ヴェルファイアのガソリンを満タンにするとどれくらいになるのでしょうか。
車体の大きいヴェルファイアは、ガソリンが気になりるもの。
ガソリン満タンでどれくらいの量入れられるのか、満タンでどの程度走れるのか、満タン時のガソリン代はいくらくらいかかるのか。
ここではヴェルファイアのガソリン事情について解説していきます。
ヴェルファイアはガソリン満タンでどれくらい入る?
ガソリンは車体にある「ガソリンタンク」に注ぎ込みます。
このガソリンタンクの容量が、ガソリン満タンで入れられるガソリンの量に匹敵します。
さて、ヴェルファイアのガソリンタンクのサイズは次の通り。
ハイブリッドモデル・・・容量65リットル
ガソリンモデル・・・容量75リットル(ただし一部65リットルグレードあり)※2代目新型ヴェルファイアの数値。
ガソリンモデルの方が75リットルと、ハイブリッドよりも10リットルほどタンクが大きく作られています。
75リットルという容量は国産ミニバンの中でも最大クラスの容量となります。
ヴェルファイアはガソリン満タン状態でどのくらい走る?
ヴェルファイアの燃費性能については次の通りとなります。
ハイブリッドモデル・・・18.4km/L~19.4km/L
ガソリンモデル・・・10.6km/L~11.6km/L ※2代目新型ヴェルファイアの数値。
グレードによって若干燃費は異なりますが、ガソリンモデルの燃費10.6km/Lを目安として考えます。
燃費10.6km/Lでガソリンタンクを75リットル満タンにした場合、単純計算で795kmの走行が可能となります。
ただしこの燃費数値はあくまでカタログ数値。実燃費はカタログ数値より2~3割は減るのが通例です。
したがって実燃費で考えると、ガソリン満タンで600km前後走行可能といったところでしょうか。
ヴェルファイアをガソリン満タンにした場合のガソリン代は
ヴェルファイアをガソリン満タンにした場合に、掛かるガソリン代の費用は次の通り。
レギュラー車モデル・・・9750円(レギュラー1リッター130円と仮定×75L)
ハイオク車モデル・・10500円(ハイオク1リッター140円と仮定×75L)
ヴェルファイアの場合は、ガソリン満タンにすると約1万円前後のガソリン代が掛かる計算となります。
ただしガソリンタンクが完全に空になることは現実的にほぼありません。燃料切れの警告灯が付いてもタンクには10L程度ガソリンが残っている状態となります。
このため仮に警告灯が付いた状態で満タンにしたとしても、上記の数値より10L程度分ガソリン代は少なくなるでしょう。
ヴェルファイアをガソリン満タンで走らせるメリット
ヴェルファイアに限った話ではありませんが、クルマはガソリン満タンにし走らせることで次のようなメリットが生まれてきます。
・満タンにするとガソリンタンク内の空気が減り、タンク内で水が溜まり難くなる。
・ガソリンの量分、車重が増えるためクルマの安定性が高まることがある。
・長距離ドライブやガソリンスタンドの少ない僻地へのドライブなどでも、ガソリン満タンにすればガス欠の不安やトラブルがすくない、など。
ガソリン満タンにする最も大きなメリットは、タンク内の水ですね。
ガソリン量が少ないとタンク内に水が溜まりやすくなります。
その水が各部に流れ、エンジンや循環系を痛める原因となったり、錆の原因になる恐れがあります。
それらを回避できるのが大きなメリット。特に湿度が高くタンク内に水が発生し易い夏場は、ガソリン満タンの意味が大きくなります。
ヴェルファイアはガソリンタンクのサイズ自体も大きいですしね。
ヴェルファイアをガソリン満タンで走らせるデメリット
ガソリンは満タンにすることで、逆にデメリットも生じてきます。
・満タン状態であると、ガソリン量分の車重が増える。車重が増えることにより燃費が落ちる。
・満タン状態であると、心理的にガソリンを浪費し易くなる。
・満タン状態であると、事故などでガソリンタンクに引火した際、爆発による被害が大きくなる。
現実的に最も大きいデメリットは燃費ですね。
ヴェルファイアは満タン状態にすると、空の状態に比べ最大で75キロ車重が増えます(75Lタンクの場合)。
車重というのは燃費を落とす原因となり、ヴェルファイアはガソリンタンクのサイズが大きい分、その影響も比例します。
数十キロの差であれば極端に燃費が変わるわけではありませんが、塵も積もれば山となるもの。
毎日ヴェルファイアを乗り回す方であれば、燃費を稼ぐためにも満タンは避けるのが賢明かもしれません。
ヴェルファイアはガソリン満タンで心配なく走れるクルマ
ヴェルファイアは車体が大きく、燃費もそれほど良いクルマではないため、ガソリンが持つかが心配なところですよね。
とはいえ前述した通り、ヴェルファイアに積まれているガソリンタンクの容量は75リットルと大きいです。
燃費約10キロのクルマとしては十分なサイズであり、満タンにすれば、旅行やレジャーなど遠方への長距離ドライブでもガソリン切れに悩まされず走れるサイズと言えます。
また仮にガソリンスタンドの全くないような土地へ長距離ドライブする場合でも、その時はヴェルファイアの広い荷物スペースが役立ちます。
予備のガソリンを詰めた補助タンクを荷物スペースに積み込めば、さらに長い距離を走ることができます。
ヴェルファイアはガソリンを心配せず、安心してドライブできるクルマと言えるでしょう。