アウトランダー 残価設定プラン 徹底解説

アウトランダーを残価設定型プランで購入するメリットとは？

「アウトランダー（OUTLANDER）」は、三菱自動車工業が製造・販売するミドルサイズのクロスオーバーSUVのことです。

同社で製造・販売されていた「エアトレック」の 後継車種として開発され、サイズは一回りほど大きいです。

アウトランダーという車名は、元々エアトレックの輸出名であり、（日本国内での）初代の登場に合わせて名をアウトランダーに統一されました。

先代アウトランダー（=エアトレック）を継続販売していた日本国外ではアウトランダーEXとして販売されます。

2012年11月30日には、世界初の4WDプラグインハイブリッドSUVモデル「アウトランダーPHEV」のティザーサイトが公開され、2013年初旬にデビューと予告と同時に、店頭予約開始し話題となりました。

そんな「アウトランダーPHEV」について残価設定型プランで購入する場合、月々の支払いはいったいどれくらいになるのかのシュミレーションをご紹介します。

アウトランダー 残価設定型クレジットプランとは？

残価設定型クレジットプランはトヨタを始め、ホンダや日産などほとんどの車の販売店で設定している分割型のローン契約のひとつです。

三菱では、「スーパーマイカープラン」の名前で設定されています。

契約時に設定された年数（3から5年）や車種によって残価率が設定され、設定された残価率から求められる残価を新車価格から引いた残金を設定された年数で分割して支払う新車の購入方法のことです。

例えば、価格200万円で3年契約で残価率50％の場合、新車価格200万円から残価100万円（200万円の50％）を引き、残りの100万円を3年のローン（36回払い）で支払うというものです。

通常の分割払いに比べ、月々の支払い料金が大幅に減るのが特徴で、車のローンが家計を圧迫するのを軽減する点が挙げられます。

残価設定プランは、当初3年契約しかありませんでしたが、最近では5年契約ができる販売店も多くなってきており、新車購入の選択肢の幅がが広がっています。

アウトランダー 残価設定型プランで購入した場合の月々の支払いのメリットは？

残価設定型プランの残価率は、設定した3～5年後の中古車市場を元に割合が決められています。

ミニバンなど、中古車市場で高価で取引される車種は残価率が高く、セダンやスポーツカーなど中古価格が下がりやすい傾向にある車種は、残価率が低めに設定されています。

「アウトランダーPHV」は、SUVであるため低目に設定されているかと思いきや、人気のハイブリッド車であることと、今までに無かった車であるため、中古車市場を出回る数が少ないという希少性から、3年で55％弱、4年で45％、5年で35％と中間車種並みの残価率の設定となっています。

ですので、月々の支払いについても、「車体価格」から「残価率から求められた残価」を差し引いた金額を分割で支払うため、通常のローンの支払い金額の6割程度に抑えられる点が大きなメリットとして挙げられます。

アウトランダー 残価設定での購入はどういう人が向いているか？

残価設定型クレジットプランは、契約でローンの支払いがを満了した際にいくつかの選択肢が用意されています。

「別の新車へ乗り換える。」「車を返却する。」「残価を一括またはローンで支払って買い取る。」の三点です。

まず、「新車への乗換え」は3年契約であれば車検を通す必要が無く、その分の費用を浮かせたまま 次の新車に乗り換えることができるため、もし「アウトランダーPHV」が自分にあっていないと思ったらその時にスパッと車種を交換することができます。

また5年契約の場合、一度だけ車検を通さなければなりませんが、新車からの車検であるため、交換が必要な箇所が少ないはずですので、費用は低く抑えられます。

ですので、初めてハイブリッド車を購入した人など、実際の維持費やその他乗ってみないと分からない事を知るための入門用として残価設定型プランを利用して購入するのをオススメします。

次に、「車の返却」はそのままの意味で、車に乗る必要がなくなった場合に選択します。

最後に「買い取る」場合は、３年～５年の間に実際に乗ってみて、自分の生活にあっていたり愛着がわくなどで、長く乗り続けようと思ったなどの場合には、残価を一括やローンで支払い買い取ることで自分の車として扱えるようになります。

アウトランダーを残価設定型プランで購入した場合の注意点は？

残価設定型クレジットプランで購入した車は、ローンの満了時に購入時の姿に戻す必要があり、「購入時に設定された残価」と「現在の査定結果によって決められた残価」を計算し、マイナスであった場合、追加で支払いが発生する事がある点に注意が必要です。

車をぶつけるなどして、凹んでいたり、傷が付いている場合や、またタバコやペット、子供のいたずらなど、車内の傷や汚れなどで交換が必要となる場合などは残価の査定でマイナスになる原因となります。

また「アウトランダーPHV」はプラグインハイブリッド車ですので、ガソリン車と違った交換部品が必要となることがあるため購入の検討時にこれまでどのような事例があったかを聞いておくと安心できると思います。

車を交換や返却する場合、販売店は引き取った車を中古車として販売するため、できるだけきれいな状態で返却してもらう目的であるためそうなっており、契約内容にも盛り込まれていますので、契約の際にはいちど確認することをお勧めします。

そのほかにも、走行距離にも注意が必要で、年間の走行距離にも制限があり（月間1000kmまたは1500km）、それを超えた場合には、満了時の残価が減額されますので、日常での長距離の運転を頻繁に行う場合には契約するかどうか注意が必要です。

アウトランダーの残価設定プランで、実際に購入を行った際の月々の支払いは？

「アウトランダーPHEV」を例にとって残価設定型プランで購入した場合の月々の支払いをシミュレーションした一例をご紹介します。

「アウトランダーPHEV」4WD G Navi Packageの場合、カラー：白、インテリア：コンビネーション 、ナビ付き、頭金：なしボーナス払い：なし、月の制限距離：1000kmの場合（（）内は同条件で、通常のローンを組んだ場合の支払い料金です。）

なお、別のグレードの見積もりや追加オプションをつけた場合など、ほかの条件が知りたい方は、三菱自動車のホームページ内「アウトランダーPHEV」のページ（http://www.mitsubishi-motors.co.jp/outlander_phev/performance/）のオンライン見積もりから確認することができますのでそちらをご参照ください。

アウトランダー 残価設定型プランは検討の価値アリです

出典：https://goo.gl/xbxKbx

これまで紹介したように通常の使用であれば残価設定型プランを利用することによって月々の支払いを抑えることができることを理解していただけたと思います。

通常のローンのように長い年数を縛られること無く、最短で三年で車を交換できるため、一度ハイブリッドの車種に乗ってみたい方などに気軽に購入できる契約となっていますので、購入の検討の際には残価設定型プランを検討してみるのがオススメです。