが、このような対策も必要なことを考えなくてはならないかもしれません。
ハリアー スタッドレスでインチダウン|インチサイズによるメリット
インチサイズが小さくなることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
大きなメリットは、インチダウンによる接地圧が高まることです。
インチダウンすると、タイヤの幅が小さくなので、車の重さが一点に集中することになります。
そのために接地圧が上がっていき、滑りにくくなるというメリットがあるのです。
雪道に対するグリップ力が上がることは、スリップを無くして安全な走行を実現させることになります。
ハリアーでも17インチ程度にインチダウンさせることで、かなり安定した走行ができるようになりますので、寒いシーズンの走りの対策として視野に入れておくことです。
ハリアー スタッドレスでインチダウン|乗り心地やハンドリングが変わる
インチダウンさせることにより、タイヤの扁平率が変わり、タイヤの厚みが増してきます。
そうなると、走行中は厚いクッションを噛ませたような感覚の走行になってきます。
そのためにフワフワした走りになるですが、寒さで固くなっている凹凸の激しい氷、雪を乗り上げても、強いショックや衝撃を和らげることができます。
また、インチダウンすると、タイヤ幅が小さくなることで接地面積も小さくなり、ハンドル感覚が軽くなってきます。
ホイールとタイヤの重量がインチダウンによって軽くなるケースもあるので、さらにステアリング操作が軽くなるのです。
雪道では、どうしてもハンドルが重たくなるために、インチダウンによるハンドル感覚の軽減のメリットは大きいと思います。
ハリアー スタッドレスでインチダウン|コスト軽減
そして、もう1つうれしいメリットは、費用が安くなるということです。
インチダウンすると、スタッドレスタイヤは安くなってきます。
ホイールも小さくなることで、コストが安く抑えられます。
扁平率が高くなる程に安くなるので、これを目的にダウンさせる人も多いのです。
ただでさえ、余計な追加コストとなる冬タイヤの費用、これも維持経費の1種ですが、できるだけコストは安い方がいいに決まっています。
しかも、ホイールとタイヤをセットにして買うことで、タイヤ交換も容易にできるので、ホイール代もインチとあわせて安い物を選ぶことは、家計的にとても大事なことです。
ハリアー スタッドレスでインチダウン|見た目より安全性・コスト性重視
インチダウンをすると、タイヤの厚みが増すので、見た目が格好悪くなるデメリットがあります。
ハリアーの外観にこだわりを持つオーナーにとっては、耐え難いことかもしれません。
しかし、雪道でスリップ事故を起こすよりはマシだと考えるべきです。
スリップ事故でハリアーを大破させてしまうよりは、さらに安全性を高めるインチダウンを選択することが現実的な選択肢と思うのです。