デリカD5の乗り心地が悪いと感じる方もいらっしゃる中で、ミニバンの中でもファミリーカーとして昔から根強い人気があります。
どのような視点で乗り心地が悪いと評価されているのか、いくつか挙げてみたいと思います。
デリカD5の乗り心地が悪いのか|シートアレンジ
ミニバンと言えばファミリーカーとして人気が高く、遠出した時でも車内でゆっくり過ごせるのがいいところです。
座席を床下に収納出来たり、シートを倒した時にフラット使用となる車も多く出ています。
デリカD5のシートはというと、全席広範囲にスライド出来る仕様になっており、大人数の乗車でも大量の荷物を載せる場合の空間づくりも簡単に行えます。
ただ、デリカのフラット使用時は乗り心地悪いです。というのも、背面シートを倒したときに座面と高低差が出来てしまい、完全なフラットにはならないためです。
フラット使用が出来るのは停車時ですので、走行中に乗り心地を悪く感じることはありませんが、総合的に他のミニバンの様にならないという点では乗り心地悪いと感じる方もいるでしょう。
デリカD5の乗り心地が悪いのか|エンジン音がうるさい
デリカD5のエンジン音は、SUVの車に似たような音がします。
オフロードに強く、スポーティな走りを可能としている馬力のあるエンジンですので、エンジン音が大きいのは仕方がないかもしれません。
最近ではエンジン音がほとんどしない電気自動車や、アイドリングストップ機能がついておりエンジン音もあまり気にならない車も沢山出ています。
そのような車から乗り換えるとなると、余計エンジン音がうるさく感じられ乗り心地悪いかもしれません。
デリカD5は静寂性を追求したつくりではないため仕方がないことなのですが、他のディーゼル車と比較するとデリカD5のエンジン音は静かな方です。
デリカD5の乗り心地が悪いのか|床が高い
デリカD5はオフロード走行に強く、スポーティなボディラインに仕上がっているため、床面・車高が高いという特徴があります。
一般的なミニバンは15.5cmほどですが、デリカD5は21cm程あります。
運転席や助手席は地面から直接座面に座るため、手すりを使って身体を持ち上げないといけないイメージです。
後部座席も乗り込む際は1段ステップがあるものの、手すりにつかまって乗らないと乗りにくいです。
乗る時もそうですが、やはり降りる時も高さがあるので不便です。
運転席と助手席から降りる際は、ちょっと体の小さい方は滑り落ちる、ちょっと飛び降りる感覚になると思います。重たい荷物を持ちながらはとても降りることは出来ません。
デリカD5の乗り心地が悪いのか|室内高が低い
デリカD5の乗り心地の悪さは、室内空間の狭さでも感じるかもしれません。
ステップワゴンなどのミニバンでは142.5cm程室内高があり、広々とした空間となっていますが、デリカD5の室内高は131cmしかなく、人によっては狭いと感じるかもしれません。
そのため大人が3列目シートまで移動しようとすると、一般的なミニバンより頭をかがめて移動しなくていけないので、わずかな距離とは言えお年寄りなどはつらそうです。
また、シート座面から天井までの高さは104.5cmとなっています。
座ってもわりと天井が近く感じるため圧迫感があり、乗り心地悪く思うかもしれません。
デリカD5の乗り心地が悪いのか|リフトアップ
デリカD5の走行中に感じる振動は、一般的なミニバンに比べると少ない方です。
オフロードでも快適に走行できるようクッション性があるのと、車高が高いため振動を強く感じることはあまりないように思います。
しかしデリカD5の所有者の中にはリフトアップしている方がチラホラみられます。
走行の振動が激しく、乗り心地が悪い車でよくみられるリフトアップですが、リフトアップすることで乗り心地が良くなることがあるそうです。
デリカD5ではどうでしょうか。
結論、リフトアップによる乗り心地改善効果は、さほどないようです。
逆にオフロードや高速道路での走行に支障が出る恐れや、コーナリングといった走行性に問題が出てしまうようですので、乗り心地悪いためにリフトアップしているのではなさそうです。
デリカD5は乗り心地が悪いのか|結論はどうなの?
このように、デリカD5の乗り心地が悪いと感じる点はいくつかあげられますが、これは他のミニバンと比較することで特別悪く感じる部分だと思います。
オフロード走行の良さを追求し、スポーティなファミリーカーとして作られているので、その点から考えれば、デリカD5は乗り心地の良い車と行っても過言ではないと思います。