オーリス120tの実燃費は一体どのくらいなのでしょうか。
トヨタのコンパクトカーのひとつであるオーリス120tはターボ付きガソリン車としては燃費が良いという評判です。
では、実際にオーリス120tの実燃費はどのくらいなのでしょうか。今回、徹底検証してみました。
オーリス120tの実燃費は?|オーリス120tとは
トヨタのコンパクトカーのひとつであるオーリスはスポーティなスタイルが人気の欧風の車です。
コンセプトはトヨタが生んだ欧州車で、ハイブリット車やターボ付きガソリン車、ガソリン車など様々なグレードがラインナップされています。
価格はハイブリット車がおよそ2,620,000円、ガソリン車は2,590,000~2,0850,000円ほどです。
120tは1.2Lターボ付きエンジンのガソリン車で、価格はおよそ2,590,000円とガソリン車のなかではハイグレードにあたります。
スタイリッシュな外観で、かつスポーティな走りを楽しみたいかたにおすすめの車です。
オーリス120tの実燃費とカタログ燃費
オーリス120tのカタログ燃費は19.4km/Lで、ハイブリットの30.4km/Lには及ばないものの他のガソリン車の14.2~18.2km/Lと比べるとかなり燃費は良いほうです。
気になる実燃費は120tではおよそ14.8km/Lで、他のガソリン車は11~13km/Lといったところです。
カタログ燃費に比べると実燃費は7割ほどになっており、さらに他の低燃費を売りにしているコンパクトカーに比べると今一つ物足りないといった印象です。
同クラスのマツダのフィットなどに比べると燃費が悪く維持費が多くかかってしまいます。
オーリス120tの実燃費とカタログ燃費が違うのはなぜか
カタログ燃費とは国が定めた試験法に基づいて測定された仮定上の値です。
しかし公道を走行するときは様々な条件や理由で燃費が悪くなります。
例えば渋滞に遭遇したり、坂道が多い道を走行したりすると余計にガソリンを使うことになり燃費は悪くなりますし、急発進や急加速など荒い運転も燃費が悪くなる原因です。
また、車はエンジンが温まって初めて本来の性能を活かせるので、冬場の運転や短距離をちょこちょこ乗っていると長距離運転時と比べて燃費が悪くなります。
このような理由で実燃費はカタログ燃費より悪くなってしまい、およそカタログ燃費の7割ほどです。
オーリス120tの実燃費を良くする技術
オーリス120tには1.2L直噴ターボエンジンが搭載されています。
バルブ開閉タイミングを最適に制御するシステムや、燃焼効率をアップさせる先進の燃料噴射システムを採用しており低燃費化につながっています。
CVTは直噴ターボ用に新たに開発され、ドライバーの要求する駆動力を最適に実現するエンジントルクと変速比を計算し自動で制御します。
トランスミッションも低燃費を実現するために最適制御され、スポーティな走りを追及するスポーツモードとステップ変速制御を担当しています。
このような技術を集めることでオーリス120tの低燃費が実現されています。
オーリス120tの実燃費を良くする方法
オーリス120tの実燃費を良くするために気を付けることが4つあります。
1.急発進・急加速を避ける
車は始動時が最もガソリンを消費するので、急発進や急加速をすると燃費が悪くなります。少し早めにブレーキを離し、クリープ現象を利用して発進すると良いでしょう。
2.エンジンブレーキを活用
エンジンブレーキがかかっている間は燃焼がストップするので、ブレーキをかけるときはできるだけ早めからエンジンブレーキをかけて減速するほうが良いでしょう。
3.メンテナンスを行う
タイヤの空気圧が減少していたり、エンジンオイルが汚れていたりすると燃費が悪くなります。
月に1度はガソリンスタンドなどで空気圧チェックをすると良いでしょう。
また、エンジンオイルも定期的に交換することをおすすめします。販売店によっては車検を受けると次回車検日までエンジンオイル無料といったものもあるので探してみてください。
オーリス120tの実燃費は良くない?
オーリスの実燃費についてまとめました。
オーリスのカタログ燃費は19.4km/Lですが実燃費は14.8km/Lとかなり少ない値となります。
また、この燃費は同グレードの低燃費を謳っている車と比べるとやや物足りない印象です。
そんなオーリスの燃費を少しでも良くするためには急発進や急加速をしないなど運転技術で気を付けたり、定期的にタイヤの空気圧をチェックしたりエンジンオイルを交換したりすると良いでしょう。