ジムニーの乗り心地を良くする方法はないのでしょうか。
老若男女問わず幅広い世代で乗り継がれ、長年愛され続けているジムニー。
発売されるたびに多少ボディーラインが変わり、最近では丸みを帯びたタイプが多くなってきています。
現行タイプも人気がありますが、角ばったラインのジムニーもまだまだ人気があり、中古車も多く出回っています。
そんな人気のあるジムニーの欠点の1つに乗り心地の悪さがあげられます。そこで改善する方法をいくつかご紹介します。
ジムニーの乗り心地を良くする|空気圧編
ジムニーの乗り心地を良くするために一番簡単で取り掛かりやすいのが、タイヤの空気圧を変えてあげるという方法です。
ジムニーは車体が小さい割に、タイヤが大きい車種という特徴を持ちますので、タイヤの空気圧を変えるだけでも乗り心地が良くなるそうです。
ただ空気圧の調整に失敗すると、燃費が悪くなったり、走行性能が落ちる、タイヤの破損につながる場合がありますので、むやみやたらに行うのは危険ですので注意してください。
ちなみにタイヤの種類でも多少乗り心地が変わります。
ジムニーには、オンロード向きのタイヤとオフロード向きのタイヤがあり、選ぶことが出来ます。
乗り心地を少しでも改善させたい場合は、オンロード向きのタイヤを選ぶことをお勧めします。
ジムニーの乗り心地を良くする|リーフ編
サスペンションの可動域が広がる増しリーフという方法を行うと、ジムニーの乗る心地が良くなる可能性があります。
増しリーフとは、リーフスプリング(板バネ)を追加で装着する方法のことで、これを行うと少しリフトアップし、サスペンションの稼働領域が多くなるため乗り心地が改善されるようです。
増しリーフを使った乗り心地の改善方法は、それほど値段が高つかないので、割と多くのジムニーユーザーが行っているようです。
ジムニーのリフトアップとなると気になる車検ですが、純正リーフをぬかず増しリーフを行うのであれば車検は通るようです。
ジムニーの乗り心地を良くする|サスペンション編
ロングセラーを続け、どんどん形を変えて発売されているジムニーですが、JB23の型になってからはリーフスプリングからコイルスプリングが採用されるようになりました。
そのためJB23以降のジムニーにのっている方は、サスペンションを交換して乗り心地を改善する方法をとる必要があります。
サスペンションを交換する時は、減衰力を調整できるものを選ぶことでより自分好みの乗り心地に仕上げられるようです。
ただ柔らかい足回りにすると、乗り心地が良くなるものの安定性には欠けてしまいます。
乗り心地を重視しすぎないよう注意が必要です。
ジムニーの乗り心地は改善されてきている
JA12までのモデルは、リーフスプリングが採用されており、他の軽自動車には無い唯一無二のジムニーらしいクロカン性能・オフロードの走破性は抜群という特徴を持っていました。
しかしそこで問題となったのが、乗り心地です。
もっと多くの人に乗車してもらえるように街乗りでの乗車の心地良さを追求し、リーフスプリングからコイルスプリングに変更をしています。
他に改造を加えないノーマルな状態でも大幅に乗り心地が良くなりました。
以前までのジムニーらしい乗り心地が好きだった方には残念ですが、現行モデルでは、高速道路の走行や、長距離運転でも難なく乗り続けることが出来ます。
ジムニーの乗り心地を良くする必要性は?
乗り心地が改善されてきているジムニーは、さらに乗り心地を良くする必要性はあるのでしょうか。
数ある軽自動車の中からジムニーを選ぶ理由は様々なものがあると思います。
近年女性に好感度が高いようなボディーラインの軽自動車が増える中で、ジムニーは発売当初から変わらず、アウトドアスタイルが全面的に感じられるボディー様式となっています。
このスタイルが好きだと選ぶ方も多いでしょう。
長年ボディスタイルが変わらないのと同様、ジムニーは乗り心地が悪いというのも長年言われ続けている文言です。
購入する人は誰しも、承知の上乗っていると思いますので、多少は我慢できると思います。
確かに段差でぴょんぴょん跳ねますし、4人乗車して全員が跳ねていると笑えてきますが、街乗りは思いのほか快適に走行出来ます。
個人的には改善する必要性はあまり感じられません。
これから購入する人の中で、どうしても改善しなくてはならないという方は、方法を試してみると良いでしょう。
ジムニーの乗り心地を良くする まとめ
このようにジムニーの乗り心地を良くする方法はいくつかあり、一番取り掛かりやすい方法は空気圧の調整でしょう。
女性にも大変人気の高い車種ですから、タイヤの空気圧くらいならガソリンスタンドですぐに試せるかと思います。
乗り心地の良くなったジムニーで、オフロードだけでなく街乗りも楽しんでもらいたいと思います。