パッソにかかる税金は5月にいくらの請求が来るのでしょうか? 自動車を保持するにあたり維持費は重要な要素です。
とりわけ5月に請求がくる自動車税は金額も大きくいくら払わなければいけないのか気になるところでしょう。
今回、パッソのオーナーが5月に支払う税金の額をまとめました。
パッソへの税金の5月の優遇措置
平成29年度の税制改正により、重量税が減税される従来のエコカー減税に加えてグリーン化特例というものが適用されるようになりました。
このグリーン化特例とは排出ガス性能や燃費性能が優れた自動車に対してはその性能に応じて自動車税を軽減し、反対に一定年数を経過した性能が悪くなった自動車に対しては重課するといった制度です。
電気自動車やプラグインハイブリット車などのガソリンを使わない次世代自動車に対しては75%の減税となります。
年度規制により減税率が変わる
ガソリン車でも排ガス性能が平成17年度規制の75%低減又は平成30年度規制の50%低減であり、燃費性能が平成32年度燃費基準の+30%を達成した車では75%の減税、+10%を達成した車では50%の減税となります。
パッソもこのグリーン化特例の対象車であり5月の自動車税が優遇されます。
パッソへの税金の5月、2WDの場合
パッソはコンパクトカーに位置づけされその排気量は1000ccです。
通常の1000ccの排気量の自動車にかかる自動車税は29,500円です。
しかしパッソ2WDの公称燃費は28.0km/Lと平成32年度燃費基準の+10%を達成しているためグリーン化特例の対象車となり自動車税が50%減税されます。
パッソ2WDはグリーン化特例対象
グリーン化特例適用後の自動車税は29,500円の半額の15,000円となり、こちらが5月に支払うべき金額です。
パッソには様々なグレードがありますが、2WDに関しては全てグリーン化特例の対象であり自動車税額は同じです。
パッソへの税金の5月、4WDの場合
パッソでは2WDの他に4WDもラインナップされており同じく排気量は1000ccです。
4WDは4つのタイヤ全てをエンジンで駆動させて走るのでパワフルな走りを楽しめますがその分燃費が悪くなりがちです。
パッソでも4WDでは公称燃費が24.4km/Lとなり2WDの28.0km/Lより悪くなっています。
パッソ4WDはグリーン化特例対象外
燃費が悪くなったことによりグリーン化特例の適用に必要な燃費基準に到達せず、優遇措置を受けれなくなっています。
よってパッソ4WDで5月に支払わなければいけない自動車税は29,500円で、どのグレードでも同様です。
パッソへの税金の5月、2WDと4WDでこんなに差がある
前述した通りパッソでは2WDと4WDでは5月に支払請求がくる自動車税に関して金額の差が生じてきます。
これは2WDの28.0km/Lと4WDの24.4km/Lの燃費差が影響しており、より燃費が良い2WDではグリーン化特例が適用でき50%の税金優遇措置を受けることができます。
この差は大きい
2WDでは50%減税の15,000円なのに対し、4WDではそのままの29,500円と14,500円もの差が生じます。
たった3.6km/L燃費が違うだけでグリーン化特例の税金優遇措置の対象外となり値段が倍近くも変わってきてしまいます。
パッソへの税金の5月を安くするには
パッソを選ぶ上で5月の自動車税を安くしたい場合、よほどの理由がない限り4WDよりも2WDを選んだほうが良いでしょう。
1年間で14,500円もの維持費の差が出てしまいます。
これが数年続くのでなおさら税金が安い2WD車を選んだほうが良いでしょう。
また、自動車税だけを考えるのであれば新車を購入したほうが燃費が良いのでグリーン化特例の対象車となり、確実に5月の税金が優遇されます。
中古車を買う場合も注意
中古車を選ぶ場合には年式によっては燃費がグリーン化特例の要素である平成32年度燃費基準+10%を達成できなくなり、自動車税の優遇措置を受けられなくなる可能性があるのでご注意ください。
パッソへの税金の5月はかなり差がある
パッソではグリーン化特例が適用されるかどうかで5月の自動車税の金額が異なってきます。
自身の持つ車が2WDか4WDか、また年式が新しいか古いかで自動車税の支払いが倍近くになることがあります。
自動車を持つうえで維持費は非常に重要な要素になってくるので、自動車を購入する際は5月の税金のことも念頭に置いて考えてみてはいかがでしょう。