アルファードの値引き相場はどの程度なのでしょうか。
値引き額はアルファード購入者によってかなり幅があるので、相場といってもピンと来ないかもしれません。
しかし、データを集めると値引き相場の特徴が見えてきます。
本記事ではアルファードの値引き相場や、相場の変化の特徴、値引きを成功させるポイントなどを解説します。
アルファード 値引き 相場|だいたいどれくらい?
アルファードの値引き相場はどの程度なのでしょうか。
まずは価格.comで報告されていたアルファード購入者の値引き実例で相場を確認してみましょう。
車種 | 値引き額 |
---|---|
30系 アルファードS Aパッケージ 車両本体価格 375万円 |
本体値引き額 30万円 オプション値引き額 15万円 |
30系 アルファード S Cパッケージ 車両本体価格 417万円 |
本体値引き額 35万円 オプション値引き額 10万円 |
30系 アルファード SA TYPE BLACK 車両本体価格 431万円 |
本体値引き額 45万円 オプション値引き額 0万円 |
30系 アルファード S 4WD (7人乗り) 車両本体価格 382万円 |
本体値引き額 35万円 オプション値引き額 15万円 |
30系 アルファード S Aパッケージ 車両本体価格 375万円 |
本体値引き額 40万円 オプション値引き額 30万円 |
30系 アルファード S Aパッケージ TYPE BLACK 車両本体価格 392万円 |
本体値引き額 25万円 オプション値引き額 30万円 |
30系 アルファード S Aパッケージ 車両本体価格 375万円 |
本体値引き額 30万円 オプション値引き額 5万円 |
30系 アルファード S Cパッケージ 車両本体価格 417万円 |
本体値引き額 40万円 オプション値引き額 10万円 |
30系 アルファード S Cパッケージ 車両本体価格 417万円 |
本体値引き額 25万円 オプション値引き額 25万円 |
アルファードの本体車両価格は400万円前後で、本体値引き額は25~45万円、オプションの値引きがある場合は5~30万円といったところですね。
本体価格の値引き相場は?
本体価格は付けたオプションが多いほど値引き額が大きくなりやすいです。
また、本体価格が高いほど値引き額も大きい傾向にあります。
本体価格からの割合で考えると、値引き額の相場は本体価格の6~10%程度に収まっています。
つまり、本体価格の値引き相場の上限は本体価格の1割と考えて良いでしょう。
350万円のアルファードなら35万円、400万円のアルファードなら40万円といったところです。
オプションの値引き相場は?
オプションの値引きに関しては一般的にオプション額の20~30%は値引きが可能です。
40万円のオプションなら8~12万円程度は値引きしてもらえるということです。
アルファード 値引き 相場|下がる時期は?
アルファードの値引き相場は、時期によって大きく異なります。
新型の発売直後
以下のグラフは、2009年1月から2017年6月までのアルファードの値引き相場の推移です。
値引き相場は2011年9月付近と2015年1月付近にがくっと下がっています。
2011年9月は20系アルファードがマイナーチェンジされた時期で、2015年1月は30系アルファードが発売された時期に重なります。
新型が発売されると人気が殺到するため、わざわざ値引きせずとも売れるためです。
アルファード 値引き 相場|上がる時期は?
アルファードの値引き額が大きくなる時期があります。
先ほどの値引き相場グラフをもう一度見てみましょう。
マイナーチェンジやフルモデルチェンジなどの新型が発売された直後は値引き相場が下がると書きましたが、下がる直前は最も値引き額が大きくなっていることが分かります。
新型が発売されてしまえば旧型の人気は衰えるので、ディーラーは新型発売前になんとか在庫を売り切ってしまおうと頑張って値引きしてくれます。
ですので、新型に拘らないなら新型が発売される直前にアルファードを購入すると大きな値引きを受けられる可能性が高いです。
その他の時期
新型の発売前以外でも、以下の時期は一般に値引き相場が上がります。
- 1月~3月の年度末決算期
- 6月7月のボーナス時期
- 8月お盆明け~9月の中間決算期
- 12月のボーナス・年末商戦
特に決算期は企業業績を大きく見せるために何が何でも売上を増やそうとするため、利益が薄くとも売れるだけ売ってしまおうと大きな値引きをしてくれます。
ディーラーによって決算期は異なるので、必ずしも1~3月に安くなるわけではありません。
狙っているディーラーの決算期がいつなのか調べた上で、値引きキャンぺーンなどしていれば値引き交渉にチャレンジしてみましょう。
アルファード 値引き 相場|交渉で下げるには?
アルファードの値引き相場はある程度お分かり頂けたと思いますが、自分で値引き交渉しないことには値引きを引き出すことはできません。
ではどうやって交渉をしたら良いのか、そのポイントを解説します。
値引きを成功させるポイントは以下です
- 初回で予算を言わない。
- アルファード以外の競合車と迷っていることを伝える。
- 複数のディーラーを比べる。
- 良い条件を出してきたディーラーの条件を他のディーラーにぶつけて競合させる。
- 下取り車がある場合は他の買取店で見積もりを取っておく。
それぞれについて詳しく解説します。
初回で予算を言わない
始めて交渉しに行ったときに予算を伝えてしまうと、ディーラーは予算内で最大の利益を上げられるように予算一杯まで使い切ろうとしてきます。
そうなると提示される割引きも少なくなりますし、余計なオプションを提案されます。
のちのちの割引き交渉も大変になりますし、考えることが増えるだけなので、初回の交渉で予算は言わない方が良いです。
アルファード以外の競合車と迷っていることを伝える。
競合車(ライバル車)と競わせるのは割引きを引き出す時の鉄則です。
競合車がないと割引きを引き出すのは非常に難しくなります。
アルファードの場合、競合車としては日産のエルグランドがその筆頭になります。
エルクランドはラグジュアリーなミニバンとしてアルファードのコンセプトや価格とも良く似ています。
ただし、競合車のことも良く知っておかないと、「アルファードの方がいいですよ」と言われて終了してしまいます。
というのも、アルファードの方が売上、スペック、ブランド、人気など全てにおいてエルグランドを上回っているからです。
エルグランドとアルファードの違いの代表は、高さです。
エルグランドが全高1805mmなのに対し、アルファードは1895mmと9cmも高くなります。
競合車と比較する時は、優れているかどうかよりも「好み」かどうかを論点にして話すと良いでしょう。
同じアルファードの姉妹車であるヴェルファイアと競合させるのも有効です。
複数のディーラーを比べる
タフな交渉をせずとも、単純に複数のディーラーで条件を聞くだけでも割引きが大きいところを探すことができます。
交渉が苦手ならとにかく足で稼いで話を聞き回りましょう。
良い条件を出してきたディーラーの条件を他のディーラーにぶつけて競合させる
ディーラーを複数回っていれば条件が良い所は絞れてくるはずです。
条件が良い所同士を競合させれば、さらに良い条件を引き出せる可能性があります。
「あっちはこの条件で出してくれたけど、こちらはどう?」
と聞くだけで熱心な営業マンはさらによい条件を提示してくれるはずです。
下取り車がある場合は他の買取店で見積もりを取っておく
ディーラーで値引き交渉をしていると、「これ以上は値引きは無理なので、下取り価格で調整します」といって下取り価格を少しずつ上げてくることがあります。
一見お得そうですが、下取り車を買取店に持って行くとディーラーの提示額よりも10~20万円程度高く提示してくれることもザラにあります。
ディーラーからの提示条件は一応聞いておくとして、何社かの買取店で下取り価格を提示してもらうのも忘れないようにしましょう。
ディーラーの下取り価格に不満があれば、買取店で下取りして貰えばよいので。
アルファードを買う時は相場以上の値引きを目指そう
アルファードの値引き相場や相場が変化する時期について理解できたと思いますが、実際にアルファードを買う時は粘り強く交渉して相場以上に値引きしてもらえるように頑張りましょう。
中には70万円以上の値引きを実現させた強者もいます。
値引き交渉のポイントを抑え、ディーラーの限界まで値引きを引き出してみてください。
本体車両から10%、オプション価格から30%の値引きを引き出せれば交渉は大成功です!