リーフ中古価格推移は、2017年9月にフルモデルチェンジを受けた2代目リーフの販売を受け、中古車市場に流通する在庫やその販売価格に変化が現れております。
初代リーフは2010年販売開始の初代モデル前期型、2013年販売開始の初代モデル中期型、そして2015年に販売が開始された後期型に分ける事が出来ますが、年式や走行性能等により中古車価格が変わります。
そこでこれらの視点からリーフの中古車市場での価格の推移を探って見ましょう。
リーフ中古価格推移と年式の関係性
リーフ中古価格推移と年式による中古車市場の価格推移を確認しておきましょう。
初代リーフは2010年に販売が開始されフル充電された場合の航続走行距離は200kmでした。
2012年に販売が開始された中期型はモーターやインバーターの見直しによって航続走行距離を228km迄延ばす事が出来ています。
更に2015年販売の後期型ではモーターの出力を30kwhに変更する事で航続走行距離を280kmにする事が出来ました。
中古車市場での価格は当然年式が新しく巡航走行距離が長い後期型が高い傾向に有りますが、現在の中古車市場価格としては、
発売年 | 走行距離 | 価格 |
---|---|---|
2010年 初期型 |
4万キロ程度 | 50万前後 |
2012年 中期型 |
70万前後 | |
2015年 後期型 |
3万キロ程度 | 150万以上 |
上記の価格帯で取引が行われております。
リーフ中古価格推移と人気の高い後期型
リーフ中古価格推移とその人気度合いを見てみましょう。
中古車でリーフを購入する場合、人気が高いのは当然2015年に販売が開始された後期型と呼ばれる車ですが、その人気の秘密は日産が改良を進めてきたバッテリーとモーター性能の向上に有ります。
特に電気自動車のリーフのネックになるバッテリーの性能向上は、満タン充電で走行できる距離(航続走行距離)に大きく影響する為、充電の心配を低減できる後期型の方が高い人気を誇る事がうなづけます。
又、中古のリーフの購入を検討されている方は次の様な視点でリーフを探して見るのも良いと考えます。
出来るだけ新しいリーフに乗りたい方は後期型のリーフを探しましょう。
価格の安さでリーフを探すので有れば後期型へのマイナーチェンジによって価格の下がった中期型をお薦めします。
とにかく安いリーフを探している方は初期型を探す様にしてみる事が大切です。
リーフ中古価格推移とグレード
リーフ中古価格推移とリーフのグレードを確認しておきましょう。
リーフには基本的にXグレードとGグレード、2012年のマイナーチェンジによって追加されたSグレード、更に2015年のマイナーチェンジによって従来の各グレードに「24kwh」や「30kwh」の仕様が追加されております。
現在の中古車市場で流通量が最も多いのはXグレードとなっており、次いで30kwhのバッテリーが搭載されたXグレード、そして上級車に当たるGグレードとなっております。
これらの中古市場に出回っているリーフは、その走行距離によって価格が異なって来ますが、初期型のXグレードで50万円前後、30kwhのXグレードでは150万円前後となっております。
又、Gグレードの場合には初期型から後期型ではその価格にバラつきが有り、50万円前後の車から走行距離が少ない車では200万円に迫る車も有ります。
リーフ中古価格推移のバッテリーの状態
リーフ中古価格推移と車の状態は、電気自動車で有るリーフを購入する際には是非とも確認しておく事が重要です。
特にキチンと確認する事が必要なのが電気自動車の心臓とも言えるバッテリーの状態です。
バッテリーは自動車部品の中でも消耗品分類されますが、リーフのバッテリーも前のオーナーの使い方次第ではその性能が大きく低下している事が考えられます。
その為、中古のリーフを購入する場合にはバッテリーの性能のチェックは大変重要です。
バッテリー性能の確認方法としては、購入前にフル充電して貰う事で確認する事が出来ます。
又、リーフを購入する場合にはリーフに掛けられている補償制度を利用しバッテリーやパワートレインを交換する事も出来ますので、気になる場合には販売店に相談する事をお薦めします。
リーフ中古価格推移と中古車市場の流通量
リーフ中古価格推移で関係して来るのが、中古車市場での流通量です。
リーフは国内でも初の電気自動車で有る事から、初期型よりも中期型や後期型の方が中古車市場での流通量が多いと言う特徴が有ります。
これは電気自動車ち言う新しい分野に投入されたリーフへの関心度合いが徐々に高まって行った事を示す物で、初期型や中期型に対して、後期型の流通量はおおよそ2倍になっている事でも理解できます。
しかし、リーフ全体で見た場合の中古車市場の流通量が減少傾向にある事から、その価格は徐々に値上がりする傾向が見られます。
今後は2017年にフルモデルチェンジを受けたリーフの販売量の増加を受け、初代のリーフの中古車市場価格の値下がりが進むと考えられます。
リーフ中古価格推移|まとめ
リーフ中古価格推移を調べてみると、中古車に見られる年式やグレードの違いによってその価格差を見る事が出来ますが、電気自動車のリーフでは後期型の方が様々な改良が加えられている事も有り高い人気を持っております。
但し、中古車としてリーフを購入する場合には、バッテリー性能の確認をキチンと行う事が非常に重要です。
リーフは2017年に新型車の販売が開始されましたので、今後市場での流通在庫が増え中古車市場価格も現在より下がる事が考えられます。
又、電気自動車と言う環境に優しい車がより私達の生活に近い存在になって行く事が期待されます。