アルファード10系前期には、10系後期で使えるような裏ワザがあるのでしょうか?
アルファード10系前期で可能な裏ワザがないか、一つずつ検証してみます。
アルファード 10系 後期の裏ワザは10系前期で使える?|走行中のTV視聴
アルファード10系後期には様々な裏ワザや裏設定がありますが、10系前期でも可能なのでしょうか?
アルファード10系後期の裏ワザとして、「走行中にTV視聴ができる配線加工」というものがあります。
アルファード10系後期では、メーカーオプションのトヨタ純正ナビ(HDDナビゲーションシステム)の配線を加工することで、走行中にもTVが見えるようにすることができます。
原理としては、ナビにパーキングした時と同じ擬似信号(アース)を流すことで、車速パルスをカットするという仕組みです。
アルファード10系前期でこの裏ワザが使えるかと言うと、「可能」です。
アルファード10系前期にもオプションでナビを搭載でき、配線加工で走行中にもTVを見ることができます。
Amazonで加工用の専用キットなんかも販売されているので、間違いないでしょう。
アルファード 10系 後期の裏ワザは10系前期で使える?|シートベルト警告音解除
アルファード10系後期ではシートベルトをせずに走り出すと警告音が発せられます。
アルファード10系後期ではこの警告音を解除する方法があり、以下の手順で解除できます。
- オドメーターを【ODO】にする。
- キーをOFFにする。
- キーをONにする。
- メーター右ボタンを10秒押し続ける。
- シートベルトを差し込む
- 「b-on」→「b-oFF」
これについては、アルファード10系前期はそもそもシートベルトをしなくとも警告音が出ないので裏ワザの必要が無いです。
アルファード 10系 後期の裏ワザは10系前期で使える?|ドアロック設定の解除
アルファード10系後期には3つのドアロック機能があります。
アルファード10系後期のドアロック機能
- 車速が20km以上になると自動的にロックがかかる「車速感応ドアロック」
- 一定以上の衝撃を受けるとドアロックが解除される「衝撃感知ドアロック解除」
- シフトリバーをP(パーキング)の位置にすると自動でドアロックが解除される「シフト連動オートアンロック」機能
このうち、3番目の「シフト連動オートアンロック」は工場出荷時には設定されていないので、自分で設定する必要があります。
設定方法は以下です。
シフト連動オートアンロックの設定方法
- ドアが全て閉める。
- シフトレバーをPの位置にする。
- キーを「LOCK」又は「ACC」から「ON」にする。
- 10秒以内に解錠側のボタンを5秒押し続ける。
- 5秒経過したら指を離す。
以上で、アルファード10系後期はシフトレバーをPにすると自動的にドアロックが解除されるようになります。
さて、この裏ワザがアルファード10系前期でできるかというと……できないみたいです。
アルファード10系前期には、10系後期に搭載されている車速でロックしたり衝撃でロック解除するシステムが搭載されていません。
シフト連動オートアンロックもこれらと共通のシステムを利用していると考えられるので、そもそもシステムが搭載されていないと考えられます。
アルファード 10系 後期の裏ワザは10系前期で使える?|遠隔ウィンドウ操作
アルファード10系後期では、スマートキーを使ってウィンドウを外から開閉することができます。
鍵を差す必要もないので、出かけ前に室内の空気の入れ替えをしたい時などに重宝します。
やり方は簡単です。
スマートキーを3秒以上長押しするだけです。
特に設定は必要ありません。
さて、この機能がアルファード10系前期にあるかというと……ないです。
スマートキーはアルファード10系後期から導入されたシステムなので、10系前期では車のカギは本当にただのカギです。
アルファード10系前期は裏ワザの余地がない
以上、いろいろとアルファード10系後期で可能な裏ワザを10系前期で可能かどうか見てきましたが、ナビでの走行中TV視聴以外は10系前期では不可能なことが分かりました。
そもそも10系前期は10系後期のようにデジタル化されたシステムが少なく、裏ワザを使用する余地がほぼありません。
10系後期でいかにアルファードが進化したかを確認するだけの内容になってしまいましたね。
まあ、アルファードの原型ですから、シンプルさが売りということで納得しましょう。
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