ハリアー四駆の切り替えは、路面の状況を関知して自動制御で切り替えてくれます。
SUVの中でも、常に何かと話題をさらって注目を浴びているトヨタのハリアー。
1997年のデビューも鮮烈的な印象を与え、それ以降もモデルチェンジの度に、大きな感動と興奮を巻き起こしてきました。
この中でも走りにこだわりを見せたのが、ダイナミックトルクコントロール 4WDです。
これはドライバーの運転を画期的に軽減してくれる機能です。
ハリアー 四駆 切り替え|FFと4WDを自動で制御する機能搭載
ダイナミックトルクコントロール4WDとは、FFと4WDをさらに自動で切り替えながら走行する機能です。
昔からFFとパートタイム4WDは、トライバーが路面の状況を見ながら、レバーで切り替える機能としてありました。
燃費の良いFFと悪路走行に強い4WDの良い点を取り入れた機能です。
それをトヨタのハリアーは、路面の状況を関知して自動制御で切り替えをしてくれるのです。
これはオールラウンド的なSUV車として、とても画期的であると同時にドライバーの運転にかかる負担を軽減させながら、巧みな走行を実現させる素晴らしい機能と言えます。
ハリアー 四駆 切り替え|どんな時に力を発揮する?ダイナミックトルクコントロール4WD
現在、駆動方式の中では、後輪駆動のFRより前輪駆動のFFの方が、一般車の主流となっています。
それは直進性やカープでの安定した走行が実現できるためですが、ハリアーも通常はこのモードで走行しています。
低燃費でも貢献できる駆動方式です。
これが、スタート時や滑りやすい路面状態で走しる場合に車両のコンディションに合わせて最適なトルクを後輪に伝えてくれるのです。
コーナーを走る時もアウト側へ膨らむ挙動になりそうなら、旋回する内輪側へブレーキコントロールとダイナミックトルクコントロール4WDを連携させた制御により、安定したコーナリング走行を可能にしてくれるのです。
ハリアー 四駆 切り替え|各制御を自動で連携させる確かな走行
ダイナミックトルクコントロールが素晴らしいのは、前述の通りこの機能だけではなく、ステアリング制御、ブレーキ制御、駆動力制御と4WD制御が互いに協調しながら、巧みなタイミングで制御されることです。
このような連携制御による走行が可能になるので、滑りやすい状況や乾いた路面でも確実なグリップとタイヤコントロールでハリアーの安定した走行をたもので保つです。
特に天候が急変する冬の時期は、急に雪が振り出したり、路面が凍結することもあります。
このような時に駆動の切り替えだけでなく、あらゆる走行制御機能が連消してくれることは、雪道に慣れていないドライバーの負担も軽くしてくるはずです。
ハリアー 四駆 切り替え|雪道の恐ろしさを知るとダイナミックトルクコントロールはうれしい
「雪が降ってきたなら、どんなに走り慣れた道路でも頭の中を切り替えて走れ!」
雪国で運転するドライバーは、このようなことを言います。
それだけ雪が積もった道路、路面凍結している道路は、とても怖いのです。
急発信・急ブレーキ・急ハンドルは、雪道・凍結路面では自殺行為です。
しかも、FFから4WDへの切り替えを行ったとしても、マニュアルによる切り替えで、スリップを起こしたスピンを起こしてしまう危険性もあるのです。
雪道における4WD走行は、とても安定した走りを見せますが、あくまでスタッドレスタイヤ装着が前提なのですが、さらに安全性を高めてくれるのが、ダイナミックトルクコントロール4WDなのです。
ハリアー 四駆 切り替え|雪道の4WD走行とスタッドレス走行に安心するな
「雪道では4WDがあれば大丈夫。」
と言う人がいます。
これは完全な間違いです。
ノーマルタイヤで4WDで走行しても、凍結路面でのグリップ力が全くないからです。
いくら4WDでも、一旦滑り出すと危険です。
スタッドレスタイヤを装着していても,急なコントロールをすると危険です。
ドライバーの中には、
「4WDやスタッドレス装着なので大丈夫。」
と誤解している人が少なくありません。
このような誤解をしている人や楽観的な人に対しても、ダイナミックトルクコントロールは、大事な役目を果たしてくれるのです。
これもハリアーならではの特長です。
ハリアー 四駆 切り替え|トータルバランスに優れたハリアー
ハリアーがSUVの中で常にトップランナー的な位置にあるのは、スタイリッシュなボディやゴージャスなインテリアだけにあるわけではありません。
ダイナミックトルクコントロール4WDのように、快適走行と経済的走行と安全走行を実現させる最新技術が盛り込まれていることも、この車の人気を揺るぎないものにしているのです。