新型NBOXの社外ナビには最大で8インチのカーナビゲーションを搭載することができますが、一番迷ってしまうのは純正ナビと社外ナビはどちらが良いのだろうと言う事ではないでしょうか。
特に社外品のナビゲーションは種類が多く、どの製品を選んだら良いのか悩んでしまう方も多いはずです。
そこで今回は、新型NBOXに付けるカーナビゲーションについて純正品よりも社外品を付けたときのメリットやデメリット、社外品の中でも実際に評価が高い製品を中心に新型NBOXの8インチ社外ナビについて解説していきます。
新型NBOXの社外ナビ8インチ|純正品よりも社外品を付ける場合のメリット
NBOXは新車注文時に最大で8インチの純正ナビゲーションを選択する事が可能ですが、社外品も豊富な種類が揃っているためどちらが良いのか迷ってしまうと思います。
社外品は純正品と比べてメリットが複数ありますが、ここでは代表的なものを挙げていきます。
社外品の1つ目のメリットは、価格が純正品よりも安いという点です。
NBOXに装備できる8インチ純正ナビは本体だけでも約20万円と高額ですが、社外品で8インチクラスのものだと10万円前後から購入する事が可能です。
さらに純正品には型落ちという概念が無く古いモデルでも値引きは殆どありませんが、社外品は半年~1年のスパンで新型が発売されるため旧型モデルを安く購入することもできるのです。
社外品の2つ目のメリットは、拡張性が高いという点です。
昨今ではドライブレコーダーやETCなど様々な拡張機器が販売されていますが、社外品のナビゲーションには今後発売が見込まれる新しい機器に対応したコネクターなどが予め搭載されているため、複雑な配線や特別な加工を行わなくても簡単に機器を拡張していく事ができます。
しかし純正ナビの場合には純正品の接続のみを考慮した設計となっているため、将来的な機器の拡張が難しいと言うデメリットがあります。
新型NBOXの社外ナビ8インチ|純正品よりも社外品を付ける場合のデメリット
社外品ナビは純正品と比べて価格面や将来的な拡張性で大きなメリットがありますが、反面社外品ならではのデメリットも存在します。
社外品の1つ目のデメリットは、保証期間が短いという点です。
通常、純正品のナビは購入から3年程度の保証期間が設けられており新車購入時からメンテナンスパックや販売店での各種点検を受けている場合には、最大で5年程度の保証を受けることができますが、社外品の場合には特別な事例を除いて他の家電製品と同じく1年のメーカー保証しか受けられないことが殆どです。
カーナビゲーションは多くのパーツを組み合わせて作られているため、様々な箇所で故障することが多い製品ですが修理箇所によっては新型のナビゲーションを購入できる修理費用が発生する事もあるため、保証期間が短いと言うのは大きなデメリットと言えます。
社外品の2つ目のデメリットは、付属する機器が隠せないという点です。
カーナビゲーションには純正・社外品共に現在地を測定するGPSと呼ばれるアンテナが付属しており、車両の位置と衛星を結び合わせて現在地を確定しますが、社外品ナビゲーションの場合には殆どの場合でこのGPSアンテナをダッシュボードの中などに隠して設置することができません。
そのためダッシュボード上には常に何かしらの機器が載っている状態となり、場合によっては視界の妨げになる事もデメリットと言えます。
新型NBOXの社外ナビ8インチ|おすすめの8インチ社外ナビ その1
ここからは実際に評価の高い新型NBOXにおすすめの8インチ社外カーナビゲーションを紹介していきます。
1つ目の新型NBOXにおすすめの8インチ社外ナビは「carrozzeria サイバーナビ AVIC-CL902」シリーズです。
カーAVやカーステレオでも有名なcarrozzeria(Pioneer)から販売されているナビゲーションの上級モデルで、通常の7インチディスプレイを8インチサイズに大型化したモデルとなります。
サイバーナビの特徴は、AV機器やその他ドライブレコーダーなどの拡張性が高いことと、強力なデジタルアンプを搭載していることにあります。
特に音楽再生能力に関しては昨今流行ともなったHi-Res AUDIOにも対応し、一つ一つの音を忠実に再現できるよう高級アンプに使用される物と同じ品質の部品が採用されているため、車内でも音にこだわりたいと言う方におすすめの8インチナビです。
また、ナビゲーション自体の精度が非常に高く上層階の高速道路や下層階の一般道の識別も正確に認識できるためユーザーから高い評価を受けているナビでもあります。
新型NBOXの社外ナビ8インチ|おすすめの8インチ社外ナビ その2
2つ目の新型NBOXにおすすめの8インチ社外ナビは「KENWOOD 彩速ナビ MDV-M805L」です。
かつては「TRIO」ブランドとしてオーディオブームを牽引したKENWOODから販売されている8インチナビで、起動や操作レスポンスが非常に早い事でも有名なナビゲーションです。
KENWOODからは約20種類ほどのナビゲーションが販売されていますが、8インチのモデルに関してはこの機種のみとなっておりその他は全て7インチモデルとなっています。
特段、高級なアンプパーツなどは採用されていないもののHi-Res AUDIOにも対応しており、かつて培ったオーディオの技術が活かされているナビゲーションで、約10万円前後という価格からコストパフォーマンスにも優れた機種となっています。
また、同じKENWOODから販売が行われているドライブレコーダーが非常に高い性能を誇り評価が高いことから、連携や接続を視野に入れて彩速ナビを選ぶ方が多い様です。
新型NBOXの社外ナビ8インチ|おすすめの8インチ社外ナビ その3
3つ目の新型NBOXにおすすめの8インチ社外ナビは「carrozzeria 楽ナビ AVIC-RL901」です。
こちらのナビゲーションは、同じcarrozzeriaから販売されているサイバーナビの廉価版とも言える8インチナビで単独通信機能や高品質オーディオパーツは搭載されていないものの、その他の基本的なナビゲーション機能はサイバーナビシリーズと殆ど変わりはありません。
画面の解像度はサイバーナビよりもやや低めになっていますが、地図が見づらいという事は無くタッチパネルのレスポンスも特に問題はありません。
価格も約10万円前後とコストパフォーマンスにも優れており、高機能を重視する訳では無くベーシックな機能を求める方からの評価が高いナビでもあります。
製造元のPioneerではNBOXへ実際に取り付けた場合のイメージや、その他の装着に必要なオプション品も写真付きで掲載されているため参考にすると良いでしょう。
新型NBOXの社外ナビ8インチ|まとめ
今回は、新型NBOXに付けるカーナビゲーションについて純正品よりも社外品を付けたときのメリットやデメリット、社外品の中でも実際に評価が高い製品を中心に新型NBOXの8インチ社外ナビについて解説してきましたが、純正品と社外品のナビにはそれぞれ一長一短のメリットやデメリットが存在します。
保障面やGPSなどの付属品が隠せないデメリットを除くと、機能面や価格などは社外ナビの方が優れている部分が多く、ドライブレコーダーや今後普及が見込まれるETC2.0などの将来的な拡張性を求める場合には社外ナビに大きなメリットがあると言えます。
また、社外ナビはエンタテインメント性の高いものからベーシックでコストパフォーマンスに優れたものまで使用用途に合わせた物が選べると言う点もメリットと言えるでしょう。