プリウスの乗り心地改善にはタイヤを交換する事が効果覿面です。
プリウスという車はハイブリッドエコカーなので標準で装着されているタイヤは、転がり抵抗の低い低燃費タイヤが装着されているのですが、それ故の弊害としてどうしてもタイヤ自体が硬めの作りとなってしまい、乗り心地や静粛性が悪くなってしまいます。
今回は、プリウスの乗り心地の改善が期待できるタイヤについて、おすすめのタイヤを調べてみました。
プリウス乗り心地を改善するタイヤ1
1つ目のおすすめタイヤは「ブリヂストン・REGNO GR-XI」です。
ブリヂストンブランドのプレミアムタイヤとしても有名なREGNOですが、こちらは静粛性と乗り心地を重視したタイヤとなっており、国内外を問わず多くのユーザーから支持を得ているタイヤです。
プリウスに標準装着されている純正タイヤの一部には、ブリヂストン製の低燃費タイヤ「ECOPIA」が装着されています。
ERGNO GR-XIはこのECOPIAの技術を取り入れたプレミアムタイヤとなっており、ECOPIA程の低い転がり抵抗はありませんが低燃費と静粛性を兼ね揃えた乗り心地を改善できるタイヤとなっている事が特徴です。
タイヤ内部には特殊な吸音材が使用されているため、車内へのロードノイズを軽減する役割があり、車体をふらつきにくくするトレッドパターンが乗り心地を向上させます。
また、比較的軟らかいソフトタイヤというカテゴリーに属するタイヤで、天候に左右される事が少ないグリップ性能も魅力の一つです。
プリウス乗り心地を改善するタイヤ2
2つ目のおすすめタイヤは「ヨコハマタイヤ・BluEarth1」です。
元々はヨコハマタイヤ・DNA GRAND MAPやMAPと言うシリーズで販売されていましたが、ブランドの整理による統合や世界的な戦略変更でBluEarthと言う名前に変更されました。
こちらのタイヤは低燃費性能に重点を置いたタイヤで、ヨコハマタイヤの製品ラインナップの中ではトップクラスを誇る低燃費タイヤとなっています。
低燃費タイヤでありながら、静粛性と乗り心地感にもこだわった設計となっており、静粛性は低燃費タイヤの中でも上位に入る性能を誇っています。
プリウスの乗り心地は改善したいけれども、燃費も下げたくないと考えている方におすすめのタイヤです。
純正装着タイヤなどと比べると、プレミアムタイヤ程ではありませんが乗り心地の改善は十分に見込めるタイヤです。
また、タイヤ自体がハードタイヤと言う、硬いタイヤになっていますのでソフトタイヤと比べても溝の減り方が緩やかな事も特徴の一つとなっています。
プリウス乗り心地を改善するタイヤ3
3つ目のおすすめタイヤは「ヨコハマタイヤ・ADVAN dB V552」です。
2つ目のおすすめタイヤとして紹介したBluEarth1の上位グレードに当たるブランドのタイヤで、低燃費性能はBluEarth1からやや落ちますが、その分静粛性と乗り心地がアップしたタイヤとなっており、静粛性はヨコハマタイヤの製品ラインナップの中でもトップを誇る性能となっています。
燃費は車の乗り方により変動しますが、BluEarth1と比べると約1割程落ちる様です。
プリウスにおいては多少の燃費ダウンは気にならず、とにかく乗り心地を改善したいと考えている方におすすめのタイヤとなっています。
また、タイヤの硬さは、標準となるミディアムよりもやや軟らかいミディアムソフトという硬さになっている為、天候によるグリップ低下などを心配する必要もありません。
プリウス乗り心地を改善するタイヤ4
4つ目のおすすめタイヤは「ミシュラン・PRIMACY HP」です。
世界中で販売が行われており、ブリヂストンと並んで世界2強タイヤメーカでもあるミシュランの上級オールマイティータイヤです。
カバーされる車種は欧州車に多いステーションワゴンをはじめスポーツタイプ、セダン、それに日本車に多いミニバンとなっておりジャンルを選ばない事が特徴でもあります。
日本ではプリウスαをはじめ、ミニバン・ステーションワゴンタイプの車に装着する方が多く、静粛性やふらつき防止性能が高い事からプリウスに装着する方も多い様です。
また、タイヤの硬さはほぼ標準となるミディアムと言う事で、耐久性やグリップ安定性も優秀なタイヤとなっています。
ミニバンタイプとなるプリウスαにもおすすめです。
プリウス乗り心地を改善するタイヤ5
5つ目のおすすめタイヤは「ダンロップ・VEURO VE303」です。
世界で初めて空気チューブ入りタイヤを発明した事でも有名なダンロップですが、このタイヤはダンロップの中でもプレミアムタイヤに当たる上級タイヤとなっています。
タイヤ内部には、ブリヂストンREGNOと同様に特殊な吸音材が入っており、走行時に発生するロードノイズを吸収する構造で、軟らかいゴムを使用したタイヤ本体が路面の突き上げを防いでくれるため、乗り心地が改善されるタイヤとなっています。
転がり抵抗は低燃費タイヤよりも高く、燃費の向上は見込めませんが乗り心地を重視したいと考えている方にはおすすめのタイヤです。
タイヤの硬さは、軟らかいソフトタイヤとなっているため、乗り心地の改善と共に安定した走行を行える事も魅力です。
プリウス乗り心地を改善するタイヤ:まとめ
今回はプリウスの乗り心地の改善が期待できるタイヤについて、おすすめのタイヤを調べて来ましたが、サスペンションの構造などから乗り心地の改善をタイヤ交換によって行う方が多くいらっしゃいました。
特に横揺れに対する改善や路面の突き上げ感を減らしたいと考えている方が多く、ミニバン用のタイヤを選択している方も中にはおり、それぞれ工夫をしていると感じます。
プリウスという車はハイブリッドシステムやメインバッテリーの搭載により、車両重量はトヨタ・ノアなどとほぼ同じ重さになる事から、紹介してきたおすすめのタイヤ以外にも、ふらつきを軽減する特殊なトレッドパターンを使用しているミニバン用タイヤを選択する事も乗り心地の改善として効果が大きいかも知れません。
乗り心地を改善する為には、ある程度高価なタイヤを選択しなければなりませんが、その効果は価格以上に実感できると思いますので、一度販売店やカー用品店に相談されてみては如何でしょうか?