デリカD5シャモニーをあなたはどう評価しますか?
結婚をして家族が増えると同時に考えるのが車の買い替えではないでしょか。
近年、空間が広くとれるようになった自動車も増えましたが、是非ミニバンやワンボックスカーに乗って家族旅行やアウトドアレジャーを楽しんでもらいたいです。
中でもちょっと他のミニバンとは違ったテイストを持つ、三菱自動車から発売されているデリカD5シャモニーについて、評価をまじえて紹介してみたいと思います。
デリカD5シャモニーの評価|ミニバンとしての特徴
ミニバンと言えば、トヨタのノアやヴォクシー、日産のセレナ、ホンダのステップワゴン、そして三菱のデリカといったところが、ファミリー層に人気があります。
中でもD5シャモニーはオフロードに強く、アウトドアやスポーツシーンに優れているという特徴があります。
ランドクルーザーやFJクルーザーといったアウトドア使用の車にも負けないボディと走りが魅力的となっています。
他のミニバンより劣る点と言えば、収納スペースの狭さです。
ほとんどのミニバンは3列目シートの収納が床下に可能ですが、デリカD5シャモニーの3列目シートは跳ね上げて横に寄せるタイプ。
そのため収納空間が狭くなるという欠点があります。
デリカD5シャモニーの評価|室内
室内は2列目3列目のヘッドを外して背もたれを倒せば、大人二人が横になっても窮屈な印象が無いほど広々としています。
遠方への旅行でも休憩が取れる・宿泊もできる程余裕があります。
ただ、背もたれを倒すと言ってもリクライニングか所の段差がなくなるわけではなく、フラットにはなりませんし、他のミニバンに比べると空間は狭く感じると思います。
フロントの仕様は、木目調パネルでハンドルも木目調&本革使用と、高級感あふれる内装となっています。
他の車種からの乗り換えの方は、空調や温度調節がダイヤルにとなっているため、チープな印象を受ける方が多いようですが、デリカのファンであれば"これぞデリカ"というパネルとなっています。
デリカD5シャモニーの評価|燃費
デリカD5シャモニーの燃費はそれほどいいわけではありません。
一応カタログではクリーンディーゼルエンジン・ガソリンエンジン共に13.6km/Lとなっていますが、実際走ってみると8~10km/Lといったところでしょうか。
もちろん走り方にもよって多少高くなることもありますが、近年低燃費のミニバンが増えている中で、燃費面はかなり劣っていると評価していいでしょう。
デリカD5シャモニーの4WDタイプには、駆動方式が走行中に変えられるダイヤルがついています。
燃費に優れた軽快な走行が出来る2WD、安定した走りが可能な4WD、悪路や高速道路、坂などで優れた走行が出来る4WDロックの3タイプに切り替えることが可能となっています。
少しでも燃費を良くしたい場合は、必要時以外は2WDへの切り替えを忘れないようにすると良いでしょう。
デリカD5シャモニーの評価|悪い評価はあるの?
デリカはミニバンの中でも内装は個性的で、他の広々としたミニバンをイメージしている人にとっては悪い点が目に留まるようです。
特によくあげられる評価には、車内空間が狭い、エンジン音が大きい、パネルがチープな作りといった部分が多いです。
正直なところ、指摘されている点はごもっともだと思います。
が、デリカD5はスポーツ仕様・オフロード走行仕様に作られているので仕方ない部分でもあります。
ただ1点気になるとすれば、ほとんど利用することの無い、ハンドル下に就いているパドルシフト。
これは高速像路での走行や坂道でのギアチェンジが手元で行えるものだそうです。
今までに一度も利用したことが無く、この機能には利便性は感じませんね。
デリカD5シャモニーの評価|2017年10月に特別使用車発売
2007年から販売されているデリカD5ですが、2017年で10年が経過し、デリカD5シャモニーの第9期目特別仕様車が発売されました。
10周年記念モデルということで、スライドドアの後方に雪山を登るデリカD5のメッキ調デカールが装備されています。
この部分に惹かれるデリカファンもいるようです。
シートはスエード調の人工皮革で撥水加工が施され、これまで同様スポーツ仕様となっており、ウィンタースポーツには相性抜群です。
2.2Lのクリーンディーゼルエンジン搭載で、燃費は13.0km/Lと7人乗り以上の国内ディーゼル車(ランクルやパジェロ・ハイエースetc.)の中で一番燃費がいい数値となっています。
また8人フル乗員している時の発進や、荷物やジェットスキーなどをけん引する時も、ストレスなく運転できる馬力を持っています。
価格帯は365万円から384万円といったところで多少高く感じる印象です。
デリカD5シャモニーの評価|総合的な評価
デリカD5シャモニーの評価は、他のどの車より"デリカD5が好き"という人にとっては走行性もデザイン性も高い評価を得ています。
10年もの間、ボディーラインをほとんど変えることなく販売され続けていることに、その人気さが伺えます。
一方でファミリーカーとしての広々空間をイメージしている人にとっては、あまり選ばれていない・評価があまり良くないと言えそうです。