エスティマの乗り心地改善を図れるタイヤについて、エスティマの乗り心地を改善したいと考えている方は足回りセッティングを見直す前に、まずはタイヤを交換してみましょう。
サスペンションなどを交換するよりも手軽に乗り心地の改善が行えます。
エスティマという車はミニバン車なので標準で装着されているタイヤは、ミニバン車でも使用できる一般的なタイヤが標準装着されていますが、これらのタイヤは一部を除いてミニバン専用タイヤでは無い為、乗り心地はあまりよくありません。
エスティマ本来の乗り心地を手に入れる為には、エスティマに合ったミニバン専用タイヤが必要になってきます。
今回は、エスティマの乗り心地の改善が期待できるタイヤについて、おすすめのタイヤを調べてみました。
エスティマの乗り心地の改善するタイヤ1
1つ目のおすすめタイヤは「ブリヂストン・REGNO GRV II」です。
ブリヂストンブランドのプレミアムタイヤで有名なREGNOですが、こちらのタイヤは静粛性と乗り心地を重視したタイヤとなっており、ミニバン専用に開発されたタイヤでもあります。
特殊な吸音材とロードノイズを低減するトレッドパターンを採用しており、車内へ侵入する雑音を限りなく減らした静粛機能が特徴です。
また、エスティマのようなミニバン車特有の左右に揺れるふらつきを抑制するタイヤ構造となっており、タイヤの外側と内側でそれぞれ異なったふらつき低減機能を搭載しています。
これにより、車線変更時やコーナリングでステアリング調整を最小限に抑える事ができるため乗り心地が改善されるという訳です。
タイヤ自体は軟らかいソフトタイヤになっている為、路面の突き上げによる反動も少なく衝撃を吸収してくれるため、まるで高級サルーン車の様な乗り心地を体験する事のできるタイヤです。
エスティマの乗り心地の改善するタイヤ2
2つ目のおすすめタイヤは「ヨコハマタイヤ・BluEarth RV-02」です。
元々はヨコハマタイヤ・DNA GRAND MAPやMAPと言うシリーズで販売されていましたが、ブランドの整理による統合や世界的な販売戦略の変更でBluEarthと言う名前に変更されました。
こちらのタイヤはミニバン専用タイヤとなっており、乗り心地改善と低燃費性能に重点を置いたタイヤで、ヨコハマタイヤの製品ラインナップの中ではトップクラスを誇るふらつき低減と静粛性に優れたタイヤとなっています。
また、他のBluEarthシリーズよりもタイヤ自体を軟らかい物にすることで、エスティマの様な重たいボディの車のグリップ力を高める事もできるため、ドライバーへの負担を減らす効果があるタイヤでもあります。
乗り心地重視と言うとソフトタイヤの様な軟らかいタイヤをイメージする方が多いと思いますが、このタイヤは元々ミディアムハードを基本として改良されたタイヤのため、ふわふわとした感じは少ないタイヤとなっており、バランスのとれたタイヤとなっている事も特徴です。
エスティマの乗り心地の改善するタイヤ3
3つ目のおすすめタイヤは「ダンロップ・LE MANS V」です。
ダンロップ製のタイヤは、他のメーカーの様にミニバン車専用と言うタイヤはありませんが、その分SUVを除いたほぼ全てのタイヤがミニバン車やセダン車など幅の広い車種で使えると言うオールラウンダーなタイヤとなっています。
このLE MANS Vと言うタイヤ自体はやや硬めの印象ですが、モデルチェンジを機に新搭載された「SHINOBIテクノロジー」と言われるタイヤのサイドウォール側が大きく弧を描く様にたわむ事でクッション性を増した機能が搭載された為、路面の突き上げによる衝撃を大幅に減らす事に成功しました。
このため、前モデルであるLE MANS 4と比較しても乗り心地と静粛性能がアップしています。
また、上位グレードであるVEURO VE303よりも転がり抵抗が低く、車両重量の重たいエスティマには燃費面を考える上でもこちらのLE MANS Vがおすすめです。
エスティマの乗り心地の改善するタイヤ4
4つ目のおすすめタイヤは「TOYO TIRES TRANPATH LuII」です。
ミニバンブーム時にいち早くミニバン専用タイヤを開発したパイオニア的存在のトーヨータイヤですが、現在でもその人気を維持しており、多くのミニバンユーザーから支持されています。
このTRANPATH LuIIというタイヤは、トランパスシリーズの中でも最上位グレードとなるタイヤでエスティマをはじめ、同じトヨタ車であるアルファードや日産エルグランドなどLサイズからLLサイズミニバンに人気のタイヤとなっています。
タイヤの接地面やサイドウォールの剛性を上げ路面の突き上げを軽減した他、ロードノイズの低減も行っており乗り心地の改善に最適なタイヤです。
また、エスティマの様な車体重量が重いミニバン車は、コーナリング時にタイヤの左右への負担が大きくなりタイヤのアウトサイド側の消耗が激しくなってしまう事が難点と言われていますが、このタイヤはアウトサイド側のリブを広く取りやや硬めにしている為、長寿命を実現しています。
乗り心地の改善とタイヤの履き替えを少なくしたいと考えている方におすすめのタイヤとなっています。
エスティマの乗り心地の改善するタイヤ5
5つ目のおすすめタイヤは「GOOD YEAR EAGLE RV-F」です。
以前はEAGLE RV-S ECOシリーズとして販売が行われていたミニバン車専用タイヤですが2014年にモデルチェンジが行われ現在のタイヤ名に変更されました。
このタイヤThree Forceと言うスローガンが掲げられており、家族に優しい機能(Family)・もたつきの無い走り(Fast)・長寿命でより遠くへ走る事ができる性能(Far)と言う3つのFがテーマになっています。
Familyはふらつきを抑制した事による同乗者への負担軽減と乗り心地の改善、Fastは走り出しの快適性とコーナリング時のふくらみを抑える運転者への負担軽減、Farは長寿命でタイヤ交換の回数を減らしコストパフォーマンスを向上させたいと言う意味がそれぞれ込められています。
タイヤ自体はやや硬めのミディアムハードとなっているため、他のプレミアムタイヤなどと比べると少々静粛性は劣りますが、ミニバン専用設計と言う事で純正タイヤからの乗り心地改善は十分に図れるタイヤとなっています。
高価なプレミアムタイヤへの交換ではなく、手軽に乗り心地の改善を行いたいと考えている方におすすめのタイヤです。
エスティマの乗り心地の改善するタイヤまとめ
今回は、エスティマの乗り心地の改善が期待できるタイヤについておすすめのタイヤを調べて来ましたが、サスペンションの構造から乗り心地を改善したいと考えている方が多く、タイヤにこだわりを持つ方が多い事に驚きました。
エスティマの様なミニバン車は、特にタイヤ交換による乗り心地の改善効果が高いと言われており、高価なプレミアムタイヤの乗り心地を1度でも体験した方は、なかなかタイヤのグレードを落とす事ができない様でタイヤ選びに苦労している様です。
車の乗り心地は70%タイヤで決まるとも言われています。
高価なプレミアムタイヤでなくとも、純正サイズのミニバン専用タイヤに交換するだけで乗り心地は大きく改善されます。
純正タイヤサイズから変更などをしてしまうと、ミニバン専用タイヤを装着していても乗り心地が逆に悪くなってしまう場合もあるため、乗り心地を重視する場合には可能な限りタイヤサイズの変更は行わない事をおすすめします。