ソリオ後席の乗り心地や改善点を確かめれば、今のソリオがどんな自動車なのかが見えてきます。
コンパクトワゴンであるソリオですが、それだけに後席に家族や友人を同乗させる方も多いでしょう。
そのため、運転席以上に後席は気にかけなければなりません。
ソリオ後席の乗り心地や改善点|シートはどう?
ソリオの改善点としてまず挙げられるのは、このシートです。
シートの作りはどちらかと言うと硬めに作られているので、もしも柔らかめなクッションを希望しているならあまり合わないかもしれません。
また、革製ではなく布製であるため、実用性はあるものの高級感はありません。
あまりソリオに高級感を求めていないかもしれませんが、頭に入れておきましょう。
ただし、これらは個人の対応である程度改善することもできます。
例えば、別売りされているシートを購入し後席に被せるなど、その時その時で対応していきましょう。
意外と簡単に改善できるかもしれません。
ソリオ後席の乗り心地や改善点|足元の空間は広い?
足元の空間に関しては、ソリオが他のコンパクトワゴンと比較しても優れているポイントの1つです。
小さい子供ならまだしも、成人男性がゆったりと乗れるようでなければ本当に良い乗り心地とはいえません。
その点ソリオは、試乗してみればよく分かるように非常に広い空間を足元に設計してあるので、どんな方でも安心してくつろげる空間を実現しているのです。
少なくとも、窮屈そうに足元を縮めて座る必要はありません。
成人男性が座ってこのレベルなので、一般的な女性や子供はなおさら窮屈さを感じることはありません。
コンパクトとはいえ、力を入れられていることがよくわかります。
ソリオ後席の乗り心地や改善点|運転時の突き上げ感
正直な所突き上げ感に関しては、ソリオが改善しなくてはならないポイントでしょう。
運転席に座っていても分かりやすい突き上げ感は、後席になるとなおのこと感じるようになります。
少し悪路に入るとガタガタと振動が直に伝わってくるかのような錯覚を覚えるので、乗り物酔いしやすい方には少々厳しいかもしれません。
また、シートの硬さも影響しており、純粋な乗り心地でいえばそこまで優れているとはいえません。
ドライバーはまだマシな状況かと思いますが、できれば誰かに運転してもらって、実際に後部座席の乗り心地や突き上げ感を体験してみましょう。
ソリオ後席の乗り心地や改善点|居住空間の広さは?
ソリオはフルフラットに対応している乗用車です。
そのため、後席の後ろのスペースはかなり広く設計されており、荷物置き場としても大いに活躍してくれるでしょう。
また、それ以外にもリクライニングすることでかなりの角度まで座席を倒すことができ、かなり快適な空間となっています。
もしもシートが硬くてリクライニングを十分に楽しめない、と思うのなら、先程例を挙げたように別のシートを購入して被せてもよいでしょう。
せっかくここまでのスペースが取られているので、利用しない手はありません。
ソリオの中でも改善する必要がないポイントです。
ソリオ後席の乗り心地や改善点|ヘッドレスト
意外と不便を感じやすいのが、ソリオの後席は二人分のヘッドレストしか用意されていないことです。
この自動車の目的を考えると、少しでも後席を乗りやすくした方がお得ですが、残念ながら後席のヘッドレストはセンター部分に設置されていません。
そのため、基本的に後席は二人乗りがベストとなるのでしょう。コンパクトワゴンとはいえスペースはかなりの広さなので、その広さを活かしきれていない印象を受けます。
これはソリオの改善点ですし、家族構成が5人以上であるなら不便な思いをするかもしれません。
反対に、四人なら問題ない、ということです。
ソリオ後席の乗り心地や改善点|その魅力と改善点
スペースに関しては、ソリオはかなりの広さを誇る1台です。
しかし、足元の空間やリクライニングなど魅力はたっぷりとありますが、その魅力を半減させてしまう突き上げ感なども無視できません。
後席に普段何人乗せる予定なのか、突き上げ感を実際に体験してみてどう感じたのかなど、試乗して自分なりの感想を持ちたい所です。