ミライース特別仕様車の値引きはどのくらいでしょうか?
ダイハツから2017年に発売された新型ミライース。
低燃費・低価格に更に磨きが掛かった新型は、月間販売台数20,000台を超え、当初の予想である9,000台を超える大ヒットとなりました。価格帯も80万円台~130万円台と、軽自動車の中でもさらに低価格となっています。
新型が発表されると価格の変動が起きるのが中古車相場。
2015年に発売された特別仕様車が現在値引きされ、非常にお買い得になっています。
「ミライース」の特別仕様車の中古車販売価格がなぜ安いのか、今が買い時なのかなど、新型「ミライース」との違いなどを交えて解説していきます。
ミライース特別仕様車の値引き|中古車の価格帯は?
「ミライース」の特別仕様車の現在の中古車販売価格は、走行距離が1万キロ以下のほぼ新車といっても良いものが、車検付きで大体80~90万円台で販売されています。
この価格は、新型「ミライース」のベースグレードである「BグレードSAⅢ」よりも10万円程度低い価格であり、中古車ではありますが、装備が充実した「G」グレードや「X」グレードが同等の値段で購入出来ることになります。
特別仕様車の中では、「リミテッドSA」の「Xグレード」が多く販売されており、35周年記念モデルである「ゴールドエディション」はあまり出回っていないようです。
特に最上級グレードの「G」「Gf」グレードは2018年3月現在ではほとんど中古車市場では見かけません。
そのため、中古車で購入する場合には「リミテッドSA」の「X」「Xf」グレードからの選択となります。
ミライース特別仕様車の値引き|中古車販売価格はなぜ安い?
新型「ミライース」は、「低価格」「低燃費」に主眼を置いて製作・販売されています。
新車の販売価格は、90万円~130万円台と、現在販売されている軽自動車なかでも低価格の部類となります。
この価格帯は、旧「ミライース」の特別仕様車の新車販売価格帯とほぼ同じであり、装備の充実している新型の方が低価格で高性能であることを表しています。
当然のことですが、新型「ミライース」の価格と、中古車で最長3年近く前の旧式の中古車の販売価格が近い場合、多くの消費は新車の購入を選ぶと思います。
そのため、走行距離が1万キロ以下のほぼ新車状態の特別仕様車であっても、新型「ミライース」の価格よりも安くしなければ売れ難い状況となっているため、価格が安くなっています。
ミライース特別仕様車の値引き|特別仕様車の種類は?
「ミライース」の特別仕様車で最新のモデルは、2015年に発売された「リミテッドSA」モデルと「ゴールドエディション」です。
2015年5月に発売された「リミテッドSA」モデルは、「X」「Xf」の2グレードが販売されました。
その後、2015年10月に発売された35周年記念モデル「ゴールドエディション」では、「G」「Gf」の2グレード追加の4グレードで販売されています。
これらの2種類の特別仕様車は、旧「ミライース」をベースに、「スマートアシスト」などの装備を追加し、安全性を高めたモデルとなっており、旧「ミライース」と新型「ミライース」との中間の性能を持ったモデルに位置づけることができます。
ミライース特別仕様車の値引き|装備や新型との違いは?
「リミテッドSA」の装備は、衝突回避の「スマートアシスト」の他、ガソリンの節約量などを表示する「エコドライブアシストディスプレイ」、アイドリングストップの設定変更した「ヒルホールドシステム」が標準装備されています。
その他、14インチアルミホイール、専用のダークメッキグリル、オーディオパネルやシートなどが内外装に特別仕様の装備が用意されています。
「ゴールドエディション」の装備は、「リミテッドSA」同様に「スマートアシスト」「エコドライブアシストディスプレイ」「ヒルホールドシステム」が標準装備され、内外装のデザインに専用のゴールド加飾を施したモデルとなっています。
最上級グレード「G」「Gf」グレードを追加した4グレードのラインナップ。
新型「ミライース」との違いは、「スマートアシスト」の違いが挙げられます。
従来のレーザーレーダー方式から小型ステレオカメラを使用する方式に変更された「スマートアシストⅢ」は、歩行者の検知が可能となるなど性能が向上。
「被害軽減ブレーキアシスト」、「車線逸脱警報機能」、「後方誤発進抑制制御機能」、「オートハイビーム」などの機能が追加され、安全性が向上しています。
ミライース特別仕様車の値引き|値下げ交渉は?
「ミライース」の特別仕様車の中古車市場での平均的な相場は、80~90万円。
軽自動車で、車両の本体価格が安いことや、新型が低価格で発売され、値下げせざるを得なかったことなどから、現状でも十分に値下げがされている状態です。
指摘できる点は、新型に比べて「スマートアシスト」の機能の少なさ程度になりますが、たいした値引きの要素にはなりません。
そのため、車両値引き以外の下取り価格やオプションなどのオマケをつけてもらう方法での値下げ交渉となります。
新型の「ミライース」の新車の値下げ自体が、5~10万円程度の値下げ幅で「ミライース」自体があまり値下げすることが出来ない車種となっています。
そのため、特別仕様車の値引きを行う場合、相場から5万円程度の値引きが限界であるといえます。
ミライース特別仕様車の値引き|買い時はこれから
「ミライース」の特別仕様車は、2015年4月と10月に発売されました。
2018年2月現在では、最初の車検である3年が経過していません。
そんな状態で新型「ミライース」が発売され、発売初月の月間販売台数は2万台を超える大ヒットとなりました。
車検をきっかけとして、新型に乗り換える動きがあることが予想されます。
そのため、旧「ミライース」の特別仕様車が中古車市場に多く流れることになり、さらに価格が下がることになります。
ですので「ミライース」の特別仕様車の購入を検討しているのであれば2018年10月以降の中古車販売の状況をみて購入することがおすすめです。